春の木更津フレンチ；Restaurant OGATA : レストラン オガタ

5月連休中の営業情報をSNSで見掛けて、速攻で予約してみた春の「Restaurant OGATA」
折角なのでjunkoさんを招いて木更津駅から徒歩で訪問してみました(^^;
今の時期なら散歩ついでに丁度良い気候ですが・・・３０分は掛かります。
緊急事態宣言の範囲外ですが、営業時間に変更が有ってランチは11:30スタートになります。

◇春のランチ5000＋ワインペアリング5000(＋サービス）；11500円

◆Bruno Michel Assemblée Extra Brut×2
Amuse Bouche
・オニオンのクリームのチュイール
・バゲットにのせたサーモンのリエット
Amuse
・新玉ねぎのクレムー、シャンピニオンのコンソメジュレ○

Entree
・ノルウェー産オーロラサーモンの低温調理、赤ビーツのクーリ

Soupe
・フランス　ロワール産ホワイトアスパラガスのヴルーテ○

◆L'Air de Rien Santenay 'Le Bievaux'
Main Poisson
・千葉県産　平目のポワレ　デュグレレ風○

◆Larue Blagny 1er cru Sous le Puits　2002○
Main Viande
・フランス　ブルターニュ産　鴨肉のロースト　ジュ・ド・ロティ○

Avant-Dessert
・グレープフルーツのエスプーマ

Dessert
・林檎とピスタチオの軽いミルフィーユ、ラム酒のアイス○

小菓子
・ナッツと塩のマカロン、フィナンシェ、スフェール、生キャラメル、チュイール、レモンの泡○

Cafe

全体を通じて抑揚の有る味付けで、ふんわりしたAmuseで始まった料理はSoupeでおっ？
と思わせる強い塩味が有ったり、見た目の華やかさだけで終わらない内容が有ります。
Viandeの鴨は食材の質？火入れ？なのか堅い噛み応えで、切るのに大変な位でしたが
ただ単に柔らかければ良いのか迷います・・噛むとしっかりした味付けと旨みが有ります。　

11月に年内2回の予約を入れておいた「Restaurant OGATA」、今日はクリスマスコースの最終日

クリスマスランチコース6000＋Entrée-2e追加各1000＋ペアリング5000；15600
◆Domaine Patrice Marc Brut Rosé
<Finger Amuse>
・豆のチュイール
・アリッサムの花と豚肉のリエット

<Amuse-bouche>
・カリフラワーのムース、帆立のコンディマン

◆Domaine Patrice Marc Brut Rosé 2
<Entrée-1er>
・フランス産フォアグラのサルラ風　ソース・ポルト○

<Entrée-2e>
・オマールエビのアンブーレ、ソース・アメリケーヌ
・アワビのカダイフ乗せ

◆Domaine du Chalet Pouilly Saint-Veron 2018
<Poisson>
・宮城県産ヒラメのポアレ　フヌイユのバリエーション　焦がしバターのアンブーレ・ソース○

◆Domaine Catberine&Clande Marechal Chorey-les-Beaune 2015
<Viande>
・栃木牛”ランプ”のロースト　赤ワインソース○

<Avant-Dessert>
柚子のエスプーマ、シャインマスカット○

<Dessert>
・ミルフィーユ　オー・フレーズ　クリスマス風

Thé、Café、小菓子
・スフェール、フィナンシェ、マカロン
・ロンネフェルト社の紅茶（ホットワインのスパイス）

やっぱり、ここも外せない店になりそう(^^;

前回行った際に、年内２回分の予約を入れた「Restaurant OGATA」
特にランチは週末＆祭日のみなので比較的先まで予約で埋まっていて・・前回行った際に
1ヶ月先の予約を入れました。

ランチコース3800＋スープ700＋ペアリング5000＋チーズ300；11858円（税＋サービス）
◆Champagne Domaine Laherte Freres Brut
◇Finger-amuse

◇Amuse boushe
・ブロッコリーのムース　ブイヨン・ド・レギューム

◆Lo Grand Fresiment Vin de Mas de L'Escarida
◇Entree
・木更津産　太刀魚と焼き茄子のプレッセ、ちりめんキャベツ包み

◇Soupe（追加）
・ブルターニュ産　オマール海老のビスク　タルタル仕立て
・白子のムニエル、カダイフ包み？（海老の変更分）○

◇Poisson
・山形県産　鰆のポアレ　ブイヤベースソースにフェンネル○

◆Domaine Larue Saint-Aubin 1er Cru 2012
◇Viande
・岩手県産　岩中ポークの炙り焼き　ジュ・ド・ロティ○

◇Avant dessert
・フロマージュ　ブラン（追加）ザラメとクリームを掛けて

◇Dessert
・ミカンと夏みかんのエスプーマ、柚子
・リ・オ・レ・パルフェメ　フレーズ　

◇小菓子と珈琲
・フィナンシェ、プラリネサレのマカロン、チョコのスフェール、シェフの生キャラメル

ランチだと税とサービス料を入れて5000円未満です。　
そんな訳でランチの人気が高いのですが、相対的にワインの方が高く成っちゃいます(^^;
千葉県内でクラッシックじゃ無いフレンチを出せる店は殆ど無く貴重な存在です。
前回、夜に行った際は感じなかったのですが、こちらは千葉に合わせて味付けが強くメリハリが有ります。
特に白子、岩中ポークの塩味は強めでした。　全体がそーでは無いので、それはそれでアリです。
カトラリーはクチポール、木の器やヴィスタアレグレの斜めの皿など面白い物で出て来ます。
そして、こちらはポーション大きめで食べ終わると腹いっぱいになります。

木更津近辺でフレンチの店を探していて、この辺りに似つかわしくない店を見付けました。
シェフのOGATAさんは、リヨンのPAUL BOCUSEで研修後に銀座のL'OSIER。
その後、また渡仏してパリの五ツ星ホテル「HOTEL LE BRISTOL」や「LES ANGES」にて修行。
帰国後はフランス料理学校「ル・コルドン・ブルー代官山校」にて教授を務めたとの事です。
故郷の木更津に戻ってついに自分の店を開いたのが2018年の12月・・・まだ35歳なのに
期待大でいきなりディナーのペアリングで予約しました。　一応、苦手な食材はエビで(^^;

Dinner course10000＋ペアリング5000＋白ワイン追加1400；サービス＆税19844円

１０品程のフルコース

◇Finger-amuse
・キャビアとサワークリーム○
・テリーヌ○
・フランス産インゲン○
・肉を挟んだもの
・赤唐辛子にクリームチーズ

◇Amuse-buoshe
パプリカのムースリーヌ、エビ→帆立に変更

◇Entree
フランス産フォアグラと真牡蠣のポアレ、黒トリュフとトリュフソース（ソース・ペリグー）○

◇Soupe
ブルターニュ産オマール海老のビスク→スープ・ﾄﾞ・ポアアソンに帆立
ベースの部分に海老の風味が残ってるけど許せる範囲・・

◇Poisson
長崎県産金目鯛の鱗焼きとそのブイヨン、木更津産の海苔の香り◎

◇Viande
栃木県産　とちぎ和牛A5”ランプ”の炙り、赤ワインソース◎

◇Avant-Dessert
レモングラスのソルベ、エスプーマ、マンゴー○

◇Dessert
モンブラン、ほうじ茶のアイス、カシス○

◇Cafe-Infusion
珈琲
カヌレ、フィナンシェ、ナッツのマカロン、チョコのスフェール、シェフの生キャラメル、他

千葉に名店が増えるのは嬉しいが、こちら開店２年経過で初めて噂を聞いた位に知名度が低いのです・・
外観は、パッと見倉庫の様ですが・・内装はそれなりに凝っています。
１日昼/夜３組だけで予約のみで営業しているとの事、そしてテーブルは途中に出てくるお皿の
質感を真似て自作したとの事で、石風の質感が一応出ています(^^;
シェフ1名に対して３人の女性が配膳や説明に当たるという布陣で厨房は見えませんでした。
料理の内容はトラディショナルなフレンチでは無く、かと言ってアストランスの様にモダン過ぎず
千葉の食材を適度に散らして良い感じのとんがり感が有ります。
そして味付けや火入れも料理毎に抑揚が有って、今まで千葉には無いスタイルのフレンチです。
そして何故か？何度か出てくるスプラウトはエディブルフラワーとかカラフルなあられとかに
変えれば、もーちょっとグレードが上がるのに惜しい感じ。
そして特筆すべきはワインで、ペアリングで出すレベルを超えている内容でした。

あんまり有名になって予約が取れないのは困るので、知る人ぞ知るで経営出来るなら良いのかも。
なので限定公開にしてみます。