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店名 |
ハーブキッチン パスティス
|
---|---|
ジャンル | 洋食、カフェ |
予約・ お問い合わせ |
092-606-6237 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
三苫駅から911m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
駐車場 |
有 |
---|---|
空間・設備 | 落ち着いた空間、席が広い |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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きのう、2015年6月1日、空が青く晴れて、風もさわやかで、気持ちのいい昼どき、車の窓をあけて風を入れながら、お気に入りのパークウェイを走っていると、ふと、この店のことを思い出した。入店したことはないのだが、三苫の海岸に行った帰りにパークウェイに出ると、いつも正面にこの店が見えるので、記憶にのこっていたのだ。奈多漁港への降り口を素通りしたころには、もうここでランチする気持ちになっていたので、白っぽい一軒家のこの店が見えると、迷わずちいさな駐車場に乗り入れた。
車をおりて玄関先にゆくと、なんだか生気がない。これが建物でなく人間だったら、静かに横たわっている感じで、息があるか脈があるか確かめようかな、という雰囲気。エントランスに小さなバイクが停まっている。おそるおそるドアを引くと、開いた。カギはかかってない。なかを覗くと、明るい窓際にテーブルが並んでいる。荒れ果ててはいない。廃墟ではない。でも、客はいないようだ。奥さんが出てきたので、やってますか、と聞いた。奥さんは黙ってうなずいた。
なかに入って窓際のテーブルに、窓を背にして座った。パークウェイに面して大きな窓が並んでいるので、とても明るい。天井の琥珀色に光る照明器具がなくても十分なくらい明るい。その大きな窓が開いていて、初夏の第一日目のさわやかな風が入ってきて、店のなかを吹きすぎてゆく。ため息が出るほど気持ちがいい。パークウェイを走る車のノイズも入ってくるが、愛嬌ということにしよう。古びてはいても、清潔で、とても居心地がいい。メニューを開くと、品数はあまりないようだ。奥さんが、かわいい透明ガラスのピッチャーに水と氷を入れたのと、おそろいの小さなコップを持ってきた。フィレステーキを注文する。あいにく切らしている、というので、ロースステーキにした。スープとドリンクのセットも。しばらく文庫本を読んでいると、サラダが来た。捻じれた小さなパスタが入っている。おいしい。味がいい。気のせいかもしれないが。スープがきた。たぶんカボチャだ。おいしい。味がいい。気のせいだろうか。そして、ステーキとライスがきた。おいしい。味がいい。彩りもいい。気のせいではないと思う。食べながら、店のなかを見回す。白い壁になにか古い緑色のペナントが貼ってある。FUKUOKA FOOTBALL という文字が見える。この店の歴史の一部なのだろう。ドリンクはハーブティーにした。デザートはババロア。奥さんに、ババロア、というとき、ちょっと気がさしたが、もちろん他意はない。めったに食えないので選んだだけだ。キッチンの入り口の壁際になにかゴタゴタ積み上げてあるところで、奥さんがいろんな袋かなにかに手をつっこんでいるので、ハーブをブレンドしているのだろう、と思った。聞いてみると、6種類、とシンプルな返事がかえってきた。シンプルイズベスト。そのハーブティーがきた。ふ~~~ん、こういうものなのか。立花山から三日月山まで縦走したあと、初夏の樹木の息吹をいっぱいに浴びながら、草のうえに寝ころんで、青い空を見上げていると、ミツバチが飛んできた、というような気分。生命感に満ちたゆかしい飲み物だ。かなりいい。白いババロアに赤いベリージャムのかかったのも、かなりいい。
私がもし大富豪なら、三苫の海が見える崖のうえの土地を買って、この店をこのまま移築して、潮騒をききながらランチして、そのあと砂浜におりてサーフィンしたり読書したりして、陽がかたむいたら崖を上って窓際の席にもどり、紅い夕陽が海に沈んでゆくのを眺めながら、奥さんがブレンドしてくれたハーブティーを飲んでみたい。