高台にあり夕陽が絶景で畳の大浴場があるホテル : 三国観光ホテル

夕食、宿泊、朝食で利用。

ホテルに入るとロビーの天井が高く開放感があり、正面に三国漁港が見えます。
東館と西館があり本日の部屋は西館の５階とのこと。ロビーと違い西館５階の通路は古い設備できれいでおしゃれとは言い難い。

部屋に入るとちょうど日没前で日本海に沈む夕陽が非常にきれい。部屋の設備も古めで暗いが、空調設備は新しく静かな部屋で少しづつ設備投資をされ改修されておられる様子。

一息つき西館２階の大浴場へ。浴場には備え付けのバスタオル・タオルはなく部屋から持参。遠い大浴場に小さな子どもさん連れなら結構な荷物となり、ここは減点ポイント。
男湯は入って右側がサウナと水風呂。次にかけ湯スペースがあり、最初の湯船は「龍翔の湯」という八角形のお風呂。お湯はサラリとしており熱く40度前後はあろう。どのかたも入浴すると熱い！というがしばらく入ると心地よい温度。
体を温め次はサウナ。23時までの利用案内があり朝風呂で使えないのは少々残念。高温サウナで気持ちのよい汗を流し水風呂へ。「う～ん」かなり冷たい冷水風呂。最近は温泉に温度表示なされることが多くなり、体感的に湯船や冷水風呂の温度を覚えていますが、ここの風呂は初体験の冷たさ。一般的な冷水風呂は18度前後が多いので、こちらは18度より明らかに低く反復浴にはかなり気持ちがいい。
続いて奥にある「和畳の湯」へ。畳敷きのお風呂は見たことがなく初めての経験。水はけがよく特殊な畳で座ると気持ちがいい。ミストサウナもあり最近リニューアルしたのか新しい浴室。
最後は露天風呂。八角形の「龍翔の湯」まで戻り屋外の「風月の湯」へ。この湯船も少々熱めだが風が冷たく気持ちのよい温度。
シャンプーやカミソリなど、一般的なホテルの大浴場と同じレベルの備え付けで不便はないが特徴もありませんでした。

夕食の先付けはイクラが乗ったグリーンの豆腐で枝豆だろうか甘みがありおいしい。

次はカニ。カニを解体するためしばらく無言に。画像のとおり甲羅に身とカニ味噌を混ぜて盛りつけようやく完成。500gほどの小さなカニですが身は甘くおいしい。カニ味噌もほどよい量。カニ酢もありますが甘めでサッパリ感がなく、私はカニ味噌と和えていただきました。

焼きカニは生を目の前で焼きます。身は少々痩せていますが白くなればOKで、すぐに焼き上がりを食べるとおいしい、ゆでより焼きの方が身が甘く感じ、カニは焼きが一番の食べ方と思いながらビールが進みまくる。

刺身は鯛・甘海老・ハマチの３種。どれも新鮮でおいしくビールをがぶ飲み。

次は越前蕎麦。お昼に食べたばかりと思いながら食べると辛くない。辛味ではなく普通のおろし蕎麦、麺にコシはなくツユも特徴がなくこれは普通。

焼きカニの後にプレートが置かれ次は和牛ステーキとのこと。分厚い和牛を５切れほど焼きます。付け合わせはエリンギとパプリカ。肉は臭みはなく旨味がありおいしい。タレは濃い口で甘くホテルにしては焼肉屋のようなタレで意外。焼酎に切り替えていましたが、タレが濃いのでビールを再オーダー。

続いて天ぷら。海老・カニ爪・ししとうの３種。海老はプリプリでおいしい。カニ爪は普通。大根おろしと天つゆですが、このサクッとした天ぷらなら抹茶塩か藻塩が合うだろうなと思いながら焼酎をガブガブ飲む。

ここで最後の火入れ。おそらく寄せ鍋だろうと思いながら出来上がりを待つ間に茶碗蒸しの登場。カニ身・椎茸・三つ葉が入りダシの引きかたがよく上品でおいしい。

鍋はやはり寄せ鍋で具はさわら・海老・豆腐・白ネギ・つみれ・白菜などが入る。さわらは臭みもなくおいしいがポン酢の味がいまひとつ。少し柑橘が弱く新鮮な魚介鍋ならもう少し強くてもと思うが万人向けに作る難しさか。

最後はカニの炊き込みご飯とおすまし。おすましのダシの引きは絶妙でおいしい。カニごはんはごめんなさい一口食べて満腹で残しました。
デザートは黒糖ゼリーで甘さ控えめの大人の味。カニごはんさん残してごめんなさい。

ゆっくり休憩をしてから、もう一度温泉を堪能して就寝。翌朝は朝風呂で全身をリフレッシュ。

朝食は西館１階の特設会場で和洋のバイキング。昨夜のダシの引きかたが秀逸だったので、タケノコ・大根・筑前煮など煮物を中心にサケ・白身魚のフライ・ソーセージ・ベーコン・温泉玉子・水菜サラダ・プチトマトをチョイス。あとはお粥と味噌汁で。
メニューは和洋を中心にパンもありますので一般的なホテルの朝食バイキングと遜色ありません。

タケノコ・大根の煮物が薄味ですがしっかりとダシが効いておりやはりおいしい。味噌汁もダシの旨さが立つ濃くも薄くもないおいしい味噌汁。お粥は塩をしていないので、好みで塩をかけてくださいとのことでしたが、梅干しの横にあった「青しそ海苔(広島菜入り)」が気になり、少々多めにとってあったのでこれでお粥をいただく。しそと海苔の塩梅がよくお粥が進みまくる。広島菜のコリコリとした食感がたまらない。お粥をと青しそ海苔をおかわりして完食。ごちそうさまでした。

ホテルのおみやげコーナーで「青しそ海苔(広島菜入り)」と福井銘菓の「五月ヶ瀬」を購入。どうもお世話になりました。