アラカルトも最高！ : イタリアンレストラン aga-ri

アラカルト営業も最近はされているaga-riさん。詳しくはお店のinstagram（@aga_ri0710)まで。

今回はアラカルトで色々注文しました。

◯無花果のカプレーゼ
無花果のジューシーさ、ブッラータチーズの塩味と風味、オリーブオイルの組み合わせが最高でした。

◯トリッパのトマト煮込み
トリッパに全く臭みがなく、ハチノスとアカセンを組み合わせて作られていました。トマト煮込みの旨みも強く、モツの弾力も心地よさがあります。ワインに合う一品でした。クラッカーに乗せても美味しく頂けました。

◯下仁田ネギと目玉焼き、秋トリュフ
下仁田ネギは凄く肉厚で、ネギのジューシーさを感じられ、トロッとした焼き加減が大変美味でした。目玉焼きは中身が半熟に仕上げてあり、下仁田ネギとの相性も抜群で、そこに秋トリュフが加わり最高のハーモニーでした。

◯鮭のパイ包み
パイ生地がしっかり厚めの生地で、中は鮭がこれでもかと言わんばかりにぎっしり詰められていました。自家製タルタルやイクラとも勿論マッチしており、鮭の美味しさを感じながらパイ生地の香ばしさも両取りできる一品でした。

◯ポルチーニ茸のタリオリーニ
絶品中の絶品です。ポルチーニ茸とタリオリーニの相性はこの上なく、この麺の歯切れの良い食感にポルチーニ茸の旨みが凄く絡み合っていておかわりをしたくなるぐらいの美味しさでした。

◯牛ホホ肉とジロール茸のタリアテッレ
先程のタリオリーニと違う食感の平麺のタリアテッレ。牛ホホ肉の旨みとジロール茸の旨みがそれぞれ感じられ、ワイン系の少し酸味のあるソースがアクセントして美味しく、完成された一品でした。

◯栗のティラミス
秋を感じられる栗のティラミスは、栗の風味がしっかり感じられ、ティラミスのビターさに合っています。アイスも大変美味でした。

今後も伺い続けるお店です！

いつもはコース料理で提供されているaga-riさんですが、月１回深夜２時まで営業される、パスタをアラカルトとして楽しめる日があります。
日にち等はお店の公式のinstagram @aga_ri0710を確認下さい！

ワインを色々と飲みながら、料理を楽しむスタイルで、特にパスタはその日の食材を組み合わせて作るので、選ぶところからワクワクします。

○西村さんの猪と鹿のパテ・ド・カンパーニュ
食べやすいサイズに切り分けられているパテ・ド・カンパーニュで、猪や鹿のお肉を用いており、お肉の組み合わせが珍しいなと思いました。
肉肉しさがありつつ、ジビエの臭みが無く、すっきりと頂けました。ワインにも合う味わいで酒のアテとしても最適でした。

○ハムの盛り合わせとサラダ
バルサミコ酢の酸味が効いたドレッシングが丁寧に絡めてありました。ハムも合わせて、一口一口お酒が進むサラダで、やはりワインが合います笑
生ハムもスライス仕立てのもので、良い風味と脂の旨さが良かったです。

○オマール海老のパスタ、プンタレッラ
パスタはオマール海老のパスタを注文。オマール海老の旨みをたっぷりに感じるパスタは、海老身を敢えて生の状態でパスタに絡め、パスタの予熱で完成します。
プンタレッラと初めて耳にする食材は、ローマでは良くサラダ等に用いられる食材のようで、ほろ苦さとシャキシャキ感を感じる野菜でした。パスタの味を引き締め、食感のアクセントとしても美味しさを感じました。

コースでないaga-riさんはまた新鮮で、色々とパスタを楽しみたいときには最高のイベントです。月１回なので開催日を今後も要チェックです

最近テレビにも取り上げられているaga-riさん。今回のコースも独創性高く、エンタメ要素も含めて面白くて美味しいコースでした。

夜は2組限定の営業で雰囲気も落ち着いていて魅力的です。

今回もコースの始まりはグリッシーニ、サラミ、ピクルス、オリーブといったお酒に合う肴から始まりました。

●新玉ねぎのスープ
桂川町野上ファームの新玉ねぎを利用したスープ。新玉ねぎは甘くて、上の野菜はマリネっぽく酸っぱい味付けで、甘酸っぱい一品でした。
りんごの容器は可愛らしいですね。

●CTU
CTUと名付けられた一品。卵をウサギに模しているのが何とも可愛らしいです。卵の下にはイタリア産キャビア、その下にはジャガイモとマスカルポーネのスープがありました。前回と上下の構成が少し変わっていて、うさぎの可愛らしさを全面に出していました。
半熟卵はあっさりした味付けでキャビアの塩味と相性が良いです。下のスープはペースト状でマスカルポーネのコクが印象的でした。カダイフの食感のアクセントもこの一品にあっています。
このおつまみで終わりかと思えば

●bean on the 豆
独特な表記のメニューで、タイトルからは想像つかない一品でした。豆のパウダーを練り込んだグジェールにカニとそら豆とクリームチーズがサンドされていました。見た目はインゲン豆のサヤを象っていて、面白い工夫があり、手でつまめるおつまみのようなものでした。
グジェールの食感はもっちりしていて、中の具材の風味とチーズのコクを感じました。
このおつまみで終わりかと思えば、まさかの下の皿に豆のスープまでついていました。数種類の豆のサヤを出汁にとったスープで爽やかな味わいと見た目でした。豆乳で作られた塩ジェラートの塩味が単体でも非常に美味しく、スープとしても良い塩味になっていました。上に生ハムが乗せてあり、彩りが美しかったです。

●カプレーゼ
色々とインパクトのあるカプレーゼで、最後にフランベして完成し、まるでマジシャンのショーのようです。熊本の不知火町のしんた農園さんの塩トマトと入店時から作られたモッツァレラがここで組み合わさります。ジェノベーゼソースは紫蘇で作られていて、和を感じる面白い発想です。
塩トマトの甘味とフレッシュなモッツァレラのまろやかな口当たりがたまらないですね。

●モツバーガーセット
モ○バーガーをオマージュしたようなダジャレの効いた一品。硬めのパンをバンズ代わりにしていて、中にはモツやチーズが挟んでありました。モツは薄切りで柔らかく煮込んであり、チーズは風味が強いものでした。トマト系のソースと香草でチーズやモツのクセがマイルドになっており、食べやすい組み合わせでした。フィレンツェの屋台グルメのようです。
ポテト代わりはジャガイモのニョッキを揚げたもので、衣のサクサク感と中のモチモチ感が美味です。こちらも良い塩味でした。

●自家製ソーセージのラビオリ
自家製のサルシッチャを包んだ手打ちのラビオリ。上にはサマートリュフをふりかけてあります。キャベツのソースと野上ファームさんの野菜に、蜂や蜂の巣に見立てたチュイールはハチミツ、トウモロコシが含まれた甘い味でした。
肉の旨みが閉じ込められたラビオリは歯切れが良い食感で、小麦の旨みと肉汁を感じ、美味でした。

●自家製フォカッチャ
非常にもっちりしていて、甘く美味です。これに自家製キャビアバターの相性は抜群です。

●仔羊の炭火焼き
付け合せはアスパラガスのムースにドライリンゴのチップスにアスパラソバージュ、薬味はローゼル塩でした。
仔羊肉はとてもジューシーで美味の一言。アスパラガスのムースもそのまま頂いても美味しい優しい味でした。
メインにふさわしいクオリティの一品でした。

●アスパラガスのゴッドファーザー風
これまたメニューの表記だけではなんともわからない一品でしたが、運ばれてきたときの面白さ、アイディアはインパクトのあるものでした。アスパラガスをパートフィローで包み焼きしたものは葉巻に見立てており、お皿は本物の葉巻の灰皿を利用する拘りっぷりでした。春巻きのような皮のパリパリ感と蒸し焼きにされたアスパラの甘みとチーズ、ベーコンの旨味が一本にまとまっていました。

●桜海老と筍のパスタ
山口県下関産の筍と桜海老のオイルソースのパスタ。上にはカラスミがたっぷりとトッピングされていました。麺のコシがアルデンテで美味でした。筍は食感のアクセントとしてよく、桜海老とカラスミの塩味とオイルソースの相性も良かったです。

●初夏のteaラミス
デザートは八女の抹茶とほうじ茶で作ったティラミスをメインに、あずきのジェラートとライムとヨモギで作った葉っぱに見立てたゼリーの構成でした。
正しく和洋折衷のデザートで、イタリアンでありながら和を感じられる美味しいデザートでした。
こういった発想がaga-riさんらしく、見て楽しい一品でした。

ここからのお茶菓子的なデザートも見た目、味共に良く、満足度の高いコースでした。

定期的に通いたくなる料理と雰囲気の良いお店です。

天神南駅から徒歩5分内の好立地な場所にあるイタリアンレストランのaga-riさん。ビルの２階にあり、エレベーターの扉が開くとお店になっています。

オーナーの上里シェフは大阪のイタリアンの名店PONTE VECCHIOや福岡のバルバビアンカさんで料理長を勤めた経験豊富なシェフです。
店内はカウンター４席、奥の個室（６名まで利用可能との表記あり）、２人がけのテーブルが１つですが、ネット情報では２組限定でされているようです。
今回はおしゃれな個室で利用させて頂きました。ディナーコースは月替りのようで、13750円（税込）です。それにコペルト料が1人あたり660円かかります。

ドリンクメニューはボトルワインが非常に豊富で、ペアリングコースもありました。ノンアルコールのメニューも充実しているのが素晴らしいですね。国内で初入荷されるクラフトコーラもあり（今回はまだ入荷していなかったようで、次回伺った際に是非注文したいです）、珍しいお酒も見受けられました。

■ピクルス
■ミネストローネ
福岡を中心に九州の食材にこだわったコースの開始は、乾杯に合うようなグリッシーニ、生ハム、ピクルスからでした。ピックの持ち手には可愛らしい牛がいて、和みます笑
間もなく、畑直送のこだわり野菜のミネストローネが運ばれてきました。しっかり煮込まれた沢山の野菜が溶け合って深みがあり、スープというより出汁の効いた野菜を食しているような感覚でした。上に乗っているチーズの塩見も美味しさを引き出しています。

■CKT
CKTと略されたキャビアかけ卵です。下にはジャガイモとマスカルポーネのスープがあり、卵との間に敷き詰められたカダイフ？が良いアクセントでした。半熟卵とキャビアの塩味と旨みが合わさって、これだけでも一品になっていました。スープは味がまろやかでその分、キャビアとの相性がこちらも良かったです。

■馬肉のカルパッチョ
コースの中でも絶品と感じた料理の一つです。極薄にスライスされた馬肉は、久留米産の馬肉で運ばれてきたときは一瞬赤いビーツのようなソースかと思いました笑
馬肉と言えば熊本が有名ですが、この久留米産の馬肉は冷凍処理の必要がないようで、新鮮そのもので旨みたっぷりの、美味しいの一言です。ソースは黄柚子とアンチョビのソースで、馬肉の上にはトリュフと塩漬けされた黒胡椒が味のアクセントとしてのっていました。野菜は菜の花、右上に一瞬カリフラワーかと思うようなスイスのチーズが花びらの様にあしらわれていました。ソースとチーズが特に馬肉との相性が良かったです。

■出来立てモッツァレラと洋梨、りんごのカプレーゼ
事前に製作途中のモッツァレラチーズをシェフが見せに来てくれる粋な演出から始まっていた一品。メニューにマジシャン仕立てと書いてありますが、最後にレモングラスの泡をまるでフランベのように着火させる演出もありました。
りんごのブランドは忘れてしまいましたが（確か王林だったような）、下にペースト状に敷かれていて上品なりんごジャムのようでした。その上に出来立てのモッツァレラはミルキーでコクがあり、生ハムの塩味で、チーズと洋梨の甘みが更に引き立ちました。

■オマール海老のフリット
写真が若干ぶれていますが、フリットの上にはツリーケール、下に蕪とカリフラワーのソース、オマールの甲殻のソースがありました。衣が非常に軽く、その分海老のジューシーさが口の中に広がります。海老の美味しさを十二分に感じる一品でした。

■パッパルデッレ
日本で言うきしめんのような平打ち麺のパスタです。〆のパスタもそうですが、麺の程よいコシがたまらない美味しさでした。豚バラのポルチーニ煮込みソースは、肉の繊維がほどけるまで煮込まれていて、肉をしっかり感じつつ、麺への絡みやすさも良かったです。

■蝦夷鹿の炭火焼き
非常に写真がぶれてしまっていますが、今回のメインは蝦夷鹿でした。鹿肉はあっさりしているイメージがありますが、今回の鹿肉は噛んでいくとまるでレバーのような繊維質な口当たりに変化し、その中からお肉の美味しさを感じました。メインに相応しい食べごたえのある一品でした。

■トラフグとカラスミのパスタ
〆のパスタ。パスタが2回も頂けるのが最高です。こちらのパスタは量を選ぶことができ、迷うことなく大盛りを選択しました笑
こちらのパスタも麺のコシが最高に美味しく、次々に進みました。たっぷりのカラスミが食をそそり、トラフグの細かい身と白子が味の深みや変化につながりました。パッパルデッレ含めて、パスタが本当に美味しかったです。

■デザート
デザートはまずマチェドニアとドライフルーツのケーキから。まるでパフェのような盛り付け方で、アイス、ラム酒のクリームとケーキ、フルーツすべて相性が良かったです。
それを頂いている間に、カタラーナや○クドナルドをモチーフとしたチョコバーガーも到着。食卓が一気に豪勢になりました。最後に写真にはありませんが、焼きたてのピスタチオのフィナンシェもお茶菓子として頂き、溶けたバターの香りとピスタチオの風味が絶品でした。こちらは冷めても味が変わってまた美味しいとのことで、お土産にも頂け、帰ってからも余韻を楽しめました。

すべての料理がクオリティが高く、見せ方も面白く、一種の体験でした。カトラリーにもこだわりがあり、見たことない食器も多かったです。

またメニューが変わる頃に伺いたいです！