偉大なるル レクチェのパフェ : 果樹園

今日は「とある代議士先生の報告会」があり、JR福井駅前にやってきました。グループ会社の駐車場に車を置いて、会場に向かいます。

お昼がまだなので、何か小腹に入れたいと考えながら会場に向かうと、だるまや西武、勝木書店、フルーツのウメダの交差点にさしかかりました。

このフルーツのウメダさんの西武側の階段を登った2階に「果樹園」さんという、フルーツパーラー屋さんがあります。

男性1人で入るには勇気が必要ですが、初めて利用したのが2014年2月11日で、約2年近く間が空きました。

この2年前に、お店の方にパフェのお勧めをうかがった時、「無難に一番人気のフルーツパフェがお勧めですが、今なら洋梨のル レクチェを使ったパフェも美味しいですよ」と言われ、まずは王道からとフルーツパフェを選び、ル レクチェのパフェはその時はいただきませんでした。

私がル レクチェを知ったのはかれこれ10年くらい前のTV番組でした。

ル レクチェは洋梨でも量が出回らない品種です。主に新潟県で栽培されています。洋梨も品種で全く味や硬さが異なり、ル レクチェはその山吹色のサビ(シミ)が無い外観、なめらかでとろける食感と、酸味が全く無い甘さなど、ラ・フランスなどとは異なります。すごく美味しい洋梨です。

以前うかがった時が2月というのを失念し、「ル レクチェはお歳暮に使われるはずだから、もしパフェがあったらラッキーだけど、ないかなぁ」と、甘い期待を胸に向かうと、階段手前にランチ(ピラフと何か)の文字。いやいや、誘惑に流されてはいけないと考え階段を登るとお店に入ります。

店内は入り口を要とする90度開いた扇型で、左手がテーブル席、右手にキッチンとカウンター席です。土曜日のお昼でしたが、天候が悪かったせいか、先客は2組で席は選べましたが、1人なのでカウンター席にしました。

カウンター内におられたお店の方に、「以前うかがった時、ル レクチェのパフェがあったのですが、今の時期の洋梨のパフェは、ル レクチェですか？」と尋ねると、「ル レクチェは今お店に入荷してきたところなので、パフェになるのはこれからもう少し先なんです。今はラ・フランスとメロウリッチなんです」との御回答。確かにカウンター上に置いてある洋梨もラ・フランスっぽい。ありゃ残念。

ところがお店のお姉さんが「少し待っていてくださいね」と言われ、階段をスーパーダッシュで駆け下りて行かれ、1分経たずに戻って来られました。その手には、山吹色のル レクチェがあります。

お姉さん曰く「お店に1個だけすぐ出せるものがありました。でもまだ走りなので、少し高くなってしまいますが、どうされますか？」とのこと。

即決「いただきます」。わざわざお店まで探して下さったご苦労は無駄にはしません。パフェができるまで、ワクワクしながら待ちます。

やってきました、洋梨(ル レクチェ)のパフェ。写真の2つのパフェを比べてもらうとわかりますが、はっきり言って見た目はフルーツパフェに比べ、チョ〜地味です。が、私には山吹色のお宝です。

さっそく、ル レクチェをいただきます。口に入れると、適度に柔らかく本当に甘〜い。思わす頬が緩みます。特にヘタの反対部分、洋梨の下になる膨らんだところの甘さはハンパないです。

アイスは、チョコ、バニラ、ストロベリーの定番3種が使われる手いますが、アイスより洋梨の方が遥かに美味です。ル レクチェおそるべし。

洋梨はイマイチと思っている方、私も10年くらい前にル レクチェを知るまで同じでした。騙されたと思ってチャレンジしてください。(やっぱり騙されたと思うかもしれませんが)

洋梨とアイスクリーム層がおわるとフルーツとクリームの層です。フルーツはバナナ、キウイ、半透明なタピオカ？、それにリンゴが2種類入ります。

2種類のリンゴは、青リンゴ系が名月(ぐんま名月)、赤リンゴ系があいかの香りだそうで、名月はそろそろシーズン終了、あいかの香りは長野市の藤牧さんが開発し、長女さんの名前からつけた名称だとか。

気になって自宅でリンゴについて調べると、今までリンゴなんてアップルパイの紅玉と、ふじなど代表選手しか気にしてませんでしたが、すごく沢山種類があって、驚きました。さすがフルーツ屋さんの知識はすごい。

一番下はアイスとペーストの層で美味しくいただきました。フルーツのお話し、子供と親のフルーツの嗜好の違いなどのお話しで楽しく過ごせました。

最後にお会計で、1000円で結構ですのでと言って下さいました。普通の洋梨のパフェが950円で、特別に走りのル レクチェをいただいたのに申し訳ありませんでした。また来ます。

ごちそう様でした。

階段を降りて時計を見ると、報告会まであと5分。やばい。今度は私が会場へスーパーダッシュです。