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店名 |
梅乃家(うめのや)
|
---|---|
ジャンル | ラーメン |
お問い合わせ |
0439-67-0920 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
【車で高速道を利用の場合】「富津館山道路」の「富津竹岡インター」で降りて、突き当りを左へ曲がり東京湾の方向へ。「竹岡IC入口」の交差点を右へ曲がります。右側にお店。インターから約7分。 竹岡駅から1,946m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
20席 (2階に座敷あり カウンターなし 基本相席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 店が面する路地を奥へ入って右手 |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
子供可 |
公式アカウント | |
オープン日 |
1954年 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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<2018.06> ラーメン + やくみ
この店前の香りも独特ですね〜。いかにも醤油出汁を炊いているような、醤油由来の匂いが辺りに立ち込めます。内房の海水浴場も近く、まるで海のリズムと言うか生活感も醤油の匂いに映えて感じるよう〜。その後続々と、他府県ナンバーが店の前を抜けて奥へ奥へと流れて行く。いかにも人気店の貫禄。こう言う環境で仕事が出来るのは、本当に羨ましいね。
<まさしくお醤油テイストに豚肉のエキスが滲む・・・B級グルメ感満載!>
一応、開店前に順番待ちをしていると、先に注文を聞いてくれます。一気に多人数のオーダーを聞いて回るのも凄い。ただ今回は、「ラーメンと大ラーメンしかない」とのことですので、基本的には麺の量を確認するだけのような気がします。そして開店と同時に入店。だが、好きなところに座れと言う・・・。相席上等なのは結構なのだが、本当に事前に聞いたオーダーと、こうも客はバラバラに座って、ちゃんと整合がつくのかとても心配になってくる(汗)。そんな感じで、テーブル席の長椅子の真ん中をゲット。同年代のおじさん客に挟まれますが、一人は席に着いた早々から、酒をガンガン飲み始めておられますよ(スゲー)。ま、いろいろドギマギしつつ待ち焦がれた一杯はこんな感じの麺顔です(配膳時、お盆からスープが多少こぼれても気にしないワイルド感すてき!)。
うひゃー・・・まさに竹岡ブラック!。これほどに醤油をダイレクトに感じるスープカラーは、かなり久し振りな気がします。出汁感と言うより、醤油そのままの透明感。「やくみ」と命名されてますが、要するに玉ねぎの微塵切りそのものです。これが白くて細かく揃っているために美しくも感じ、妙なコントラスト感を構成。また肉のデフォルトでも相当なボリュームで、チャーシューメンを食い損ねた残念感が消し飛んでしまいます。想像以上に実物は旨そう。
まずはスープをレンゲですくい上げよう。見れば見るほど、醤油感としか言いようがない。一通り撮影を終えて味わいますと、これが実に良い意味でペラい味わい。シンプル・イズ・ベストと言い切ってしまいましょうか。確かにチャーシューの煮出しダレの薄めた感じがしてナイス。これが結構に食をそそるから面白いです。玉ねぎの微塵切りは投入して良かった!この玉ねぎの風味とシャリシャリ感が、旨味を補強してくれて、バクバクと食い続けます。
ただこれは全部スープは飲み干せないかな・・・と途中から思ってしまいました。まず塩分かな。オヤジ年代になると控えないといけないからね。これは相当量を感じるし。また、ちょっと後半には食うスピード感が落ちてくる感じは否めないかも。個人的にちょっと後半最終コーナーで飽きてきた感もありなむ。最後は、あちこちに浮きまくる玉ねぎを、レンゲと箸で救いあげ切ったところで、フィニッシュとさせてもらいました。
<笑ってしまうほど馴染みある感想麺!醤油スープをバクバク吸い込む茶褐色!>
それにしても、隣のおじさんの酒のピッチが止まらない。ラーメンが来る前にコップ酒2杯も空けてるのがスゲー。しかもアテは、玉ねぎの微塵切りそのまま。玉ねぎまでお代わりしているツワモノさんです。正確にはコップ酒は「梅割り」と呼ばれるもので、梅酒の水割り???かは不明。色がとても不思議で、例えるなら、「ファイブミニ」みたいなピンクのようなオレンジのような薄くて透明な暖色系。そのおじさんに負けないように、麺に食らいつきます。
やっと巡り合えた乾燥麺。笑えるほどに、カップに似合いそうな馴染みのある風合いが、実に不自然ではありません。ただ想像以上に美味く思えてしまいました。乾燥麺では九州のマルタイ製麺のスレートがイメージ何ですが、こちらはインスタント袋麺をイメージしてしまうほど、縮れたタイプ。茹で時間も自宅でそれを作る時よりは柔らかめで、バクバクとスープを吸いまくります。なので、箸でリフトした時にはすでに茶褐色に染まりまくってます。
ただし「決して巷のインスタント麺じゃないね」これは。私・・・・陰でカップ麺ブログを立ち上げさせてもらってますが、ノンフライ麺でないのは明らかですが、フライ麺でもないのも感じます。揚げた麺ではないので、麺のチュルッとした感覚は、近年のインスタント麺よりグルテンの仕上がりがナチュラルかもよ。ちゃんしたカンスイを使って仕上げた中華麺を、素直に乾燥させただけなの?。謎が謎呼ぶ乾燥麺。
<醤油は深く赤身を染め上げ、塩気を感じる脂身甘みが、ちょっとクセになりそう>
開店前、周囲に醤油の匂いを広げていたのは、このチャーシューの製造過程だったんでしょうね。少し厨房が隙間から伺えましたが、プロパンガスでは追いつかないのか、なんと七輪を追加で並べて、チャーシューなどを仕込んでおられました。とても長く煮出されたのか、肉はかなりゴツゴツとしたバラ肉ですが、醤油ダレが浸透しまくってます。端っこの部位などは、「黒肉」化。まさに醤油で年季と時間をかけたクロニカルってな感じすら覚える黒肉(クロニカルくろにく)。
噛むと塩気が少し強めだけど、醤油感が深いために、すごく職が進む。絶対にライスや炭水化物系に合うはず。赤身は黒茶げた感じですが、脂身と一緒に噛むと甘みが加わって実にうまい。また残った玉ねぎ微塵切りと少し乗せて食ったりしても、さっぱり感が食欲をまた誘う。この肉のおかげで、飽きをあまり感じることなく、食い切ることができるのかと!。嗚呼、できればチャーシューメンにしたかったー・・・。また来ることはあるのか?は不明だけど。
総じまして、「スープも肉も麺もどれもミステリアス!千葉県恐るべしなB級グルメラーメン!」と言うしかなく、いつもひねりのないまとめ方でごめんちゃい。でもクセになりそうな魔力的なものも十分に感じさせます。例えば、これから暑くなって海水浴で疲れた体には、こういう一杯は確実に欲しがるものだと思うし、思えば付近には海水浴場も多い。海の仕事で疲れた時にも、そういう感じになるんでしょうか。たまたま生まれたB級グルメというより、郷土的な背景や事情が生み出した一杯というやつでしょうか・・・。考えれば考えるほどミステリアスなラーメンだわ。そんな感じで考えて眠れなくなくなる前に、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
内房の
海辺に風の
潮気哉
漆黒スープも
塩気が嬉し
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!