個室で気軽に楽しめる！“割烹”or“流れ鮨”スタイルでいただく本格寿司♪…海進丸 : 博多割烹流れ鮨 海進丸

福岡市早良区西新・東西に延びる〈中西商店街〉と南北に延びる〈おもしろ21通り〉が交わる三差路交差点に面するビル1，2階にある寿司＆割烹のお店《海進丸》。
《海進丸》は、西新地区でしゃぶしゃぶやもつ鍋や焼肉で人気の《西新初喜》や《ビフテキうえすたん西新店》、《長浜ラーメンはじめ》や、《台湾餃子楊喜》などを展開する川崎慎吾氏がプロデュースするお店で、平成29年に古民家を改装した一軒家の海鮮料理店としてオープン。
地魚を中心とした新鮮なネタの海鮮料理をリーズナブルな価格で提供され、開店して直ぐに人気のお店となりました。
勢いそのままに、創業店舗からほど近い現店舗ビルに移転し、令和5年2月に福岡伝統の“組子”を取り入れた和モダンな内外装でリニューアルオープン。
1階はタッチパネル式モバイルで注文するとにぎりたての寿司＆料理が厨房と個室を繋ぐレーンで高速配膳される“回転寿司”が進化した“流れ鮨”スタイル。
2階は全個室の“割烹”スタイルとなっています。
提供される寿司＆料理は高級店に負けない本格派。
ネタとなる魚は鮮度や質にこだわり、クロマグロは長崎県鷹島、クエは五島・対馬、など九州各地の漁師から直接買い付けもされています。
寿司に使うシャリは、厳選した国産米数種をオリジナルブレンドしたもので、コクを出すため純米酢と赤酢を合わせた特製シャリ酢で〆るなど、細部にまでこだわった本格的な寿司・割烹料理をカジュアルな雰囲気＆価格で味わえるお店として増々の人気です。
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ワタクシ、《海進丸》の旧店舗時代はランチをいただきに足げく通った時期がありましたが、移転後は行きたくて行けてなかったお店。
先日カナイが旧友と“流れ鮨”を利用し「マジ、いいよ！」とのことで、是非とも伺いたくなっていました。
そこに、東京在住のムスメがフィアンセと帰省するとの話となり、在福のムスコとフィアンセも誘って初訪問することとなりました。
カナイは店舗1階の“流れ鮨”は経験済みなので2階の“割烹”をお試ししたいとのことで、コース料理『楓』を予約し伺いました。
自宅からほど近いので歩いてお店へＧＯ！
お店のビル1階部分に入口が二つあり、向かって右手が1階の“流れ鮨”へ、左手が2階の“割烹”への入り口です。
ワタクシドモ6名は左手の“割烹”側へ進むと直ぐに階段となり登り切ると受付・レジカウンターとなっていました。
綺麗な“生け簀”の水槽もあります。
和装のお若い店員さんが「いらっしゃいませ。」と丁寧にお出迎え。
予約名をお伝えすると「こちらになります、どうぞ。」と廊下の奥の個室『秋桜』にご案内くださいました。
“組子”が施された引き戸を開けると、白木の天井、白木の6人掛けのテーブル、銀杏の意匠の和柄の壁紙、西陣織風のファブリックを使用した椅子と素敵な和モダンな内装です。
男3人は生ビール（キリン・一番搾り）、下戸の女性3人はノンアルコールビール（キリン・グリーンズフリー）をそれぞれお願いし乾杯！
薄造りのタンブラーに注がれた生ビールは口当たりがよく一番搾りのふくよかな香りがより強く感じられ◎ですねぇ。

『楓』コースの最初は、
〇一番白だし＆小鉢
ビールの後の「白だし」の旨味はギュッと胃袋を鷲掴み。
一気に食欲をそそりお腹が空きますねぇ。
小鉢は「鰊（にしん）のうま煮」。
淡泊な鰊を醤油で甘辛く炊いたもので更に食欲を刺激されます。
つづいて、
〇旬魚お造り
鮃（ひらめ）と鱧（はも）と鰹（かつお）の3種盛り。
鮃は添えられた酢橘を搾りかけ本ワサビを添え醤油でいただきます。
淡泊な味わいが爽やかで、甘めの味わいの醤油と良く合います。
こちらの醤油は地元で人気の老舗醸造所・ヤマタカ醤油のものを使われています。
鱧は最初に添えられた柚子味噌でいただき、二切れ目はカラスミ塩でいただきました。
このカラスミ塩が絶品！
カラスミ（ボラの卵巣を塩漬けして干物にしたもの）のパウダーを塩と合わせたものですが独特のえぐみとウニを濃縮したような旨味がタマラン♪
酒がすすむヤツです。
鰹は炙られミョウガや粒マスタードなどの薬味が添えられています。
そのままでも美味しかったですが酢醤油にチョン付けしていただくとより美味しく感じました。
お次は、
〇強肴（しいざかな）
「レモン素麺」です。
「レモン素麺」には炙ったホタテ、ダシで炊かれ冷された大根、スウィートコーンがトッピングされ紫蘇の花実が散らされ見た目にも涼やか。
塩味控えめで花鰹の濃い旨みのダシが効いた美味しい素麺です。
お次は、
〇本日の一品
「焼き丸茄子の湯葉餡かけ」です。
焼き茄子の上には、鰊（にしん）の焼物と鬼おろし、ドライトマトが添えられています。
芳ばしくトロトロの焼きナスと焼き魚の取り合わせの良さに感服。
湯葉の歯触りもイイですねぇ。
ドライトマトのほのかな甘みが好いアクセントになっていました。
続いては、
〇宮崎赤豚の葱しゃぶ
だし汁がなみなみと注がれた鍋に大量の刻みネギを投入。
煮立ったら、宮崎県都城市産のブランドポーク「霧島オリーブレッドポーク」の薄切り肉をしゃぶしゃぶとしてネギをガッツリ巻いて酢醤油orお出汁でいただきます。
豚肉の脂が甘く、葱の甘味、ダシの旨味と相まってウマイとしか言いようがない♪
さすが鍋の名店《西新初喜》の姉妹店ですね。
そしてお次は本日の主役、
〇本日の寿司5貫
鎌倉彫風漆器のスクエアーなお皿に、中トロ、シマアジ、キンメ、紅葉おろしが添えられた炙り鰆（さわら）、太巻きが盛られ、有明産の芳ばしい海苔が香り立つお味噌汁が添えられています。
新鮮なネタでイワズモガナいずれも美味しいのはモチロンですが、炙った鰆が抜群！
鰆はこれまで“ザコキャラ”扱いしてきましたが今回はマチガイなく主役の中の主役でした。
角の無いほのかな酸味のシャリも◎。
磯の香りが濃い海苔のお味噌汁も絶品♪
スタッフさんに伺うと有明海産の一番摘み（初芽）の海苔を使われているそうです。
最後は、
〇甘味
「柚子シャーベット」と熱々の「ほうじ茶」です。
「柚子シャーベット」は爽やかな甘味でくどく無くワタクシ的に◎。
食事の〆は「緑茶」派なのですが、こちらの「ほうじ茶」は濃い風味があり◎。
完全個室で周囲に気兼ねなくワイワイ話が出来て美味しい食事とお酒がいただけ、仲居さん的上品なスタッフさんが細やかな気遣いをして下さるこちらシン《海進丸》さん最高でした。
旧知ではありますがコドモらのフィアンセお二人とのココロの距離もグッと近くなった気がします。
間違いなくリピート有り有りですね♪
ご馳走さまでした、感謝感謝。

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博多割烹 流れ鮨 海進丸（かいしんまる）
福岡市早良区西新5-1-18
℡・092-833-7080
営業時間・11：30〜OS14：30、17：00〜OS22：00
定休日・月曜　※祝日の場合は翌日