大地のうどん 福津店 : 大地のうどん 福津店

「十時」を出て、一旦道の駅に戻り、そこで下書きを済ます。
さて次は？
前回は図らずもグーグルマップを見てしまったのだが、見たのは「一楽ラーメン」まで。
なので、そこから先を行けば行き当たりバッタリとなる。(^^
という事で、再び国道495号線を西に。

しかし、「一楽ラーメン」を過ぎて道なりに進むが、意外とお店が無い。
福津市に入り、このまま福岡市まで行ってしまうのかな？と思いながら走っていると、左手に「うどん」の文字が見えた。
ん？と思って良く見ると、そこには「大地のうどん」の文字。
おっ？こんな所に在った。(^^
でも・・。
北九州市発祥の「裏打ち系」のうどん店で、福岡市方面にその暖簾分けのお店がある事は知っていたが、場所は市内じゃ無かったっけ・・？
あっ、そう言えば支店が出来たような情報をいつか見た様な・・それかな？
後で調べたら、「大地のうどん」本店は福岡市内だけど、その支店がいっぱい出来ていた。
えぇ、いつの間に・・。
全く知らなかった。(^^;
数えて見ると8店舗有り、東京にも進出している。
へぇ〜・・。

で、ここはその福津店。
フレスポ花見ヶ丘と言うショッピングセンターの一角。
なので、駐車場には困らない。

入って右側に券売機。
正面奥右側が厨房。
左窓側と右窓側の奥、それに中央に長いT字型の仕切りが有って、その左右にテーブル席。
右窓側にカウンター。
右奥には、半個室の様な小上がり。

券売機の前で考える。
でも、注文は決まっていて、ざるうどん。(^^
安いし、麺の旨さが良く判るので、裏打ち系のお店で食べる時は良く注文するメニュー。
それだけでも良かったのだが、ちょっと寂しい気もしたので、ミニ丼も頼もうかな。(^^
という事で、ざる450円、ミニ丼300円をポチっ。
店内に進むと、お好きなお席へどうぞという事だったので、中央右側のテーブルに着席。
お店の人がやってきて、券を渡すと、ミニ丼は何にしましょう？と聞かれるので、カツ丼で注文。
応対は、キビキビハキハキ。(^^
元気が有るけど勢い任せでは無い、ちゃんと気持ちが感じられる物。

店内はまだ新しいお店なのか、キレイで良く片付いていた。
出来上がりを待つ間に、厨房前にお冷を汲みに行ったら、左窓側の奥に個室 (入り口は暖簾がかかっているだけだが・)が有って、ちょっとびっくり。
平日の午後4時前。
先客は個室内を含めて8人、後客２人。

ふと、卓上を見ると一味唐辛子の小瓶が置いてある。
市販されている極一般的な物。
でも・・？・・あれは？
どこの裏打ち系のお店でも置いあると思っていた、あれが 見当たらない。
純国産の鷹の爪を使用した、裏打ち系のシンボル的な一味で、数種類有るのだが、それが見当たらない。
え〜、何で？
まあ、理由は知る由も無いけど、ちょっと寂しい。

10分ぐらいで、まずはミニカツ丼の到着。
ざるは、後3分程で出来上がりますと、丁寧な案内。
ミニカツ丼のどんぶりは、少し深さのあるどんぶりぐらい。
カツは4切れ。
卵の黄身は、大部分は固まっていて、箸で摘んで楽に持ち上がる。
甘みはあるが濃厚とかまでは無いかな。
白身は、一部は半熟、一部はそのままトロッとした状態。
カツの衣は、表面はカリっ、中はやや水分が飛んで少し固まった様な食感で、カツからは割りと剥がれ易かった。
肉はしっかりと歯ごたえのあるものだが、肉の旨味自体はそれ程高くは無い。
少し甘目で、僅かに辛味が混じるタレは、程良くご飯に浸みていて、どんぶりの底に溜まってベチャッとしてしまう事は無かった。
味、量とも300円ならまあ納得の品。

ざるうどんは、ミニカツ丼が届いてから3分弱で到着。
丸皿に竹の簀の子が敷かれた上に、折り畳まれていて、その上に刻み海苔が乗る。
薬味は、おろし生姜、おろし大根、ネギ、ゴマ。
つゆは、濃い茶色。
ちょっと味見をして見ると、キリッとしたカエシが立っていて、前に出る。
出汁は、カエシが口の中でややマイルドになった後、フェードインする様に現れるが、前には出ず、途中で留まる。
甘みは余り感じなかった。
うどんは、一般的なうどんと比べるとかなり細めで、5×2ミリぐらいの、ちょい平打ち麺。
写真では白っぽく写っているけど、実際は少し黄色みを帯びた麺。
表面は少し滲んだ様な感じだが、ダレた所は無く、麺としての体裁は保っている。
噛むと、その部分の柔らかな抵抗を受けつつ進み、中心部周辺にムっとした反発力を感じる。
弾力とまでは無いが、力を加えるとグッと沈みながらも一瞬持ち堪えて、最後は切れると言うよりは潰れる様な感触。
なので、数本をまとめて食べると、ちょっとグニグニした歯ごたえになり、食感が楽しい。
麺自体の味はそれ程感じなかったかな。
つゆがスッキリ目なので、麺にもう少し味が感じられるとバランスは良かったかと思う。

思い掛けない所で出会った裏打ち系のお店だが、これが行き当たりバッタリの醍醐味。 (^^;
この日はラーメン店探索の日のはずだったが、結局はちゃんぽんとうどんで終わってしまった。(^^;