博多にきたら屋台！という時はこちらへ☆ : 雲仙

博多に来たからには屋台へGo！ということで、ガイドブックを見て、明太子卵焼き発祥のお店だというこちらのお店に伺うことにしました。
…と言っても、行ってみるまで座れるかどうかわからないし、お店につくまでに魅力的な屋台をいくつも通りすぎるのは多少の精神力が必要です。

お目当てののれんが見えましたが、屋台初心者がこの中に入っていくのは、やっぱりちょっと緊張しますね。
一人なので隅の方に座らせてもらえましたが、すでに飲食されている他のお客さんに一斉に視線をいただき…うぅう、全員常連に見える。
やっぱりちょっとアウェイ感は仕方ないのかな、と飲み物と、念願のとんこつラーメンを注文。

アレですね、博多でとんこつラーメンが食べたかったら、いちいち「とんこつ」の部分は言わなくても、ただ単に「ラーメン」とお願いすれば当たり前にとんこつラーメンが出てくるようです。
さすが本場‼
マスターと二人でテキパキと働いてらっしゃる奥様にお願いすると、「え、もうラーメン出していいの？」とビックリされました。
まぁ、そうですよね…飲みに来てすぐ〆を頼むとわ。
しかし、博多に来てとんこつラーメンははずせないのでまずは食しておきたい次第です。
なんせさっきもつ鍋食べてきちゃったんで。

こちらのとんこつラーメンは、ほどよく背油が載ってるけどスープもトロみが少ない、飲み干しやすいタイプ
キクラゲ、ネギ、白ゴマ、チャーシュー、紅生姜などは最初からトッピングしてくれてあって、お願いしたらお酢を出してくれます。
美味しい！
空腹時なら三杯は食べられそうなラーメンですね
細いけど程よく噛みごたえが残してある麺はスープがよくからみ、あっという間に喉を通過し、残るはスープ。
飲み干したいけど、これでお腹脹らまますと他のものが食べられなくなるし…
涙を飲んで下げてもらって、お次は気になってた小柱・アスパラバターをオーダー❗

他にも色々オーダーが入ってたらしく、「ちょっと待ってねー」と大将。
むしろ小腹を用意するためにも、こちらこそゆっくり準備をお願いしたいところ。
とここで、若い兄さんがお一人様でのれんをめくって顔を入れて来られました。
空いてる席は私の隣だけだったので、大将は気を遣って断ろうとしてくれましたが、ぜひぜひと隣に座っていただきました。
なんとなくノリで瓶ビールをおつぎすることに。
どうやら彼も屋台初心者で、東京からお友達に会いに来ているそうです。
ナンコツを一本分けてくれましたよ☆
こういう堅い食べ物実はあまり得意じゃないのですが、いただいてみると軟らかくて食べやすかった✨

と、私のオーダー品の小柱アスパラがきました！
香ばしくバター炒めになってるようです。
パンがついてて、屋台でこんなオシャレに出てくると思わなかったわー。
いい意味で期待を裏切られましたね。
あまり収納がないはずの屋台のあちらこちらから色んな食材を取り出しては、器用に調理されてます。
ここらの屋台は、営業終了後にはチリ１つ残さずキレイに片付けて帰って、夕方また１から設営しなきゃいけないそうです。
まぁ銀行の目の前とかですから当然かもしれませんが、それって相当大変なことだと思います。
毎日ご苦労様です！

そろそろお腹脹れてきた…
しかしもっと色んな福岡グルメを堪能したい！とか力説してたら、お隣のオニイサンが一緒に明太子玉子焼きをシェアしてくれることに
ありがとうございます。
コレが食べたくてこのお店来たんだからさー。
忘れちゃダメダメ☆
だし巻きに、贅沢に明太子がまるごとINしています。
お出汁のい～い香りと、明太子の塩味と海の風味でますますお酒がすすみます。

隣のニイサン、今度は餃子も半分くれようとしたけどお腹いっぱい
遠慮なく二口だけいただく。
皮がパリパリで小さくて食べやすい。
ゆず胡椒がとってもよく合うのですね。
餃子に柚子コショウってつけたことなかったけど、今後は私の中で定番となるでしょう☝
オイシイオイシイ言ってたら、さらに向こうのお席のオッチャン達も餃子をくれました

大将も、映画監督や女優さんが来た時なんかの色んな話をしてくれて、最初は緊張して座ったのが嘘のように最後は皆で仲良くなって、記念に写真を撮らせてもらって帰りました。
今回、勇気を出して屋台に入ってみると、色んな人達が話しかけてくれて楽しかったです。
そういう文化なんでしょうね。
コミュ障と呼ばれる人達が数多く存在する現代にあって、たいへん素晴らしい文化だと思います。
これからも、受け継がれていってほしいです。

おでんも美味しそうだったけどもうお腹いっぱい
次回来れたらぜひ食べてみたいです。

またお伺いします。