北九州・戸畑の角打ち◆はらぐち酒店 : はらぐち酒店

北九州市戸畑区中本町4、はらぐち酒店。
「農」から考える酒屋。銘酒と焼酎とワインセラーのある店。
角打ちあり、イベントあり。
JR戸畑駅のイオン側、浅生通りの目立つ路面店。
酒店営業時間9:30～19:30、祝日10:00～18:00。定休、日曜。
角打ちの営業日・火曜～金曜(臨時休業あり)、営業時間17:00～19:00。

北九州は角打ち出来る酒屋の数が多く、今も百数十軒を数えます。
店の片隅で酒販価格でお酒を楽しめ、つまみも販売されている乾きもの程度が多いとされてました。
ですが、中には飲食店の免許を得られる店も増えてきて、特にこちらは充実。
そして、高級日本酒が「かくうちメニュー」に並ぶとあって大人気。
短い営業時間はいつも満員電車のようです。
直近は日本酒大好きな女子レビュアーさんや、お休みでタイミングの合ったＭisono Cafeの御園さんとも、こちらでカクウチ。
お酒はやっぱり安い！
この価格でこれが飲めるの?とテンションが上がります。
メニュー価格は一合。
ハーフ(半合)でも出してくださいます。
ショーケースの小皿やメニューを見て、あれもこれもと欲張っちゃう。
女将に「今日は、ローストビーフがありますよ」
そう言われて、間髪入れず注文。

隣の人と肩触れ合うほどの空間で自分の空間を確保し、楽しむおつまみとお酒。
ローストビーフは別ですが、玉子焼や筑前煮やエビチリなどは温め直してくれます。
30分ほどで切り上げますが、至福感高し(^^
角打ちを切り上げて、酒販店のほうへ。
好きなお酒が並ぶ店内で選ぶのも楽しい。
日本酒だけでなく、こ日はワインセラーからも1本。
ビンテージ1989年のマルゴー入手。
何処かのレストランに持ち込ませて貰おうと思います(^^

北九州市戸畑区中本町4、はらぐち酒店。
「農」から考える酒屋。銘酒と焼酎とワインセラーのある店。
イベントあり、角打ちあり。
JR戸畑駅のイオン側、浅生通りの目立つ路面店。
酒店営業時間9:30～19:30、祝日10:00～18:00。定休、日曜。
角打ちの営業日、火曜～金曜。営業時間17:00～19:00。

先代の女将さんが角打ちのカウンターに立たれなくなって久しい。
今は短い時間ながら、店主の奥様が酒屋もされつつ、角打ちも切り盛りされてます。
常連客に愛される角打ちスペースはいつも一杯。12人も入れば満員電車のよう。
短時間に入り込める隙間があるかどうかの勝負です。
とある日の18:40。
閉店20分前、お客さんが二人だけの時に店前を通り、チャンス！とばかり入店。
写真のものをいただきました。

角打ちとはいえ飲食店の免許を持つこちらでは、珍しく家庭的な小料理があるので、ついつい食べてしまう。
銘酒が角打ちでいただけるのも、はらぐちさんならでは。ついつい飲んでしまう。
今日はカレールーなんてメニューにあったので、つい頼んじゃいました。
カレーじゃないんです。
カレールー。
これをアテに飲む日があってもいいな、なんて。
入手の難しい地酒に、ビール、焼酎、ワイン、ウイスキー。
女優・作家の中江有里さんのような雰囲気の店主夫人との話を楽しみながら、杯数が増えていきます。
さすがにお忙しく、お手伝いの女性が一人(写真の後姿はその方)。
19:00ラストオーダー。
高級角打ちというのは変な表現ですが、そう言いたくなる店です。
短い時間に結構飲み食いしてしまいました。
ご馳走さま。

この後も、気になっていた近くの立飲みへと移動です。

別の日ですが、酒店のほうで鍋島ブラックを発見。
↓こんなイベントを組まれていらっしゃったのですが、参加出来ない日時だったので…
http://haraguchisaketen.cocolog-nifty.com/sake/2017/04/black-label-5d4.html
飲んだことが無かったので、勢いで買っちゃいました。
【鍋島 Black Label】
原料米、精米歩合、特定名称表記、あえて全非公開。
ブラインドで試されているような気持ちになります。
上品な酸と洗練された米の旨味。鍋島最高峰、究極の食中酒。

北九州市戸畑区中本町4、はらぐち酒店。
「農」から考える酒屋。銘酒と焼酎とワインセラーのある店。
イベントあり、角打ちあり。
JR戸畑駅のイオン側、浅生通りの目立つ路面店。
酒店営業時間9:30～19:30、祝日10:00～18:00。定休、日曜。
角打ち営業時間15:00～19:00。定休、日曜・祝日・月曜日。

家飲み用の日本酒を購入しに行っている酒店の1つです。
良いお酒が入ってくるんです。
二代目の店主曰く、
「いい酒を飲むということは、それを育むいい環境を守るということでもあると思います」
酒屋さんもそう思われるのでしょうが、消費者としても出来ることはそういうことですよね。
そしてこちらのお店、先代の奥さん即ち店主のお母さんが「かくうち」をされています。

角打ちとは酒屋でお酒を飲むスタイルのことで、立ち飲み屋とは似て非なるもの。
湾岸工業地帯の交代勤務がある地域で出来たスタイルで、北九州のほかに、横浜、川崎、神戸でも。
酒屋なので、飲み屋のようなサービスもありませんし、期待してはいけません。
アテはスナック菓子や缶詰、簡単なものが多く、立ち飲みであり、安価で飲めるのが魅力。

なんですが、美味しいアテがあるお店と遭遇出来ると楽しみ倍増。
こちらは、角うち歴は十数年の酒店ですが、飲食店の免許を得ておられます。
遭遇してしまった…のお店です。

店舗とは別の、見落としてしまいそうなドアの奥が「かくうち」スペース。
12人くらいは入れるでしょうか？
コの字カウンターの中に客が納まる空間です。

壁中に貼られている値札。お酒もアテも明朗会計。
人気の高級酒が一杯から安く飲めるのが嬉しい。
ショーケースに入っているアテは一皿300円のものが多いです。
閉店間近に入ってしまい、サッと飲んで出るつもりが、女将さんに温かく迎えられて結構な量をいただきました。
女将さん最近体を壊されて、息子さん夫婦が心配され営業時間も短くされてるらしい。
常連さんからも「ここが無くなったら何処に行けばいいと？」と大事にされている女将さんです。

好きな日本酒が並んでる。
家庭的なアテに誘われる。
スイッチが入りますネ。
日本酒と手作りのアテからいただきます。

◆鍋島(佐賀)中汲み無濾過生 400円
純米吟醸オレンジ ラベル！家でもいただく銘柄。
華やかな香りと、強い酸味の中の甘み。
まろやかで味わい深く、かなり秀逸！

◆雪漫々(山形)大吟醸 900円
お店のメニューで一番高いのをいただきます。
吟醸酒の先駆け出羽桜酒造の代表作の一つ雪漫々。
通常でも貴重なお酒ですが、味わう機会が少ない出来たて生。
フルーティで甘い香り！贅沢な味です。

◆おでん、大根100円・丸天150円・牛すじ200円
「ウチのおでんは、出汁も飲めるように作ってあるけんね」
確かに。
どれも悪くないですが、丸天が秀逸。
高い練り物をわざわざ若松区の専門店に購入に行かれているようです。
お店の予測がつきます。そこのなら美味しいでしょう！

◆鰯フライ 300円
野菜が付いてて嬉しい二尾。
熱くはなかったですが、手作り感があって美味しい。

◆マカロニサラダ 300円
これも手作り感があって好きですね。
ちょっとだけ醤油を垂らしたくなる私です。

◆刺身盛合わせ 800円
流石に生ものなので、近くの鮮魚店からと言われてました。
天然鯛ですが、これは秀逸。
この日の昼間に某所で食べた定食の刺身の倍美味しい。

◆八海山(新潟)清酒 300円
南魚沼の豊かな自然の中で造り出されるスッキリとした辛口のお酒。
普通酒なのに吟醸酒と名乗れるほどの精米歩合ですよね～
すっきりキレの良い淡麗辛口。

◆グラスワイン(赤) 300円
ワイングラスで出ます。
ＢＯＸワインの中ではかなり高レベルのスタンレー・カベルネ・シラーズ。　
人気品種カベルネ・ソーヴィニヨンと豊かなコクのシラーズをブレンドした、人気オーストラリアＢＯＸワインです。
プラムやチェリー、豊かな果実味に奥行きのある味わい。
余韻あり、しっかりとしたタンニン。

◆にらまんじゅう 300円
温められて出ます。
酢醤油がかかってます。
ん～お腹いっぱい。

味見でも南蛮やお漬物いただいたりして。
お客さんも引けてしまっていたので、お話も沢山。ファンが多いのも納得です。
女将さんの原口佳子さん。
お客さんが良い人ばかりで楽しくやってるとおっしゃってました。
無理をなさらずに、長くお店を開けていただきたいです。

この後は、日本酒大人買い。お酒への愛を感じる品揃え。
翌日は、店主主催のイベントへと参加です！
次にレビューします。