1年振り、福井の名店「鮨 十兵衛」で "越前蟹" を大満喫〜〜〜♪ : 鮨 十兵衛

2022.12.10　福井トンボ帰り③

7月にお誘いを受けて、5ヶ月後に福井の名店
「鮨 十兵衛」さんのランチ貸切会に参加しました〜♪

12時に福井駅西口で名古屋のマイレビさんたちと
合流し、タクシーに相乗りしてお店に到着です。

「鮨 十兵衛」さんにはちょうど1年前に自分自身の
誕生祝いの旅で1人で訪れて『鰤起こし』の雷鳴の中
ランチおまかせコースと1合8000円もする黒龍限定
ブランド "ESHIKOTO 水仙" を楽しみました。

カウンター8席の一番右隅に友人と2人が陣取って
いただいたのは、税抜きで

◆ドリンク‥‥日本酒は2人でシェア
　　生ビール
　　十兵衛 純米大吟醸 一合
　　黒龍限定酒 二左衛門 半合
　　　能作の大金箔の片口とぐい呑みで
　　黒龍限定酒 石田屋 半合
　　　能作の錫の片口とぐい呑みで
　　黒龍限定酒 八十八号 半合
　　　天満切子のぐい呑みと片口で

◆おまかせコース 34000円
　1. クエ
　　　6日寝かせ 炭火で軽く炙って塩か山葵で
　2. ゴマ鯖とバイ貝
　　　福井の定置網にかかった1kg超えのゴマ鯖
　3. 能登の鰤
　　　ポン酢和え
　4. 真鱈の白子の茶碗蒸し
　　　香りづけに柚子
　5. 茹でたての越前蟹
　6. 越前蟹と蟹味噌
　7. 蛸の柔らか煮
　8. あん肝
　　　はまなみそで
　9. 甲羅酒
　① さわら
　② マツカワガレイ 昆布締め
　③ ヒラスズキ 福井の定置網
　④ 赤身 青森大畑の鮪
　⑤ しめ鯖 福井の定置網にかかった真鯖
　⑥ アオリイカ 福井の定置網 1kg
　⑦ セイコガニ ミニ丼
　⑧ ボタンエビ 富山新湊
　⑨ 根付き鯵
　⑩ 小鰭
　⑪ 穴子
　⑫ ねぎトロの手巻き
10.福井の甘エビを入れた厚焼き玉子
11.ボタンエビの頭でとった出汁の味噌汁
12.抹茶のブラマンジェ
13.ほうじ茶

自分は "生ビール" で、友人は "日本酒" で乾杯
皆さん、よろしくお願いします。
いただきま〜す (^o^)／

昼のコースは握りだけですが、この貸切会では夜の
コースと同じく地元北陸の海の幸を使った酒の肴が
たくさん出てきました。
特に "ごま鯖" と "鰤" は脂が甘くて旨い旨い。
さらにこの時期の福井といえば "越前蟹" です！
真っ赤に茹で上げた直後の見事な "越前蟹" が
ド〜ンと登場しました。

ここで "越前蟹" に負けじと黒龍限定酒 "二左衛門"
と "石田屋" を飲み比べです。
富山県高岡市「能作」製の大金箔と鈴の片口とぐい呑
で高級感が漂います。
黒龍酒造の初代蔵元の名をとった "⼆左衛⾨" は
エレガントな⾹りと熟成した旨味が特⻑、低温熟成で
香り穏やかな "石田屋" はとてもまろやかでした。
どちらも1合8000円、そんなに呑助でないので半合
ずつにしてもらいケチりました(笑)

"越前蟹" は茹で立ての脚身から始まり、濃厚な
蟹味噌につけて食べるとまさにほっぺが落ちそう！
香り豊かな甲羅酒もいただき、握りの途中ではメスの
"セイコガニ" の内子と外子と蟹身をいっぱいのせた
ミニ丼も出てきて "越前蟹" を大満喫しました。

"はまなみそ" をちょこっと付けて食べた "あん肝" は
甘くとろけて絶品です。
"はまなみそ" とは福井の冬限定の郷土料理で米麹から
甘酒を作り、そこへ豆麹・醤油塩漬け茄子・紫蘇の実
・生姜などを加えて作ります。
ほんのりした甘さがあり、麹の旨味や醤油の香ばしさ
が加わってとても美味しいおかず味噌でした。
酒の肴でちびちびつまんだり、炊きたて熱々ご飯に
のっけると旨いだろうなぁ！

クエから始まった握りは12品、赤酢のシャリが口の
中でほどけて北陸の海の幸を思う存分楽しみました。
とてもいい酒を飲んで45000円弱の大ご馳走、
"抹茶のブラマンジェ" と熱い "ほうじ茶" をいただ
いて2時間15分の貸切会が終了です。

タクシーに分乗して福井駅に戻り、そこで皆さんとは
お別れしました。
自分と友人は帰りのサンダーバード乗車まで1時間半
余裕があったので「福井城址」を観光してから
駅直結の商業施設「プリズム」でお土産探しです。

ごちそうさん (●^o^●)

2021.12.17(1日目)　嵐の北陸旅⑤

「この歳になると自分の誕生日は自分で祝うもの」
あと100件で食べログ卒業の4900レビュー記念に
選んだのは福井の名店「鮨 十兵衛」さんです〜♪

懇意にしていただいている名古屋・京都・奈良の
マイレビさんが貸切会やご夫婦で利用しておられ
自分も是非伺いたいと予約サイトの "Table Check"
を開くと、夜の部に空きは全くなかったのですが
ランチコースなら12月中に2席の空きを見つけて
すぐにこの日の予約をとりました。

そのための1泊2日の弾丸旅を計画したのですが
北陸地方は荒れ模様、雨男が雪と暴風警報発令の
恐れがあって最近は嵐を呼ぶ男でもあります(汗)

出発時は雲が多くても風は強くなく、JR特急
金沢行きサンダーバードは予定通り出発し
無事に10時過ぎに福井駅に到着しました。

ランチは12時予約で時間に余裕があったので
まずは福井駅直結の「プリズム福井」に走って
向かい、行列に並んで "羽二重くるみ" をゲット
さらに "鯖のへしこ"・"越前そば"・"黒龍 大吟醸 龍"
を購入し、自分への誕生祝い記念で越前焼の "平盃"
も買って宅配便で大阪に送りました。

30分前になり今にも雨が降りそうな駅西口に出ると
全長10mの恐竜 "フクイティタン" が異彩を放ち
また全長4.2mの "フクイラプトル" と全長4.7mの
"フクイサウルス" が戦闘体制でお出迎えです。
そう、福井は恐竜王国、国内随一の恐竜化石の
産出地なのです。

タクシーで4km、10分で「鮨 十兵衛」さんに到着
12時の10分前に暖簾がかかり、カウンター席に
案内され今シーズン初めて着たダウンを脱ぎました。

他の方は順次入店されてカウンター8席が埋まり
39歳二代目大将の挨拶をうけて定刻通りに
ランチコースが一斉スタートです。
いただいたのは

◆ドリンク
　　黒龍限定ブランド ESHIKOTO 水仙 1合 8000円
　　常山 純米超辛 半合 500円

◆ランチおまかせコース 11000円
　　真鯛 鹿児島
　　サワラ 福井
　　シマアジ 熊本天草
　　赤身 青森大間の14.5kgのマグロ
　　しめ鯖 北海道
　　アオリイカ 富山氷見
　　セイコ蟹
　　ボタンエビ 富山新湊
　　迷い鰹 石川七尾
　　トロ 青森大間
　　コハダ 熊本天草
　　穴子 石川能登
　　ねぎトロ
　　ボタンエビ頭の味噌汁
　　厚焼き玉子
　　水物：抹茶のブラマンジェ

◆追加
　　鯵 福井
　　しめ鯖 北海道
　　トロたく

ドリンクメニューを渡された時に大好きな福井の
銘酒 "黒龍" を見つけ、純米九頭龍が1合900円
吟醸いっちょらいでも1100円でしたからさすがに
地元は安く飲めるとテンションアップです。
東の横綱が山形の "十四代" ならば、西の横綱は
福井の "黒龍" ですからね。

ところがさらに凄いものをみっけ！
1合が8000円もする黒龍限定ブランドの
"ESHIKOTO 水仙" に出会ったのです。
あまりに贅沢ですが元々は夜のコースで2万以上
越前蟹が出ると3万円以上かかる予定だったし
自分祝いの誕生記念ですから、清水の舞台から
思い切って飛び降りました(汗)

昼のコースは握りだけ、酒の肴は出ないので
そんなにお酒は飲めそうにないからこの1合で
ちょうど良さそうです。

富山県高岡市「能作」製の鈴の片口とぐい呑
そして日本画家 森田りえ子氏が描く水仙のラベルの
720ml 瓶が登場、手酌酒でいただきま〜す (^o^)／

黒龍酒造の新しいブランド『ESHIKOTO』の "えし"
は良いの古語で、福井の良いことを掘り起こしたり
アレンジして発信していく意味があるそうです。
『ESHIKOTO』を反対から読むと "とこしえ" になり
永遠に繋がる事にもなりますね。

450本限定の "黒龍 ESHIKOTO 水仙" は米の甘みと
旨味がたっぷり、ふくよかで後味もスッキリして
命の水どころかまさに神の雫でした。

鹿児島の真鯛から始まった握りは赤酢のシャリが
口の中で心地よくほどけていきます。
すると大きな雷鳴が突然鳴り響いたのです。
今年初めての「鰤起こし」だそうで、11月半ばから
12月に掛けて北陸では猛烈な風が吹き荒れ
雷が激しく鳴り響く日があり、このような天候を
石川や富山では「鰤起こし」と呼ぶそうです。

由来はこの時期に日本海を回遊している寒鰤が
初冬の雷と合わせて獲れ始めることから
漁師が網を起こすというのと、寝ている鰤を起こす
という意味をかけて「鰤起こし」といわれています。

いよいよ冬の到来、海水温が下がり "寒鰤" の脂が
のって蟹や甘海老の甘みも増していき、ますます
北陸の寿司が美味しくなっていきますね。

この時期、越前蟹のメス "香箱蟹" が出回るのですが
今年は異様に値段が高く、毎年自分でも "甲羅盛り"
を作るのですが今年はまだ1回だけ、それで打ち止め
になりそうです(汗)
ランチコースでは先代が奥の厨房でほぐしたという
"セイコ蟹" が赤酢のシャリにのって登場
味付けされた外子がプチプチして甘く、濃厚な内子と
蟹身の美味しさは格別でした。

お酒はやはり1合では足らず、"常山 純米超辛" を
半合追加して握りも追加ネタに突入です。

贅沢に雲丹にイクラにアワビ、赤貝もと考えていた
のですが、ランチでは "鯵" しかこの日はないそうで
"福井の鯵" と "北海道のしめ鯖" をお願いしました。
さらに寿司の〆には "トロたく" と決めているので
それで終了、もっと食べたかったなぁ(汗)
やはり夜の部じゃないとダメですね。

ほうじ茶と抹茶のブラマンジェをいただいて
締めて23100円、普通に飲めばもっとお得です。
福井駅までタクシーを呼んでもらいお店を出ると
雪ではなく土砂降りになっていました。

軽く酔って福井駅から再びJR特急サンダーバードに
乗車して1時間、金沢に向かいます。
おでん割烹を予約しているので金沢名物 "カニ面" が
出てくるといいなぁ、予約時には確約できませんと
言われているのです(汗)

ごちそうさん (●^o^●)

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4900レビューに合わせるために「嵐の北陸旅」の
②③④を飛ばしています。
正月ネタにもなるので、ずっと先にそれらは
アップする予定です。