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食べログ アジア・エスニック WEST 百名店 2023 選出店
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神無月サスケさんの他のお店の口コミ
店名 |
106 サウスインディアン 福岡天神店
|
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受賞・選出歴 |
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ジャンル | インド料理、インドカレー、カレー |
予約・ お問い合わせ |
050-5590-4994 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
☆地下鉄天神南駅~徒歩2分 西鉄福岡駅(天神)から298m |
営業時間 |
|
予算 |
¥2,000~¥2,999 ¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
¥3,000~¥3,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
無し |
席数 |
35席 (間隔をあけて席数を減らしています。) |
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個室 |
有 (6人可) |
貸切 |
可 (20人~50人可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近隣にコインパーキングあり |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、カウンター席あり、車椅子で入店可 |
ドリンク | 焼酎あり、ワインあり、カクテルあり |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、ベジタリアンメニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可) お子様用の椅子をご用意しております。 |
公式アカウント | |
オープン日 |
2015年10月6日 |
電話番号 |
092-791-1065 |
備考 |
【北九州店】 |
初投稿者 |
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106サウスインディアン。それは北九州は若松の名店。
かつて僕はそこでカシミールカレーを食べましたが、その後ミールスも出すようになっていました。
だが、若松再訪は遠い……そう思っていたところ、
なんとその106が天神の今泉にオープンしていたという話を知りました。
多忙な仕事から解放された(2015年)11月、早速訪問しました。
まだオープン直後で、お店の前には博多華丸・大吉さんから送られた開店祝いの花輪が飾られていました。
お店は、ハングリーヘブンなどの名店が並ぶ建物の一番奥。
大変雰囲気いいです。
早速入店し、ミールス(南インドの定食)を注文しました。
しかしここで感じたことがありました。
ミールスが運ばれてきたとき、店員さんが食べ方の説明をしなかったんですね。
しかもメニューにも食べ方の説明が載っていません。
ミールスは初めてのお客さんも多いでしょう。
普通だったらどう食べるか説明するでしょうから、店員さんを呼んでそこのところを尋ねてみると、
店員さんは詳しく答えられず、人を呼びに行っていました。
料理人か店長とおぼしき男性が出てきてくれましたので
「食べ方を店員さんが説明できるようにしてください、あとメニューに書いてください」と伝えておきました。
でも、周囲を見ると皆普通のカレーセットを頼んでいるんですね。
僕の訪問時、ミールスを頼んでいたのは僕だけでした。
なるほど、この状況なら、こうなるのも納得です。
でも早く皆、ミールスを頼むようになってほしい。
そこで、このレビューでは食べ方の説明も一緒に書かせていただきます。
ご飯と揚げパンの周囲に、カトリ(小皿)に載ったカレーやおかずが並んでいます。
まずはカトリの料理を少しだけ味見してみます。
サンバル:豆のおかゆ。このお店のは人参とか入っていて丁寧。ほっとする味わい
ラッサム:トマトとタマリンドの酸っぱいスープ。ほどよい酸味
クートゥ:ココナッツベースの野菜カレー。少しすくってみるといい感じにココナッツ
ポリヤル:ニンジンやいんげん豆やじゃがいもを炒めたもの。そのままでも食べやすいがここは我慢
ヨーグルト:普通の無糖ヨーグルト。これもご飯にかける用。
チャトニ:南インドの辛い漬物。ご飯の味のアクセントになる。
どれもほどよく食べやすいのですが、ミールスの基本は、「全部混ぜること」。
これらのカトリを大皿から取り出して外に置き、パパトとプーリ(揚げパン)をちぎってご飯の上に散らします。
そして、カトリの中身を一つずつご飯の上に流し込んでいき、全部かけましょう。
辛いチャトニがついているので、これも混ぜると、味のアクセントになりますね。
ヨーグルトも砂糖など入れずに、かけてしまいましょう。
そして、混ぜるのです。ひたすら混ぜ混ぜします。
(※詳しい人に言わせると混ぜる順番とかいろいろあるようですが、
詳しくない僕は最初から全部混ぜます。詳しい人の方の意見があったら、そっちを重視してください)
そして、いい具合に混ぜ混ぜできたら、そこで食べてみてください。
日本人には、あまり「食べる前に複数の料理を混ぜる」という習慣がないから、
混ぜることに最初は抵抗があるかもしれません。
しかし、その心理的抵抗を乗り越えたところに、至福があるのです。
僕の感想としては、最高の味です。様々な味が混ざり合い、絶妙ながら不思議な調和を生み出しています。
ほんのりとするヨーグルトの酸味に、野菜それぞれの旨みがじんわりと出ています。
サンバルやラッサムの酸味。そこにインド米の食感と、プーリやパパトの食感。
南インド特有のスパイスの辛さに加えて、
辛いソースがところどころ入っていて、そこがアクセントにもなっています。
そしてそれらの旨さの後に来る、スパイシーな後味。口の中にいろんなスパイスの後味が残ります。
旨いです。
他のミールスとの特徴として言えるのは、結構味が強いことです。
特に塩味が強めなことと、野菜を炒めたりしている関係か、その存在感も強く、
結果、辛さ、酸味、スパイシー、野菜の旨みの全てが前面に出ているといえます。
でも、その結果か、満足度は高いです。
なにしろ驚くことにこれ、ベジミールス、つまりお肉を使っていないんですよね。
これまで僕はノンベジ、つまりお肉入りが好きで、そちら中心だったんですが、
ベジミールスでここまで凄いのが作れるのか、と驚きました。
ベジミールスで有名なお店と言えば東京のケララの風IIでしょう。
このお店はこことは対照的に、優しい味のミールスを出してくれるのですが、
僕はこのお店、106の力強い味わいも好きになりましたね。
ごちそうさまでした。
個人的には最高クラスのミールスなのですが、
問題は、果たして、ミールスを食べたことのない人に、いきなりこれを薦めていいか?
という点です。
でも、カレーが好き、スパイシーなものが好き、という人には
一度は食べてもらいたいと思います。
そのためにも、お店の方、どうか早く、店員さんに、ミールスの食べ方を
客に教えられるように教育してあげてください。
本当に、砂糖なんか必要ないんです。
ヨーグルトもご飯にかけてしまっていいんです。
本当にこのお店が天神に来たことで、気軽に南インド料理が食べられるようになったことは
大変大きなことだと思います。今後もちょくちょく引き寄せられてしまうでしょう。