門司港を代表する老舗甘味処◆梅月 : 梅月

福岡県北九州市門司区栄町1-10、梅月(ばいげつ)。
子供から大人まで幅広い人気を誇る門司港の代表的な老舗甘味処。
昭和23年開業。焼きそば・うどんも人気。
JR門司港駅徒歩4分。
27席(カウンター席・テーブル席)。個室なし。駐車場なし。
モダン焼き、焼きそば、焼きうどんはテイクアウト可。
営業時間11:45～19:00(土日祝11:45～18:00)。定休、日曜。

栄町銀天街の脇道に入り、氷の暖簾に営業を確認。
台風が近づくお盆の門司港、雨が降り始めておりました。
ソースものが食べたくなって訪れた梅月。
店内に入ると左手にカウンター席、その内側に店主。
右手にテーブル席が奥まで。
久しぶりに、梅月のオム焼きそばを食べたいと思ってたのですが…
「今日、麺は終わったんよー」
と店主。まだ空の青かった昼にかなりの量が出たようで。
家族は初めての梅月、気分がソースになっていて楽しみにしてましたが、そこは切り替えて。
梅月自慢の美味しい冷たいスイーツを頂くことに。

◆梅月スペシャル 600円(税込)
カキ氷の全部入りがスペシャル。宇治金時クリームに練乳が掛かってます。
昔ながらの美味しいカキ氷では最高峰の拘りではないかと思う宇治金時。
注文を受けてから抹茶を準備し点て始めるほどの拘りよう。
アイスと小豆がたっぷり。
その上に業務用の昔ながらのカキ氷機でふわふわの氷。
濃い抹茶に練乳。
いやー美味しいですねぇ。口の中でスッと消える新雪のような氷。
餡子とアイスの甘味と抹茶の苦みが丁度いい。

◆ソフトクリーム 200円(税込)
金口が丸くて可愛らしいビジュアルのソフト。
以前、機械交換の時期が来てしまったらもう出来ないかもと言われてましたが、まだ健在。
あの話以降、丸い金口を使うソフトは増えましたが進化系のもので、昭和レトロなのはここだけですね。
変わらない、というのも究極の拘りです。
甘さ控えめ、滑らかに口の中で溶けゆくソフト。角が無い柔らかさ。
良心的価格も嬉しいですね。

麺も終了、台風も来ているとあって本日早めの仕舞いのようです。
盆ですしね。個人店はお休みが多い中、有難いことでした。
ニュースで注意が再三されてます。
話題は昨年の門司港の土砂災害。
最近の天災は予測出来なくて怖いですもんね…
そんな話をしながら店を後に。

既製品を使わない昔ながらの味で供される食事、香ばしく焼いた餅と大粒小豆のぜんざい。
夏場は、こだわりの氷と手づくりの蜜を使うカキ氷。
地元に愛され長く続くには理由があります。
昭和な店舗も本物のレトロ感。
観光地にありて変わらぬ門司港を代表する甘味処。
おすすめです(^^♪

北九州市門司区栄町、梅月。
JR門司港駅より徒歩4分ほどの門司港レトロ地区より、商店街側の老舗甘味店。
日本でここだけ！と言われる自慢のソフトクリームが現在いただける。
他に、既製品を使わない昔ながらの味で供されるモダン焼や焼きそば、香ばしく焼いた餅と大粒小豆のぜんざいなど。
夏場は、こだわりの氷と手づくりの蜜を使う、カキ氷も人気。
観光地に影響されず変わらぬ雰囲気を貫く、昭和23年創業の門司港を代表する甘味処。

この日、門司港にてポルトーネでランチ。
「れとろこまちの」デザートセット＆サービスのドリンクをれとろこまちカフェでいただいておりました。
さて次は？
友人レビュアーさんのチェック店へ行くことに。
場所は記憶に残ってました。通りは静か。
GW期間中で、商店街と続くお店前のこの路地には鯉のぼり。風に棚引いてます。
古(イニシエ)の甘味店、梅月。
昔、店頭で焼いていた小判焼きを買って食べた気がする…　どのくらい昔かも覚えず。
中に入ると昭和の香りがする内装。
開業後から同じ雰囲気のまま地域に愛されてきた感じが見て取れます。

甘味のつもりで入りましたが、メニューを見てると焼きそばに気持ちが行っちゃって。
しかも玉子で巻いたオム焼きそばがあります。誘惑を断ち切れません。
友人レビュアーさんは、ぜんざい。私は気持ちの向くまま、オム。

・オム焼きそば 430円

ソースの良い香り。
使われているソースは、10種以上の素材をブレンドした自家製らしいですよ。
ソースを塗られた玉子焼きの中に隠れた焼きそば。麗しいビジュアルです。
相方さんにも味を見て貰いました。
どこか懐かしく、濃度は中くらいのソースが良い味です。
お腹が一杯でも、美味しく食べられます。
キャベツやモヤシ、豚コマなどと麺のバランスも良い。
余分なものが入ってなくて、シンプル。これは飽きずに食べ続けられますね。

ご主人と少し話してますと、ここでしか食べられないソフトクリームが、あと2年くらいで出来なくなるかも。
と、言われるではないですか。
「ここでしか」と言うのは、ソフトクリームのビジュアル。
この愛らしいビジュアルを作るのは金口です。
今、ソフトクリームの機械で使う金口は、ほとんどの絞り口が星型。
マヨネーズの絞り口みたいな☆型です。
ここの特注金口は、絞り口が円なんです。搾られたソフトクリームには角がなく、まんまる。
次の機械交換の時期がきてしまったら、この金口を使える可能性は、ほぼ無くなるのだとか。
と言うわけで、日本でここだけ！の、ご主人の拘りのビジュアルのソフトクリームは、今だけ！
となってしまいそうなのです。
聞いてしまったからには食べないとレビュアーではありません。

・ソフトクリーム 200円

コーンが流行りのものでなく、昔ながらのものであることが嬉しいではないですか。
甘さ控えめ、滑らかに口の中で溶けゆくソフト。
本当に角が無い柔らかさを感じます。
この価格も嬉しいですね。
機械が変わっても残って欲しい、ご主人拘りのビジュアルソフト。
しかと堪能しました。

目の前で、友人レビュアーさんが食べている、ぜんざいも美味しそう。
こんがりキツネ色のお餅はは、オーダーが入って焼かれます。
大粒の大納言小豆がたっぷり。価格も良心的な480円。

戦後数年での創業、60年を超える老舗ですが、流されるような惰性がない。
一つ一つこだわりを持っておられるのに好感を持ちます。
観光用に作られていない、本当の門司港レトロ店。
子供も常連の、ずっと変わらないでほしい門司港の老舗店です。
ご主人頑張ってね！ご馳走様でした。