ハイクオリティコースの飲み放題 : Osteria Falco

薬院にあるオステリアファルコさんに久しぶりに伺いました。夜の時間帯は初めての利用です。
今回は、歓送迎会にぴったりの飲放題付きのおまかせコース（８０００円）の内容です。
イタリアンの飲放題付きのコースで、この料理のクオリティの高さはさすがでした！

コース終盤の料理の写真は撮影出来ておりません

○ホワイトアスパラガスと新玉ねぎのパンナコッタ　雲丹のせ
五島の雲丹がドンとのせられているパンナコッタ。
ホワイトアスパラガスや玉ねぎの甘い風味のパンナコッタと雲丹のまろやさかがマッチします。雲丹はとろけるような形ではなく、食感が残るタイプで、この食感の残り方も美味しく感じました。

○ヨコワマグロのタルタルソースとブッラータチーズ
こちらは写真がありませんが、ヨコワマグロのタルタルの味わいとブッラータチーズのクリーミーさが印象的で、程よい塩味とワインが合いますね。

○寒ブリのカルパッチョ　魚醤とライムのソース
寒ブリの締まった身質の食感、魚醤とライムのソースと寒ブリの脂の旨みの相性も良かったですね。

○かぼちゃとマスカルポーネを詰めたラビオリ
ラビオリの中は甘みを感じるかぼちゃとマスカルポーネの組み合わせでした。周りのソースのちょっとした酸味によって、甘みをより一層感じられました。
ラビオリの食感も美味でした。

○アンガス牛ザブトンのローストビーフ
一面に並べられたローストビーフ。肉の厚みも感じられるカットで、柔らかい肉質と旨みで、１枚１枚が重くなく、スッと食べられました。
コースの中でもとても好みのメニューの１つでした。

○トリュフとポルチーニ茸の軽いクリームソースのタヤリン
トリュフの風味とポルチーニ茸の風味がマッチしているタヤリン。タヤリンの細い麺の食感と歯切れも大変美味しく、上にふりかけてあるチーズもまた美味しさを引き立てます。
おかわりがほしくなる美味しさでした！

○デザート
デザートはピスタチオプリンで、一口サイズの軽めの作りでした。

飲み放題の種類は多くは無かったですが、ビール、ワインと王道のものがあり、お酒も進む美味しい料理の内容でした。

2019年7月に南薬院エリアにオープンされたオステリアファルコさん。カジュアルな雰囲気で北イタリアで修行されたシェフの創作イタリアンが楽しめるお店です。

最寄り駅は地下鉄七隈線の薬院大通駅やバスでのアクセスがオススメです。
Falcoの文字がイタリアの国旗の色のトリコロールになった看板やイタリアの国旗が目印で、２階に位置しています。店内はテーブル席が多数で日がよく入る開放的な空間になっていました。

今回は、おまかせコースランチA(2500円)の内容になりますが、前菜の盛り合わせだけ写真を撮り忘れています・・・・‍♀️

■前菜盛り合わせ
内容はワインボトルに貼ってあり、面白い発想でした。全体的にお酒に合う味付けで、特にソプレッサータという煮凝りハムが美味でした。一瞬こっちがテリーヌかと思うような見た目で、色々な食材が圧縮されていました。中の豚肉は柔らかく煮込んであって、ゼラチン質の食感も美味でした。

■十種野菜のスープ
温かく野菜の旨みをしっかり感じる喉越しの良いスープでした。

■ラビオリ
しっかりお肉が詰まったラビオリ。薄生地のラビオリは、次のパスタにも通ずるところで、歯切れがよい心地よい食感でした。中に肉がたっぷり詰まっていて、一口食べると口の中に肉汁と美味しさが広がります。枝豆とレモンのバターソースも非常に美味しかったです。枝豆は細かく刻まれていて、食感のアクセントとしてラビオリに絡めて、また単体でも頂きました。レモンの爽やかさも良かったです。

■ヤリイカと菜の花のパスタ
麺はタリオリーニでしょうか？平打ちの薄麺のパスタでした。前述の通り、こちらのパスタも歯切れがよく、食感が心地よいもので、美味でした。細かく刻まれたヤリイカは、イメージよりも柔らかくパスタの食感を引き立てていました。ヤリイカ自体は甘辛く煮込まれていて、噛むと魚介の風味が食をそそりました。菜の花のほろ苦さは旬と春の到来を感じる味わいでした。

■ポルケッタ
豚の丸焼きを意味するポルケッタですが、こちらでは豚バラ肉のガーリックローストで提供されました。豚バラ肉は柔らかく、しっかりガーリックとスパイスが効いていてパンチのある美味しい味でした。
ラディッキオの苦味も味を整えていました。

■デザート
アマレットを効かせたチョコレートケーキとミルクジェラートでした。
チョコレートケーキは甘さが控えめで、ミルクジェラートの甘さと一緒に味わうと丁度良かったです。

気負わずに楽しめるイタリアンお店で、使用用途は広いと思いました。パスタが美味しく、また食べに行きたい味でした。