この辺では一番良い蕎麦；いなかそば 田 : いなかそば 田

昼だけ営業で、普通の時間に行くと混んでて入れないとゆーこちら。
営業開始前に偶々通り掛かって、暖簾が見えたのでバックして入店「いなかそば 田」
聞くと、釜が沸騰したら早めに店を開ける時もあるとの事。　
それでも先客１名、ゆっくりと座って静かなまま蕎麦を頼む事が出来ました。

◇せいろ大盛り；850＋200
大盛りにして失敗した！　と思ったのも束の間、出て来た蕎麦は大盛りでも少なめ。
写真を見て解る様に、良い蕎麦の特徴である"水の幕をコーティング"した様な外観の田舎蕎麦です。
が、こねる部分が不十分なのか？　ぶつ切れが目立つ、店主かなり高齢になりました。
ぶつ切れな部分を除けば、蕎麦自体は単独の甘味とほんのり風味が有り蕎麦らしい蕎麦です。
つけ汁はじゃぶ漬けで丁度良い位の味で、藪蕎麦的な煮詰まったつけ汁が好きな自分にとっては薄過ぎ。　
蕎麦をつけ汁に全て浸してしまうと、蕎麦本来の風味が飛ぶので・・ちょっと漬けるのが好き。
薬味は、山葵と大根おろしにネギが付いて来ます。蕎麦湯は蕎麦粉を溶いた物で　多少とろみ有り。　
他の店が劣化した今、意外とこの辺りでは一番蕎麦らしい蕎麦が食べられるお店になりました。

自宅から会社へ行く途中にある「いなかそば 田」
市内でも有数の蕎麦として妙に人気になりましたが、今日も開店時間の11:00に到着すると
既に暖簾は掛かってて・・駐車場は満車。　更に直後には蕎麦売り切れで閉店になりました。
１日当たり２０食程度の蕎麦しか打ってない様で、開店予定時間の１０分過ぎには終了。。
元々脱サラで始めたなんちゃって蕎麦屋だった開店当初を知ってるので、何だかな～という感じ。
既に店内は満席で、薄曇りの野外で蕎麦の完成を待ちます。

せいろ850＋半ライス（天かす）100；950円
新蕎麦入りましたとの事で風味を期待しましたが、田舎蕎麦とは思えない風味の無さ
表面もツルッとしていて、街中の蕎麦屋よりちょっと良い位のレベルです。
そして歯応えが良く無い。　しっかり沸騰させて茹であがりを氷水で締めてという基本が出来てない。
何よりいけて無いのがそばつゆ。　鰹節の風味が希薄な上に醤油辛さだけ目立つ味。
去年は蕎麦がもうちょっと良かった記憶が有るので・・ダメさが更に強調されてます。
とは言え、良い季候の中野外で食べる蕎麦は雰囲気だけ良かったです。

月曜に閉まってて、今日再訪しました。　AM11:00ちょっと過ぎ、駐車場は１台だけ空いてた。
相変わらず人気ですね・・お昼過ぎには入店待ちになります。
開店当初から何度か来てますが、店主随分体格が良くなったなー

せいろ＋半ライス；850円＋100円
田舎蕎麦としては細めで宇左衛門の田舎蕎麦に似た仕上がりですが、こちらの方が風味が上。
結果として田舎蕎麦としては市内随一の出来かと思われます。水切りゆで加減も申し分ない。
但し水が貯まるので、一気に食べる必要があります。　グダグダしてると後半ふやけてしまう。
それに比べてつゆが弱い。　ダシが弱くカエシが強いので、少し辛い感じのつゆです。
そば湯はそば粉を解いてない物で、こちらはなかなか優秀

そばかんてん；200円
こちらも自家製だとしたら、なかなかたいしたもんだ。　甘さ控えめで上品な味。

開店当初から、そのロケーションが面白くて何度か通った『いなかそば田』
当初は表通りも無く田んぼのあぜ道の中に現れる「こんな所にそばや」的でした。
が、現在表に太めの道路が出来て・・逆にとっても行き易くなってしまった(^^;
独学＆趣味から始めた蕎麦屋で、他の蕎麦名店に聞くと勝手に厨房に入って悪い評判しか聞かない。
裏を返すと勉強熱心という事だろう、さて久しぶりの蕎麦はどーだろうか？

せいろ；850円
当初から２～３割値上げしていて、この地域にしては異様に高く感じる。
その分、ほんの少し量が増えた気がする・・
蕎麦は一種類のみ、9割蕎麦の挽きぐるみ。　
水切りが悪いのが功を奏して瑞々しさは最後まで残り、風味はあまり感じない。
ダシは江戸前ほど濃くなく、かと言ってこの辺りに多い甘みの強いものでも無い程よい物です。
私的には並木藪の様なちょん漬けして食べる激濃い江戸前が好みですが。

ごはん（天かす＋天丼だし）；100円
これは、阿づ満庵 支店のコピーかな？　
蕎麦を大盛りにするより天かすごはんを付けるのがオススメ