なめこおろしそば。 : そばの杖

小倉北区中井にある隠れ家的な蕎麦とうどんの店、
｢そばの杖｣。手打ち蕎麦とうどんが両方楽しめる
お店って稀有な存在。

前回食べた肉うどんの刻みネギが感動的に美味しく、
ネギを切ってたパートの女性に感動を伝えたら、
ネギのこだわりを教わり、彼女からオススメされた
｢なめこおろしそば｣(950円)をようやく実食。

お弟子さんから｢天ぷらを入れても良いですか？｣と
笑顔で聞かれ、大将のサービス精神が受け継がれて
いることもなんだか嬉しい。(大将も健在です。)
なめこおろしそばに、ナスとカボチャの天ぷら。
サービスなので言えませんが、ヴィジュアル的には
入れない方が良かったなと反省。苦笑

蕎麦は耶馬渓産の新そば。美味しいはずが、大将が
茹でなかったせいか、あまり蕎麦がほぐれおらず、
期待を裏切られる結果に。。。
次はまた肉うどんを食べよう。

小倉北区中井の住宅街にある｢そばの杖｣を再訪。
大将が黒崎で｢瓢六｣という蕎麦屋を営んでいた頃から
20年以上のおつきあい。

手打ち蕎麦も美味しいけど、学生時代から好きだった
肉うどん(800円)を頂きました。
讃岐うどんのようなコシの強いうどんも好きだけど、
つゆが美味しければ柔らかいうどんも大好物。
鰹節、鯖節、昆布と出汁の効いたつゆに牛肉の旨味が
加わり、最高の組合わせ。
ゴボウやカボチャの天ぷらも美味しかったです。
途中からは粗挽きの七味唐辛子を入れて頂きました。

開店直後だったこともあり、カウンター席の目の前で
女性が葱を刻む音が響いていました。肉うどんの葱が
瑞々しくて美味しかったので、お礼を伝えました。
｢葱好きだけど、パサパサのカット葱が入っていると
残念な気持ちになる｣という話をすると、葱の食感が
ふわっとなるよう、刻み方を工夫しているそう。
そこまで考えたことが無かったけど、素晴らしい…。

次は葱の達人から勧められた｢なめこおろしそば｣を
食べてみよう。ごちそうさまでした。

仕事で近くを訪れたので、『そばの杖』を再訪。
平日の12時過ぎに到着すると駐車場はほぼ満車。
待たずにカウンター席に座れましたが、すぐに満席。
住宅街にある、そばとうどんの美味しい隠れ家的店が
うどんMAP効果なのか、今や大人気店に。
僕が学生時代、大将が独立する前から知っているお店
なので、喜ばしい限りです。

うどんも蕎麦も美味しいので訪問する度に悩むけど、
前回は天ぷらそばを頂いたので、肉うどん(750円)。
コシのある讃岐うどんも好きだけど、福岡の伝統的な
ふにゃうどんと美味しい出汁の組合わせも大好物。
『そばの杖』の肉うどんは鰹節、鯖節、昆布と出汁の
効いたつゆに牛肉の旨味が加わり、揚げたてのごぼう
天も付いています。これはもう最強の組合わせ。
蕎麦はもちろん、うどんも手打ちで、柔らかさの中に
コシがあるうどんは、昔から変わらぬ美味しさ。
今回も美味しく頂きました。ごちそうさまでした。

真夏日。仕事で小倉まで来たので、｢そばの杖｣を再訪。
11時半ごろに訪れると駐車場は満車。少し待ってから
空いたスペースに駐車するも、店内も満席。

福岡の人気ローカル番組『うどんMAP』に紹介された
そうで、いつも以上に賑わっている様子でした。
最近は、うどんばかり注文していましたが、暑いので
冷たいそばを頂こうと、天ざるそばを注文。

■ 天ざるそば (1,150円) ※ 料理写真は過去の転用。

メニューによると、そばは耶馬渓産の石臼ひき二八。
そばは太くて、平たい断面。長さは短めに感じます。
ボリューム多めで、リーズナブルに感じました。
まずは｢通ぶって｣そのまま食べると、ほのかな甘みと
弾力のある食感。そばつゆは出汁の旨味が強いので、
少しつけて食べるとまた別なる美味しさ。
途中からは、薬味(白葱と山葵)も入れて頂きました。

天ぷらは海老2尾、ピーマン、タマネギ、カボチャと
ゴボウ数本。定番の素材ですが、揚げたての天ぷらで
美味しかったです。

店主に『うどんMAP』のことを尋ねると、「コロナ禍に
お客さんが増えすぎてしまった。」と苦笑い。
そばは取材NGですが、うどんはお弟子さんが打つので、
お弟子さんの宣伝のために取材を受けているそう。
多くのお客さんが、うどんよりそばを注文していたので
満席御礼は『うどんMAP』効果では無かったのかも？

また落ち着いたころに、ゆっくり伺いたいなと。
ごちそうさまでした。

小倉北区中井の住宅街にひっそりと佇む、そばの杖。
店主は｢そばの杖｣を開業する前、黒崎で｢瓢六｣という
蕎麦屋を営まれおり、学生時代は主にうどんを食べに
行ってました。

現在の店舗は建築家 丸谷 博男氏による設計。店主が
店の中央にある厨房から全体を見渡せる配置計画で、
木材の温かみのある空間。
住宅街の中にあり、最近は近くを訪れる機会も少なく
足が遠のいていましたが、仕事で近くを訪れたので、
数年ぶりに再訪しました。

店主こだわりの蕎麦を食べるべきだとは解りつつも、
久し振りに訪れると、うどんが食べたくなります。笑
学生時代は贅沢品だった、肉うどん(750円)を注文。
『こんなに高かったかな？』と思いつつ、過去ログを
調べたら、前回訪問時の3年前は650円でした。苦笑

肉うどんに揚げたてのゴボウ天とカボチャ天が付き、
福岡の定番、肉ごぼう天うどんとなっています。
出汁の効いた濃いめのつゆには、やわらかいうどんが
好相性。牛肉は筋っぽい肉がやわらかく煮込まれて、
甘辛い味付け。昔懐かしい肉うどんの味。
ごぼう天も、派手さやボリューム感で勝負していない
シンプルなものですが、こっちの方が好みです。笑

昔は七味唐辛子をたっぷり入れて食べていましたが、
前半は薬味を入れず、つゆとうどんを味わいました。
七味は置いてなかったので、後半は一味を投入。
最後のつゆまで、懐かしく、美味しく頂きました。

店主も元気そうで何より。またゆっくり訪れます。
ごちそうさまでした。

小倉北区中井の住宅街にひっそりと佇む『そばの杖』。
大通りから一本中に入っているため、初めは見つけにくいかもしれません。

建物は、建築家 丸谷博男氏による設計。むくりのある屋根が特徴的で、
蕎麦屋というより温かみのある小住宅のようです。
店主の父が造園業を営んでいて、敷地に植えられていた樹木を活かして
造園されたそうで、新緑の季節は美しい庭園の景色も味わえます。
（外周は木製のペアガラスサッシで囲まれ、開放的な空間となってます。）

玄関正面にはガラス張りの麺打ち台があり、左に曲がるとカウンターと
テーブル席があります。店主は「カウンター席のみにしたかった。」と
おっしゃられていましたが、家族連れやグループ客も楽しめるようにと
テーブル席を設けたそうです。
しかし、店主が店内を見渡せるよう、厨房が中心に配置されています。
（この辺りの設計も住宅に通じるものが感じられます。）
あらゆるところに店主と建築家の、こだわりと工夫が感じられます。

料理はもちろん、店主との会話も楽しませて頂いています。
特に印象的だったのが、『蕎麦や鰹、昆布、大豆といった死んだ命が、
人間の体の中に取り込まれることによって蘇る。こんなこと、人間の
科学技術ではできないよね。』というお話。
蕎麦や出汁、醤油の原材料となる動植物に感謝しながら、頂きました。

蕎麦は出雲･耶馬溪産のニ八蕎麦で、十割蕎麦は要予約とのこと。
うどんも手打ちで、福岡の伝統ともいえるコシのない「ふにゃうどん」
ですが、出汁が効いているので、美味しいのです。

以下、各メニューの感想を随時追加。

■ おろしざるそば
鹿児島産の蕎麦粉を使用した蕎麦に変更してもらい、＋60円。
殻をはずして石臼で轢いた蕎麦で、冷たい蕎麦に合うそうです。
なかなかのボリュームでしたが、サッパリとして美味。

■ 鴨南蛮そば
盛り付けが残念でしたが、鰹節、鯖節、昆布といった出汁の旨みを
存分に味わえ、食物の命に感謝したくなるような味でした。
焼ネギが甘くて、鴨も柔らかくて美味。