バリスタ＆バーテンダー 二刀流オーナーはファイナリスト◆COFFEE BAR J : COFFEE BAR J

福岡県北九州市小倉北区魚町4-4-9 2F、COFFEE BAR J。
北九州カクテルコンペティションにて、三年連続優勝を果たした石井純平さんの店。
バリスタとバーテンダーの二刀流で、他にないコーヒーカクテルがいただける。
2018年1月、カフェカリアーリの後にオープン。
2018年9月、同じ小倉に気軽に利用出来るコーヒー店、I'm COFFEE STANDをオープン。
モノレール旦過駅そば。満天の2階。
12席。個室なし。予約可。喫煙可。カード不可。駐車場なし。
営業時間19:00～27:00。不定休(主に月曜休)。

欧州スペシャリティコーヒー協会が立ち上げたWCIGSCという、オリジナルコーヒーカクテルの大会。
2013年初めての日本大会が行われました。
今年の日本大会のファイナリスト6名に入った石井純平さん。
コーヒーカクテルの最高峰を決める日本大会のファイナリストのコーヒーカクテル。
小倉でそれが飲めるとは。
この日、それを知らずに利用した同行者と「ここ、良い！」と頷きあいました。

小倉の店を気分で数軒、バーへ行きましょうと下の満天からの流れで。
表のブルーのドアには、143の数字。窓から店名のCOFFEE BAR Jが見えます。
階段を上がり、ドアを開けると細長く奥へと広がる空間。
カウンター席とテーブル席が少し。心地良いBGMの大人の空間。
以前、カフェカリアーリだった時にもバー利用しましたが、店主も店名も変わってました。
店の名前「J」は純平さんのJですね。シュッとしたイケメン、三十代前半の店主です。
バリスタであり、バーテンダーとしても活躍する二刀流。
大学卒業後、北九州の老舗バーに就職、バーテンダーとして修行しながらコーヒーについても学ばれて。
北九州のカクテルコンベティションでは堂々の三連覇。2018年に独立。

チャームはアラレやドライフルーツを一皿づつ。
壁の黒板に書かれているフルーツカクテルのフレッシュフルーツに心奪われ。
フルーツカクテル 1000円～
ザクロがあると書かれているので、ジャックローズを。
コースターは和柄の折りたたんだ布。
冷えたグラスの形も、お洒落でいい具合。あ、美味し〜い！
スイッチが入ってしまいました。今宵は糖質を気にするまい。

マスターおすすめのコーヒーカクテルから。
コールドブリューマティーニと迷って、エスプレッソマティーニ。
ドライオレンジが添えられたショートカクテル。
これもまた美味しい！　(←ファイナリストのコーヒーカクテルとまだ知らない)
今までの概念にはなかった、本格的な珈琲の香り苦みのカクテル。
喉や肺から脳に伝わる快楽(…変な表現ですが、そうなんです)。
うん。エンジン加速。

メニューにあるレトロプリン 600円を。
この昔ながらのプディングが大好きなんです。
自重を解き頂く口福。本物のカラメルの甘苦さ。
しかも生クリームの上に粒いちご！嗚呼、幸せ♡

フレッシュフルーツメニューに気持ちが行ってます。
バナナのカクテルを。
ワイングラスにとろりと流し込まれた液体。コーヒーとカシスとラムの味付け。
甘くてアルコールを感じないのですが、確実に蓄積中。
梨のカクテルを。
カルダモンのビターズで仕上げ。香りよく飾りもよし。シャリシャリと梨をいただく。
みかんカクテルを。
福岡県産の山川みかん利用でした。安全濃厚な蜜柑です。
コアントローベースで、ハーブなどを入れたオリジナルビターズで仕上げ。

コーヒーカクテル1杯、フルーツカクテル4杯をいただいて、すっかり上機嫌。
甘さのリセットで山崎のロックを。
そして〆はやはり、バリスタのコーヒーでしょう。
コロンビア ゲイシャ 1000円。
ペーパードリップで時間をかけてゆっくりと。
ゲイシャ特有のフローラルな香り。すっきりとした酸味とコク。独特な甘さ…

コーヒーバーとコーヒースタンドの2店舗を営む、石井純平さん。
セミナーを行ったり、北九州のコーヒー文化を広める活動をするなど精力的な正統派。
コーヒーカクテルを武器に、福岡のコーヒーシーンに新しい風を吹かせています。
ファイナリストの味、満喫。

お酒の強い方との夜は、ついつい杯数が重なります。
良い夜でした！

北九州市小倉北区魚町4-4、Cafe CAGLIARI(カフェ カリアーリ)。
紺屋町バス停前、旦過屋台 寿し満天の2F。
2012年10月オープン。伊・モデナで創業したコーヒーブランドCAGLIARIの世界初カフェ。
深夜まで営業するカフェバーでもあります。12席。
営業時間12:00～27:00。不定休。

1909年にイタリア・モデナで創業したカフェカリアーリ社。
創業者のアムブロジオ・カリアーリが生み出したブレンドは、独自の味と香りで、美食家だけなくコーヒーが苦手な人も虜にしカリアーリの魔法と言われるとか。
創業以来、世界中から愛飲されてるカリアーリ。
日本では輸入代理店による豆の販売やインショップでの試飲などに限定されてきたそうです。
オーナーの藪内孝彦さんが豆の味に惚れ込み、姿勢などに共感し、カフェ営業は認められていなかったのを交渉を重ね、世界で初めて店舗営業が許された。
そのお店がこちらCafe CAGLIARI。
オープンされることを知ったのは、系列店の藪 bar yabでした。
カクテルを楽しんでいたら、こちらのコーヒーを使ったデザートがあり、それが美味しくて。
その後、こちらのお店へコーヒーを飲みにも来ましたが、1階の満天と同じく利用だけでレビューしておらず、同日利用の連続レビューをすることにしました。
満天を出て、隣の2階へ。
時刻はバータイム。
階段には商い中の札。
上った先は店内の見えないドアなので、この札で安心できます。
中は狭く、カウンターと小さなテーブルを2脚で囲む席が中心。
この時間は空いていて、一番奥のテーブル席に。

スナックの盛り合わせが出ます。
18:00以降はチャージ300円。
暗い店内。壁のメニューは辛うじて読めるかどうか。
BGMあり。手元のメニューも目を凝らして。
「藪 は昨日14周年だったんですよ」
そう話すのは、3年半になるこちらのお店のマスター。
オーナーは不在、若いマスターが一人で切り盛りしてました。
お酒は藪の女性店長に習っていると言われていました。
シャンパンのグラス。その一杯から飲み始め。

◆シャンパン 1000円
シャンパンのグラスを注文するとシャンパーニュ・ポル・ジェス・ブリュットでした。
フランス国内外に供給する大手メゾンもの。
マキシム・ ド・パリのハウスシャンパンに長く採用されたり、エール・フランスやＡＮＡなどのファーストクラスで採用されてました。
黒ブドウ主体のコクのある果実味。
ワインはグラスで750円～

◆カリアーリスクリュー 750円
イタリア産レモンリキュールとブラッドオレンジのカクテル。
カクテルは750円～
コーヒーカクテル800円～

◆ホットドッグ 500円
トッピングが有料で6種類あります。
+50円のサルサを追加。
ホットドッグセットがあり、サラダ・スープが付いて800円。

◆モレッティ ビール 650円(瓶 330ml)
イタリアで最も古いビールメーカー。
ピルスナータイプの辛口。4.6度。

◆自家製ポテトサラダ 500円
今月のオススメおつまみメニューから。
酒のみ仕様の濃い味。

フレッシュフルーツのカクテルは大体1000円とか。
ぼんやりと見える壁の黒板にフルーツの種類が見えます。

◆バナナ 1000円
濃厚なバナナカクテル。
カカオパウダーが表面の半分を覆ってます。
苺が一粒入っているんですって。
サッパリ感も出ているデザートカクテル。

◆せとか 1000円
柑橘のせとかとブランデーを合わせてサイドカーのイメージで。
藪との共通点を感じつつ。
こちらのお店も良い感じです。

◆生チョコとフルーツの盛り合せ 1000円
今月のオススメおつまみメニューから。
量を躊躇しているとマスターがハーフサイズで出しますよと声をかけてくれました。
チョコが全部違う味でテンション上がります。

やっぱり最後にコーヒーをいただかなくては。
北九州にはラテアートを出す店が少ない。
こちらのお店ではいただけるので、本日はそれを。

◆カプチーノ　500円
出来上がった絵を見て、マスターの顔を見る。
「ネコを被った男の子です」ニコリ(^^と。
美味しいカプチーノでした。

カフェ&バー。
昼と夜の顔が違い、空間は広くないですが、用途は広い。
もう少し深くカリアーリの世界へ入って見たくなりました(^^