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| 店名 |
Mugaritz(ムガリッツ)
|
|---|---|
| ジャンル | スペイン料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+34) 943522455 |
| 予約可否 | |
| 住所 |
スペインAldura Aldea 20, 20100 Errenteria, Gipuzkoa, Spain |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
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| 支払い方法 |
電子マネー不可 QRコード決済不可 |
| 貸切 |
不可 |
|---|
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ホームページ | |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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スペイン・バスク地方の美食の街サン・セバスチャン。
この街で人気を二分するモダンスパニッシュの店が「アルザック」と「ムガリッツ」。
両方とも世界レベルのレストランで、特に「ムガリッツ」はあるレストランランキングで世界3位になったこともある名店だ。
私は、前回の訪問時に「アルザック」に行ったので、今回は出張が決まった時から「ムガリッツ」に予約を入れて今回の出張に備えた。
サン・セバスチャンの街から車で15分ぐらい。
山の中にの風光明媚な場所にその美食の館「ムガリッツ」はある。
「エル・ブジ」無き後、ラボ併設型のモダンスパニッシュの雄としてその後継レストランといわれて久しい「ムガリッツ」だが、雰囲気は「エルブジ」を凌いでいるといっても過言ではない。
シェフのアンドニ・ルイス・アドニスは、「エル・ブジ」のフェラン・アドリアから「地球上でもっとも偉大な料理人」と言われたという。
ますます期待が膨らんでゆく。
館内に入り案内されたウェイティングルームで寛いでいると、そこでそのまま前菜(7品)がサービスされた。
どれもがプレゼンテーションに富み、好みの飲み物とともにいただくその料理は、美味しいというより、これから始まる宴をワクワクさせる仕掛けになっているような気がした。
ここで、厨房を案内してくれるという。
といっても、実際に料理を作っている所ではなく、盛りつけたり最後の仕上げをしている場所。
実に大勢のスタッフがかかわっている。
中には料理に突っ込んだ棒とそこからとれるデータなのかパソコンとにらめっこをしているスタッフもいた。
ここでシェフのアドニス氏が登場。
今日の料理を含めいろいろとこのレストランについて説明してくれる。
また、私が日本人だと知ると、冷蔵庫に入った大量の日本の調味料を見せてくれた。
そういえば、ウェイティングルームには、日本料理「龍吟」から寄贈された?看板があった。
かなり日本に造詣の深い人なのだろう。
私たちはその後、館内のテーブルに案内され料理が再開した。
ここから10品の料理。
すべて見た目は美しくて面白く、どれもとても美味しく・・・そうでもない。
決して美味しくないわけではないが、時々「これは?」という料理がある。
特に分子ガストロノミー色の強いものは「エル・ブジ」のそれには遠く及ばない。
ここでまた場所をテラス席に移し7品のデザートが始まる。
お腹も少し溜まってほろ酔い状態の私には屋外の風は心地よい。
でも、私の連れや取引先のスペイン人は全く平気のようだが、私にはデザート7品は結構つらい。
おまけに7品目のチョコレートはそれ一品で7皿のチョコレートがある(一つは空だったが)。
一皿ごとにメッセージが込められてるらしいが、食事の最中にそれを解こうとは思わない。
そもそも、メニューから想像できるものと現物が良い意味で違い過ぎて、途中からメニューを追うのもやめたぐらいだった。
連れも途中までは写真を撮っていたようだがとっくに断念している。
チョコレートとともにコーヒーをいただいた時、到着してから4時間を経過していた。
場所を変えながらの食事だったため時間の長さはさほど気にならない。
また、「これ何?」「これ食べられるの?」の連続だったのでとても楽しい時間だった。
そして何よりもこの雰囲気とサービスは素晴らしかった。
ただ、味的には「これが世界3位?」というのが本音。
もちろん美味しいものもたくさんあった。
でも明らかにビジュアル重視というものも多かった。
やはりレストランでは「美味しい」ものが食べたい。
まあ「少量多品型おまかせメニュー」では致し方ないことなのか…。
それでも、前回行った「アルザック」よりは味もサービスも数段上だと思う。
急遽一緒に食事をすることになった取引先も喜んでくれて「次回はビルバオの一流レストランに招待する」と言ってくれた(『アズールメンディ』のことかな?)。
とても楽しみだ。
食の高級アミューズメントパーク「ムガリッツ」。
おそらくリピートは無いか有るとしても相当先になるとは思うが、ここの雰囲気と料理を含めたプレゼンテーションは唯一無二。
一度は訪れる価値があると思う。