鶏と肴フルヤ初訪問 : 鶏と肴 フルヤ

昨晩は友人のお誕生日会、4人で友人に予約して頂いた平尾の鶏と肴フルヤに伺いました。
平尾北交差点角から高砂方面に向かい、中村調理師専門学校前の路地の奥にあるお店で、昨年12月にオープンされたそうです。

路地の奥にある古民家を改装したお店、店内に入ると広々とした、明るい木を基調とした落ち着いた空間が広がっていて、そのギャップに驚かされます。
右手に厨房があり、その前にカウンター9席、左手側にはテーブル席12席、奥には4人用の個室もあるそうで、手前右側には4人座卓が二つの座敷があります。
厨房にはイケメンの大将らしき男性がいて、女性中心のスタッフさんが三名くらいいたかな。
カウンターの角の上には名物らしい特製鶏煮込みが大鍋でグツグツいってるのが良い感じ。
入る前からお店の中に至る時点で、既に期待感がマックスです。

やや狭い座敷に通されて、まずはお誕生日の方の好きな物を注文の後、乾杯。
メニューをよく見てみると、兵庫県の高坂地鶏という鶏を使われていて、野菜も産地をこだわってるみたいだし、岩手県の牡蠣など看板通り肴になるメニューも豊富で、これは更に楽しみですね。
やがて次々と料理が運ばれてきました！

まずはお通し、胡麻鶏
こちらは鶏胸肉のようでしたが、湯通しした鶏胸肉にゴマダレをかけてあります。
食べてみると、今まで食べていた鶏胸肉とはなんだったのかと思うレベルで、やわらかく、かつ美味い。

次に特製鶏煮込み
こちらは鶏の様々な部位が入り、中にはレバーやらつくねやらも入っていましたが、やはり美味しいです。
特に感動したのが、添えてあった柚子胡椒。
鮮烈に立ち上る香りが素晴らしく、恐らく自家製だと思いますが、こんなに香りが良い柚子胡椒は初めてかも。

ズリ刺し
高坂地鶏のズリ刺し、臭みが無くてシャキシャキとした歯応え。

からすみポテトサラダ
からすみがたっぷりかかった大人のポテサラ。
ポテトサラダも美味しいんですが、このからすみが絶品！
コクのある旨味がしっかりして、臭いが全然しません。
これまた多分自家製と思われますが、素晴らしく美味しいですね。

かしわ串
間に鶏皮が入った焼鳥は、外側は香ばしく焼けているのに、中はややレア感が残る絶妙な焼き加減。
めっちゃ脂がのっていて、とても美味しいです。

皮串
どうやっているのか全くわかりませんが、皮の外側はパリっと焼けていて、中は脂滴る美味さ。
これが二つ折りにして重ねて刺してあります。
食感と脂の美味さが堪りません(^-^)

白肝串
個人的に大好きな部位、レバー、それも白肝。
これがまたしっかりと火を通してあり、でも中はトロフワに仕上げてあるという絶妙な焼き加減。
素晴らしいですね！
ちなみに、写真撮りそびれましたが、白肝串の塩も頂きましたけど、これだけ素材が良くて焼きの技術が高いと、タレよりも塩の方がより美味しく私は感じましたね。

刺身盛り合わせ
右からハツ刺し、ズリ刺し、白肝刺し、ももタタキ、ささみタタキ、鶏胸肉タタキ。
どれも絶品でしたが、中でもやはり白肝。
そして、初めて食べましたが、ハツ刺し。
どちらも蕩ける美味さでした。

タイラギ貝ひもポン酢
立派なタイラギの貝ひもは、タイラギ特有のザクッとした食感と、キュッとした食感の部位があり、磯の香りが良くて、これまた美味しかったです。

つくね串
タレでなく、玉子の黄身もついていませんが、とてもジューシィーで臭みがまったくなく、ナンコツの細かく砕いたのも入っていて食感も素晴らしい。
これまた絶品でした。

筋肝串
初めて食べる部位でしたが、コリコリした筋の食感とトロリとした肝の食感があって、正に筋肝。
これもまた美味しかったです。

揚げ湯葉と春菊のサラダ
春菊に和風ドレッシングをかけて揚げた湯葉をのせたシンプルなサラダ。
湯葉を砕いて混ぜて頂きましたが、とにかく春菊にえぐみや青臭さがまったくなくて、基本的に生野菜がさほど好きではない私もパクパクと美味しくいただけました。

こころのこり串
心臓から出ているひものような部位。
元々大好きなんですけど、コリコリした食感と噛むと出てくる旨味と脂がめっちゃ美味しいです。
これもまた焼き具合が素晴らしい。

最後にバースデーメッセージを書いたフルーツの盛り合わせがデザートで出て、終了。

いやあ、素材のこだわりと質の高さ、自家製で作られているであろう調理料や食材のレベルの高さ、そして焼きの技術。
どれを取っても素晴らしく、大満足でした。
まだまだ食べたいメニューがありましたし、また伺いたいと思います。

ごちそうさまでしたm(_ _)m