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店名 |
志保沢商店
|
---|---|
ジャンル | 焼きそば |
お問い合わせ |
0439-29-2418 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
JR久留里線平山駅前 平山駅から33m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
13席 (大テーブル相席9席、小上がり2名×2テーブル) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
備考 |
持ち帰りの電話予約可 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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木更津から、久留里(くるり)という黒田氏ゆかりの小さな城下町を経て、房総の山地へと分け入っていくのが、JR久留里線というローカル線です。
列車の本数も少なく電化もされていないローカル色豊かなこの鉄道に、ちょっと揺られてみましょうか。
木更津を出た古いディーゼルカーは、駅に着くたびに低いエンジン音を響かせながら、カタン、カタタンと、ゆっくり進んでいきます。
路線名の由来でもある「久留里」でちょっと長い停車の後、次の駅「平山」で降りてみましょう。
ここに、以前からちょっと気になっていた焼きそば屋さんがあるのです。
無人駅を降りると、何にもない駅前ですが、鴨川街道に出る角の所に、「志保沢商店」さんの暖簾を見つけました。
夕方の店内に、客は私たちだけです。
席について一息入れていると、お店の方が棒でメニューを指し示しながら、量によって代金が変わる(350円から100円刻み)、ソーセージや肉を入れるとそれぞれ100円アップになると、丁寧に説明してくれます。
肉焼きそば(550+100=650円)とソーセージ焼きそば(450+100=550円)を注文します。
ちなみに、350円が子供、450円が女性、550円が男性用だそうで、その上も際限なく用意されているようです・・・
ちょっと前までは200円程度で焼きそばを供していたらしいのですが、一昨年の食材高騰時にかなり極端な値上げをして以来、そのまま。
子供のおやつとしても重宝されるのが焼きそばの身上、そのあたり、ちょっと残念ですね・・・
さっそく鉄板に火が入れられ、まず豚肉をソースで焼きつけます。
魚肉ソーセージを輪切りにしたものも軽くローストされ、それぞれ別皿に取り分けて置かれます。
油(おそらく植物油)をさらりとまわし、キャベツ、麺を炒め、仕上げにソースを入れると、鉄板からは弾ける油煙と音、そして、とても香ばしいソースの香りが店中に漂います。
おまちかね、皿に盛られて運ばれてきます。
ベースの量が550円のほうは結構インパクトのある量で、やはり一般で言うところの「大盛り」に相当しましょうか。
早速口に運ぶと、これは独特な食感です。
ストレートでやや側偏した麺径。
一般に使われる蒸し中華麺とはかなり異なる、特得な歯ごたえと風味がありますね。
この独特な風味と、独自調合と思われるウスターソースが絡む、そこに、かなりふんだんに使ってあるキャベツの甘みがじんわりと。
天かすも多少入っていて、独特なコクを与えています。
乾麵は、長年のつきあいがある製麺所に配合指定で作らせているとのこと。
店内の片隅にストックが少し置かれていましたが、かんざし状に折りたたまれているようでした。
ここで否が応にも思い出すのが、隣の富津で話題の「竹岡式」といわれるラーメン。
乾麵とタマサの醤油がキーポイントなのですが、一番人気の「梅乃家」さんでは、千葉市の都一から中華乾麵を仕入れて日々使っていました。
現在のように生麺をストックできる冷蔵体制も整っていない時代の工夫から、この独特な乾麵文化が生まれ、暑さも厳しい房総で今に残っているのではないか、そんな想像をしています。
キャベツは銚子産。
まだ多少硬さを残しながらも、冬の寒さをこらえて最高の甘みです。
このキャベツが入る焼きそばも、今が最高の出来栄え、いわば旬といえるでしょうね。
私たちが食べている間にも、近所の方から電話注文が入り、おかみは焼き作業に追われます。
できあがると紙の皿に盛られ、上からラップをかけて・・・
なるほど、こうすればすぐに食べられますね。
この「志保沢」さん、お店を開いてもうすでに60年以上なるようです。
駅を利用するお客さんも往年とは比べ物にならないほど減ってしまったとは思いますが、地域に愛され、末永くこの独特な味を守っていってもらいたいですね。