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絶品のぬかだきと焼きうどん。世の中がもう少し治まったら再訪したい…。
リリー・フランキーの色紙が迎える。
あのやさしいイラストがふさわしい店だった。
川の上に建てられた商店街。
様々な時代をくぐり抜けて今なお小倉の人々の暮らしを最前線で守っているようだ。
宣言下の旅に出た。恥ずかしながら、耐えられなかった。
敬愛する高倉健の最後のロケの場所に行ってみたかった。近くの門司港がその場所だ。
愛するストリップにおいて九州唯一の劇場に最近知ったかわいい踊り子が出るという。こちらは『前田あこ』という。聞かれてないか…。
忙殺される職場を抜けて3日間の休日の腹ごしらえ。
焼きうどん、ごぼう天肉うどん、いわしのぬかだきもいただいた。
どれも手間をかけて丁寧さを感じるつくりだった。そして美味だった。やさしいやさしい味わいがした。
焼きうどん、こんな上手な炒めものも久しぶり。野菜の甘味をしっかりと引き出していて驚いた。
ぬかだき、これはすごいと声が漏れた。これほどのものなのか。唐辛子もわずかに、でもはっきりと主張して楽しくなった。
宣言下の一人旅のどこが悪いのか、なんて声高に言うつもりはない。
でも旅に出ないで、どうやって人生を前に進めたらいいのかも分からなかった。
いつもと違う旅のはじまり。
いつもならもっとこの店も楽しく味わえただろう。
どこか違和感が拭えない旅の一軒目だった。
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エクエク
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店名 |
旦過うどん(タンガウドン)
|
---|---|
ジャンル | うどん、おでん、ちゃんぽん |
お問い合わせ |
093-521-5226 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
北九州モノレール/旦過駅2番出口から徒歩すぐ 旦過駅から60m |
営業時間 |
|
予算(口コミ集計) |
~¥999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済可 (PayPay) |
席数 |
13席 (カウンター5席、4人掛けテーブル2卓) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
オープン日 |
1989年 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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私が訪れたのは4月7日。
そして4月19日未明、旦過市場の20軒以上が焼失したという大火災があった。
今も延焼中、というニュースに胸が痛んだ。
いいから逃げてくれ、なにしろ助かってくれ、そんな気持ちだけだった。
旅先でふらりと入った店。この店の味が好きで、この街に来るたびにうかがう店になっていた。
頼むのは『焼きちゃんぽん』。一択。
はじめて食べたとき、なんて火入れが上手なんだろうと感じた。
焼きそば、焼きうどん、ナポリタン、ソーメンチャンプルー、焼きビーフン…。今までの人生で膨大に食べたどんな焼き麺類よりも、野菜や肉の具材の炒め方が上手で美味しいと唸った。
4月7日も焼きちゃんぽんを食べた。そういえば、ネタの大きな小倉のおでんもおいしくいただいた。
実はこの店を目指して、旦過市場を目指して、小倉にたどりついたわけではまったくない。
旅の目的地は、小倉駅の裏「A級小倉劇場」、ストリップ劇場だった。
小倉出身のある踊り子さんが故郷のステージにあがるたびに、彼女を追いかけるように小倉に来るようになり、そのあいだにこの店にも通うようになった。
わずかこの一年ほどのことだ。5回も来ちゃった(笑)
ストリップ劇場の外出ルールは厳しくて、この劇場が客に許しているのは40分という短かい時間。小倉グルメを堪能するには街を走って時間を作り出すしかない。
劇場までの距離、走って7分弱。身体が覚えた。
店では当然のことながら焦りまくる。時計をみながら、焼きちゃんぽんが来るのを待つ。何度も何度も時計を見る。
お店のやさしい声のおばちゃんが、そんな時間ばかり気にする客に「待たせちゃってごめんなさい」って言いながら、あつあつの焼きちゃんぽんを運んでくれたのはこの4月。
このお店のおばちゃんたちが、小倉の街の女性のイメージ。心やさしい、そして美しい人が多いイメージ。追いかける踊り子さんもそのなかに当然含まれている。
『おかげさまで、大好きな踊り子さんのストリップのステージに間に合いそうです!!』
なんて言えるわけはなくて、きっと新幹線の出発か午後の会議がある客に思われたまま、この店ののれんをくぐって、街の中にいつも消えている。
旅の記憶として残っていくのは、やっぱりぬくもりの記憶だと思う。旅はいつでも、いろんなことが起こるけど、いろんな感情が沸き起こるけど、やっぱりやさしくされた記憶は残っていく。
人からやさしくされること、旅先のどこか寄るべない立場がより強い印象を街に残していく。
旦過市場、旦過うどん。
小倉の記憶は、素朴だけど大変美味な焼きちゃんぽんと、やさしくて美しいおばちゃんたちの記憶でもある。誤解を与えたままのちょっぴり申し訳ない記憶でもあるけどね。
旦過市場の大火災は亡くなった人はいなかったようだ。ただ、大火災を経て、今お店や市場がどうなっているのかはわからない。
旅が大好きな人間として、このお店を、そして旦過市場を、小倉の街を応援する。
またこの店で、焼きちゃんぽんが食べたい。