クリーミーで円やかながら豚骨のコクウマが効いた小倉ラーメン : 一番星

[2012.2 初訪問]
県道265号城野砂津線の神岳交差点から足立山方面に450メートル、足立橋交差点を神幸町方面に左折して450メートルほどの左手にあるラーメン店で、「生鮮市場ハイマート大畠店」の向かいになります。
店頭に軽2台分と普通車1台分の駐車スペースがあり、店の横を少し入った場所にも普通車2台分の駐車場があるようです。

日曜のお昼前11:45に訪問しました。
店内は明るく清潔感があり、豚骨臭はありません。
厨房前に7席のカウンター、窓際に4人がけのテーブル2卓あり、テレビが流されていました。
先客はカウンターに2人で、お店はご夫婦2人で営まれているようです。

メニューは短冊で左奥の壁に貼られています。
「ラーメン」600円・「木耳ラーメン」650円・「大盛ラーメン」700円・「チャーシューメン」800円・「おにぎり1個」70円とシンプルなメニュー構成です。
他にも「のせめし」250円と言うのがあって、「黒」がチャーシュー丼で「赤」が梅・胡麻・シソ丼のようです。

入り口近くのカウンター席に着き、「ラーメン」と「おにぎり」を注文しました。
麺の硬さは注文しませんでした。

卓上には、コショウ・紅ショウガ・おろしニンニク・辛味ダレが置かれていました。
水はセルフで、入り口左手に冷水機が置かれています。

注文して2分で、おにぎりが運ばれてきました。
おにぎりには、ゴマが振られ沢庵が添えられ、「これをつけて食べてください」と一番星ラベルの「のせラー油」が一緒に置かれました。

それから4分後に「ラーメン」ができあがり、運ばれてきました。
卓上にラーメンの器を置き、別に持って来られた海苔2枚を乗せて頂きました。
あらかじめ海苔を乗せて運ばれてくると、海苔がしなってしまうことが多いので、これは気の利いたサービスです。

乳白色に濁ったスープから、心地よい豚骨臭がほのかに漂ってきました。
チャーシュー3枚、モヤシ、青ネギ、海苔がトッピングされ、たっぷりのゴマや黒コショウが振られていました。

付いてきたレンゲでスープを啜ると、とてもクリーミーで円やかな口当たりながら、豚骨の旨みやコクがしっかり効いている美味しい味わいでした。
小倉で一般的な中細ストレート麺より心持ち中太な麺で、やや柔らかめの茹で加減です。
もちもち感があり、スープとの絡みもよく、美味しくいただけました。

ハイポーポークのチャーシューは厚切りで、程よく脂身がつき、柔らかくて肉の旨味を感じる美味しい出来栄えでした。
モヤシの茹で加減も絶妙で、シャキシャキ感もよく、アクセントとしての役割を果たしていました。

途中からは、卓上のおろしニンニクと辛味ダレをレンゲに投入し、少しずつ溶かしながら試してみました。
辛味ダレはピリ辛さと酸味のバランスがよく、引き締まった味への変化を楽しめました。

にぎり立ての「おにぎり」は温かく、「のせラー油」をたっぷり乗せて食べました。
「のせラー油」は控えめな辛さでしたが、複雑に絡み合った旨みがたっぷりと凝縮され、おにぎりとの相性が素晴らしく、とても美味しくいただけました。

「のせラー油」のラベルを見ると、ニンニク・玉ネギ・生姜・山椒・ゴマ・アーモンド・塩・砂糖・醤油・コチジャン・コショウ・唐辛子・ゴマ油・ナタネ油が原材料として使われているようです。
「のせラー油」は、一瓶160グラムが550円で、店頭販売もされていました。


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[2014.8 再訪]
2年半ぶりの再訪です。
日曜のお昼前11：20ごろ訪問しました。
先客はテーブル席に1組2人で、カウンターの手前の席に着きました。

奥の壁に貼られたメニューを見ると、増税後の値上げはなく、2年半前から値段も種類も変わっていません。
「チャーシューメン」800円を注文しました。
卓上のコショウ・紅ショウガ・おろしニンニク・辛味ダレも以前と同じです。
ご夫婦二人で連携しながら仕事をされている様子も以前と変わりません。

注文して4分でできあがり、運ばれてきました。
トッピングは、チャーシュー10枚、キクラゲ、青ネギ、海苔で、デフォでゴマと黒コショウが振られていました。

付いてきたレンゲでスープを啜ると、以前と同様に豚骨臭は控えめながら、クリーミーな豚骨の旨味とコクが口の中に広がりました。
クリーミーな中にも黒コショウの刺激感がアクセントとして機能しています。

ハイポーポークの肩ロースチャーシューは、以前食べたデフォの「ラーメン」と同じくらい肉厚で、程よく脂身が付いています。
高級ハムのように柔らかく弾力があり、しっかりとした肉の旨味を存分に味わえました。
麺も以前と変わらず、柔らかめの茹で加減ながら、ぷちゅっとした歯切れの良さや滑らかな喉越しはいい感じで、スープとの相性もよく美味しくいただけました。

途中からは、前回と同様におろしニンニクと辛味ダレを試しました。
辛味ダレは見た目ほどの強烈な辛さではないものの、ぴりっと引き締まったスープを含め、美味しく完食しました。