九州の拘り食材を使用した丁寧なお料理「嗣味」 : 郷土料理 嗣味

コロナ禍の大変な時期のオープンでしたが
6月5日で2周年を迎えました!

九州の拘り食材を使用したお料理の数々
当初は地元の方々に受け入られてもらえるか
心配だった事もあったようですが
遠方客はもちろん、地元の常連客がたくさん応援して下さる人気店となっていました

この日も東京からのお一人様以外皆さん地元の方でしたよ

随分ご無沙汰(_ _;)
約1年ぶりの再訪となりました


姪浜蒸し鮑、湯葉、肝の出汁

長崎鱧、玄ちゃん鯵、海鼠腸

佐賀白石蓮根すりおろし、アコウ

玄界灘海鰻うざく、熊本赤茄子田楽、揚げ昆布

大分岩牡蠣手巻き、有明海海苔

藍島紫雲丹、佐賀蓴菜、うすい豆、鯛の出汁の煮こごり

あぶってかも、唐津げんこう

地蛸と熊本の黒小豆の煮物、長崎黄金マッシュ

長崎イサキの揚げ焼き、白子ソース、おかひじき

大分の竹炭米、牛肉しぐれ煮、温泉豆腐味噌汁

赤紫蘇葛切り、枇杷蜜煮、星野村水出し玉露茶

お酒は、山崎ハイボールから日本酒、ワイン(. ❛ ᴗ ❛.)

どのお料理も丁寧に作られ
特に出汁がとっても美味しかった～♡

昨年６月コロナ禍でのオープン
色々ご苦労あった事でしょうが
今月からお弟子さんも入られ
もうすぐ一周年を迎えます♫

随分ご無沙汰してしまいましたが
久しぶりに再訪しました
益々良いお店になっていました

すっかり逞しくなった井上くん
季節を感じる丁寧かつ繊細なお料理
素晴らしい器と共に目でも楽しみました

あっ、お酒にも随分気を遣わせたみたいで笑

◇赤貝
山口県光市のもの
とてもビッグです
お寿司屋さんでは使えないくらい大きなもので肉厚、食べ応えありとっても美味しかったです
貝のひも、肝、萩のウドと共に

◇八寸
枇杷とつわぶきの白和え
雁足の胡麻和え
あぶってかも
桂剥きにした胡瓜であげまきを包んだもの

◇お造り
玄海水イカ
藍島塩水雲丹
玄海真鯛
霜降り馬刺し
水イカは薄く削いでありねっとり甘く
馬刺しも美味しかったな～

◇ノドグロのお椀
一夜干しした対馬のノドグロはお醤油とか使わず、炭の香ばしさのみ
新生姜のくずきりと

◇鯖寿司
胡麻酢、わさび、有明の海苔と
これも美味しかった

◇日田の稚鮎
炭火焼き
木の芽酢で
もちろん美味しい

◇安心院のすっぽん山椒焼き
骨付きでちょっと食べにくいけど一番美味しい部分だそうで、焼きすっぽんは初めてでしたが美味しかったです

◇酢の物
海素麺、蕨等

◇宮崎の斉藤牛の春巻きみたいなもの
雲丹もたっぷりで美味しい

◇有明海の天然蛤、花山椒、春キャベツの鍋
この蛤もめちゃビッグサイズ
蛤の出汁と花山椒、美味しいですね～

◇ご飯
大分竹炭米
先ずはそのまま、2杯目は鰻天丼
ご飯が美味しくまた日本酒追加笑

◇わらび餅
きな粉ではなく、喜界島のそら豆粉を使用

◇星野村の水出し玉露茶


お酒は

山崎ハイボールから始まり日本酒色々

九州の食材に拘るご主人への抵抗かしら笑
奥さま出身地の奈良の日本酒を色々頂きました♡

お昼の営業も始められるそうですので、今後通いやすくなりそうです

2018年11月に新橋星野跡地にオープンした「味享」でお兄さまと共に頑張っていた井上長嗣氏が、地元福岡に戻りオープンしたお店です。
大阪、京都で修行後、地元福岡に戻られた井上さんですが、福岡在住時代に勤務されていたお店に私は頻繁に通ってまして、いつも酔っ払いの話相手になってくれていたのです(,,>᎑<,,)
当時「東京にオープンする兄のお店を手伝うため今月末で辞めるんです」と聞いた時は「東京行ったら行くね」って言ったんですけど
中々伺う機会がなくて・・・

場所は高砂の寿司たつ庄さんの前、てか、前に和酒永田さんが合った場所やん
そう言えば和酒永田さんが赤坂に移転したってマイレビさまのレビューで見たなぁ～
近くにお気に入りのバー永田さんがあるから絶対誘惑に負けそうだな～(〃ω〃)

カウンター6席のこじんまりとしたお店
奥さまとお二人でされています。

15000円のコースのみ
クレカは使用出来ません。

◇黒川の南京南瓜の摺り流し
器の中には鹿児島の赤雲丹

見た目も涼しげ、さっぱりした摺り流しに濃厚な赤雲丹が合います

◇八寸
豆鯵、つる紫と新生姜のお浸し、あぶってかも松笠揚げ、小芋揚げ、鴨ロース、熊本豆腐味噌漬け

あぶってかもの丁寧な仕事ぶりに感動


◇お造り
対馬穴子の炙り、アコウの昆布締め、アオリイカ

醤油と青唐辛子醤油で

◇渡り蟹、唐人菜、佐賀背振りのモッツレラチーズのお焼き

お酒がススむ～

◇佐賀のすっぽんと葱と餅の土瓶蒸し

生姜のすり汁を添えて

この時季の土瓶蒸しも良いですよね

◇賀茂茄子含め煮の寿司

揚げて煮浸しにした賀茂茄子美味しい

◇太刀魚の寿司(写真撮り忘れ)

◇蒸し鮑、アゲマキ貝の青瓜巻き黄身酢、山形のわらびの醤油漬け

アゲマキ貝をこんな調理法で食べるの初めて

◇蓮根の蒸し物、餡かけ
対馬穴子、鹿児島の大名筍

滋味深い味です

◇土鍋で炊いたご飯
ご飯は竹田市の城下竹炭米
お供は、能古島のマグロ胡麻和え、久留米の明太子、練り梅、有明海苔の佃煮鯛の中落ち、長崎の唐人菜漬け

お腹いっぱいでお代わり出来なかった

◇温泉水で炊いた崩し豆腐の味噌汁(写真撮り忘れ)

◇枇杷ゼリー、花豆きな粉、八女の本玉露の水出し茶


九州の食材中心のお料理、派手さはないけど一品一品丁寧に作られており、九州の濃い味付ではなくじんわり美味しい
また拘りの器も素晴らしく、見た目でも楽しませて頂きました。

しばらくステイホームで宅飲みに慣れてしまいましてお酒が弱くなった私で井上さんの期待に応えられるか心配でしたが、
「飲まないjunkoさんのイメージがない」と言われ、
結局ペアリングでいつものように飲んじゃいました
(﹡ˆᴗˆ﹡)✩⃛
日本酒は全部で5種類、全て飲みましたが(写真撮り忘れ多し)
もう少し種類を増やしても良いかな

修行先の「たん熊」と、「味享」のエッセンスを取り入れつつ、独自のスタイルを築き上げ、近々予約困難店になるのではないでしょうか。

因みに店名「嗣味」は、店主の名前もですが、九州の郷土料理を嗣いで行きたい！との思いもあるそう。

飲食店にとっても大変な時期でのスタートとなりましたが、この逆境をバネに頑張って下さいね♡