リーズナブルな『ロシア料理』＆6種の『ピロシキ』が評判♪…プローシャチ : ロシアンカフェ　プローシャチ

福岡県那珂川市後野・国道385号線沿い「現人橋」交差点そばのビル1階にあるロシア料理店《ロシアンカフェ　プローシャチ》。
店主・磯貝シェフは、福岡市中央区大名にかつてあった博多を代表するロシア料理店《ツンドラ》のスタッフを10数年勤めた後、独立してこちらのお店を平成18年4月にオープンされました。
店名の「プローシャチ」とはロシア語で“広場”を意味し、お店に皆が気軽に集うことを願い命名されたそうです。
ロシア料理を代表する『ボルシチ（＝ロシア田舎風スープ）』『ピロシキ（＝ロシアの惣菜パン）』『グリバーミ（＝クリーム煮の壷焼き）』を組み合わせたセットメニューが人気。
珍しい“ロシア料理”が気軽にいただけるコース料理も6種が用意され、『シャシリック（牛の串焼き）』や『ペリメーニ（シベリア風水餃子）』等が楽しめる内容になっています。
単品では『プロフ（＝ロシア風ピラフ）』、『ガルブツイー（＝ロシア風ロールキャベツ）』等もラインナップ。
また、『ピロシキ』のテイクアウト販売もされており、惣菜系が「ミート」「サーモン」「野菜」、スウィーツ系「つぶあん」「さつま芋あん」「カスタード」、計6種を提供されており、こちらも評判です。
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今回、ワタクシ、カナイ、ハハと3人でランチをいただきに車で訪問。
お店前に4台分の専用駐車場があり、そちらに車を停めさせていただき、いざ入店。
カフェ風なお店の奥にいらっしゃったロマンスグレーの短髪、コックコートをパシッと着用されたシェフがキリッと会釈。
厨房もホールもシェフお一人で切り盛りされており“職人気質”なオーラが溢れています。
店内は、入口脇にレジカウンターとテイクアウトコーナーがあり、4人掛けテーブル席4卓、2人掛けテーブル席1卓が配され、シェフがいらっしゃるお店奥が厨房となっています。
休日の正午少し前の訪問で、先客は二人組のお嬢さんのみ。
ワタクシドモは、お店中ほどのテーブルにお邪魔しました。
テーブルには“和風”な磁器が飾られるなど温もりのある雰囲気もイイですね。
メニュー表を眺め、3人共『ボルシチ（＝ロシア田舎風スープ）』『ピロシキ（＝ロシアの惣菜パン）』『グリバーミ（＝クリーム煮の壷焼き）』がいただける『Ｄセット』をいただくことに。
「お冷」をお持ち下さったシェフにお願いしました。
キンキンに冷えた「お冷」をいただきながら、ハハ、カナイとヨシナシゴトを話していると次々に後客が来られましたが、ワタクシドモを含め8名となった時点で、シェフは以降のお客さんの入店をお断りされていました。
時節柄、“3蜜”“ソーシャルディスタンス”にも配慮されているようで好感が持てます。
十数分程で、シェフが「どうぞ。」と『ボルシチ』『ピロシキ』『オーヴィシー・サラート（＝野菜サラダ）』をお持ち下さいました。
では、いただきます。

『ボルシチ』は、豚バラ肉、ビート、人参、キャベツ等がゴロゴロ入ったトマトをベースにしたスープで、その上にたっぷりのサワークリームが加えてあります。
しっかり煮込まれ、肉と野菜の旨みが濃厚ですが、爽やかな酸味でサッパリした後口。
スープの表面に散らされたドライハーブ「ディル」の甘い香り・ほろ苦い風味が味わいをグッと引き上げます。
やはり、名店「ツンドラ」譲りの上等な出来!!

『ピロシキ』は、“パン”と“パイ”の中間的な生地で、“揚げ”タイプ。
表面はパリッと、内側はもっちりとした食感です。
具は、挽肉・玉ネギ・春雨がたっぷり入った「ミート」。
揚げ立てのホックホクで、何もつけなくても十二分に美味しいですが、「柚子胡椒」入りのシェフ特製ケチャップと芥子を付けていただくと更に◎。
添えられている「ザワークラウト」に似た酸味のあるロシア風キャベツのお漬物『クヴァーシュナヤ カプースタ（＝醗酵キャベツ）』との相性も◎です。

『オーヴィシー・サラート（＝野菜サラダ）』は、これまたシェフ特製・和風と洋風（クラースヌイ＝赤）の2種の「ドレッシング」でいただきます。
野菜は、キュウリ、トマト、レタス、紫キャベツ、玉ネギ。
トマトは“湯剥き”されていいます。
手抜きが無い！

そうしていると、シェフが『グリバーミ』をお持ち下さいました。
チキン、ベーコン、きのこ（マッシュルーム）、玉ネギのクリーム煮が入ったカップに、パイ生地のパンで蓋をして焼き上げた“壺焼き”。
熱々、焼きたてです。
“グリバーミ”とは、ロシア語で「きのこ」の意味合いで、この料理の見た目からの命名でしょう。
正式名称は『ガルショーク　ズ　グリバーミ』。
“ガルショーク”とは、「器」の意味合いだそうです。
オーブンで焼き上げた“蓋”のパンを外し、壺の中のクリーム煮に浸しながらいただきます。
蓋のパンは、コッペパンの様なほんのりとした甘味が◎。
クリーム煮は、壺ごと焼かれて超濃厚！プリンの如きです。
チキン、ベーコンの旨味が溢れ、玉葱の甘味がスゴイ。
これまた絶品!!

〆で苺ジャムを加えていただく「ロシアンティー￥370」を頂戴する心算でしたが、満腹過ぎて断念し、次回のお楽しみに。

予想を超えて美味しく、ゆったりとした時間を過ごせ、大満足なランチとなりました。
ハハ、カナイも「美味しかったねぇ！」とニコニコ。
「また来ようね。」とお店を後にしました。

磯貝シェフ、ごちそうさまでした！また伺います。

【20.8.15】【23.8.20】
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ロシアンカフェ　プローシャチ
福岡県那珂川市後野2-8-28
℡.092-954-3935
営業時間・11：00～22：00
定休日・月曜日