田中華麺飯店 : 田中華麺飯店

マイレビさんのレビューでその存在を初めて知ったのだけど、えっ？あの辺りにお店って有ったっけ？と思った場所。(^^;
10/1オープンという事だが、その後この前は何度も通っているのに全然気付かなかった。(^^;

外観は、形の違う３つの箱がランダムにくっ付いた様な変わった形。
ストリートビューで見たら、テナント募集中となっていたので、居抜きで入られた模様。
看板や幟、テントも無く、入り口横に店名が書かれているだけで、側まで来ないと、車で通り過ぎるだけではお店とは気付きにくい。

なので、お昼前でもお客さんは少ないだろうと思っていたが、店内に何人かのお客さんの姿が見えて、えっ？と思ってしまった。(^^;
中に入ると、店主らしき男性が見えたので、良いですか？と聞くと、あ、どうぞお好きなお席へ、と。

入って左奥が厨房で、その前にカウンター。
厨房に向かって左に4人掛けのテーブル、右に2人掛けのテープルが５つ。
先客は4人。
30〜40代ぐらいの男性の店主で、1人での営業の様。

2人掛けのテープルに着席。
先客さんは常連さん風で、2人のマダムは一杯やりながら料理をつまみ、色々と話しが尽きない様子。
卓上にはメニューが見当たらないので、はて？どうやって注文を、と思っていたら、手書きのランチメニューを持ってこられた。
セットメニューで、昼はこのメニューのみらしいが、時間が無い人には中華そばの単品もあるらしい。
サラダと前菜、中華そばのセットで、中華そばはいくつかの種類から選べる様。
う〜ん、担々麺か酸辣湯麺かと思ってやってきたのだが・・。
未練がましく、先程気づいた厨房前の大きなメニューを見ていたら、あっ！これは夜のメニューです、と。(^^;
仕方がないので、どうせならと、醤油の中華そばのランチセット1080円(込)をお願いした。

表の案内とランチメニューには、店主の似顔絵が描かれていたが、結構に似ている。(^^
多分自分で描かれた物と思えるけど、上手いもんだ。(^^

店内は外観通り、こじんまりとしていて、1人での営業ならちょうどいいくらいの広さかな。
2分ほどでまずサラダが届く。
メニューにはちょこっとサラダと書かれていたので、取り敢えず的な物を予想していたのだが、割りと量が有って種類も多い。
かぼちゃ、サツマイモ、紫芋、レンコン、里芋、キャベツ、水菜、ブロッコリー、人参、レタス、あと後不明な物が2種類。
これにカリッとした何かを揚げたものが振られていた。
全体に、素材自体の味が良く、変な味付けのない自然な物。
ドレッシングはやや酢が強かったかな。
喉の奥に散ったドレッシングで少しむせた。(^^;
サラダを食べ終わって3〜4分で前菜が到着。
こちらも小鉢程度の物を予想してたが、少量ながらも6品が並ぶ。
説明をされたが覚えきれなかった。(^^;
芝海老の何か、蒸し鶏の何か、砂肝の何か、しめじとニンニクの芽の何か、レバーの何かと大根の何か。(^^;;
普段、中華とかは殆ど食べに行かない(麺は別)ので良くは解らないけど、いずれも美味いと思った。
これで一杯やりたいぐらい。(^^
それから7〜8分で中華そばの到着。
どんぶりは、ゆるく口の開いた物で、うどんどんぶりより少し大きいぐらい。
具は、ネギ(青、白、揚げ)とササミの刺し？綺麗なピンク色をした物で、外側が少し熱が入って白くなった物。
後、全体にブラックペッパーが振られている。
スープは、やや濃いめな茶色で、スープの中間ぐらいまで透けて見える。
一口啜って見ると、角を削り落とした滑らかな醤油の風味と、色々混じって１つの味になった様な出汁が綺麗に溶け合って、軽やかなのに少し深みも感じる味。
冬場の、澄んで透明度の高い海の様に、浅瀬かと思ったら意外と深くて驚く様な味。
化調を使われていたとしても、極僅かじゃないかなぁ。
麺は、細〜中麺の少し縮れた物。
口当たりは、つっぐらいで、柔めな圧が中心に向かって少し上がりながら続く。
噛むと、クムっとした歯切れ。
縮れた麺の食感が心地よい。
スープも丁度良い量を運んでくる。
ササミの刺し？は柔らかな優しい歯ごたえ。
味はあまり感じなかったが、少し熱を加えて歯ごたえを出そうとスープに浸けてみたら、スープ自体が少しぬるめだったのであまり変わらなかった。(^^;
でも、このスープなら、熱々は似合わないと思う。
これぐらいの方が、味のニュアンスが伝わり易い気がする。
ネギは香味が良く、刺激は少なめでスープに良く馴染んでいた。

中華そば単品だと810円(込)なので、ちょっと高めに感じるが、セットで1080円(込)なら、満足度は高い。
評価はセットの分で。

帰り際に店名の事を聞いてみたら、苗字の田中と中華を合成して、田中華の三文字でタナカと読み、タナカメンハンテン、と読むそうです。(^^
「元気の出る中華」と書かれていたが、確かに少し元気が出た気がした。(^^

壁のメニューは夜用と言われていたが、先のマダム達は普通に注文していた様子なので、いまいちシステムが良く解らない。
今度は夜やって来て、その辺りを確認して見よう。
出来れば一杯やりたいなぁ。(^^;
あっ、麺も食べなきゃ。(^^

夜は、出来れば予約して来て頂いた方が確実です、との事でした。