水の郷にいる。 : 遅歩庵　いのう

またしても千葉に来ました。
旭の相棒に会うためだけど、いつも国道１２６号ラインをウロウロしてても芸がない。←実際、芸は必要なのか？
たまにはどこかに行こうじゃないかということで。
スタート地点がほぼ銚子だからねえ。
そこから県外に出るのは、かなり大変。
せっかく千葉にいるんだから、千葉県内をいろいろ回ろうよって話よ。

でだ。
探してみると、千葉県内、いろいろ見どころがあるんだよ。
旭からも、そんなに時間のかからないところで・・・・。う～ん、あっ、香取に行ってみよ～。
地図を見ると、旭から香取っていろんなルートがある。実際、国道１２６号には、それこそ交差点ごとに「香取」の文字がある。

だいたい４０分もあれば着く。
香取といえば、香取神宮。にもかかわらず、香取神宮はあっさりと素通りしている我等。不信心モノである。
香取の佐原である。佐原といえば水郷であります。
小江戸ってやつだ。江戸よりも江戸らしいという街並みらしい。
駐車場はあちこちにあるから、平日なら止めるところには困らないと思うよ。
ということで、あっさり簡単に車を止めて、ちょこっと歩く。

メインストリートに近づくと、観光客の数が格段に増える。
特に車道と歩道の区別がないのに、結構車の交通量が多くてさ。そんで観光客の歩行者も多い。気を付けて歩かないと、危ないよ。よろけたりしたら、ほんと車にぶつかるんじゃないかって距離だから、ほんとに要注意。

んでだ。
メインの通りに出ると・・・。
おお～江戸の街並み！・・・・なのか？　そもそも江戸の街並みを知らんからさ。
江戸にしろ何にしろ、小野川に沿って、見事な古い街並みがダ～ッと続いてる。自販機まで街並みに合わせてる。
で、せっかくここまで来たんだから、お茶しようよってことになりました。

じゃあじゃあ橋を見ながら考えよう。じゃあじゃあ橋は、正しくは樋橋。
真ん中から、水がじゃあじゃあ流れ出てくるんだよ。なんでかは、長くなるから略。このじゃあじゃあ音は「残したい日本の音風景１００選」なんだってさ～。
水がじゃあじゃあしてるの見てたら、その近くには「珈琲」の文字。
決定～。

お店の軒先には「東京バンドワゴン」の看板。
東京バンドワゴンの撮影に使われたんだって。へ～。・・・って、東京バンドワゴンってなに？
相棒も知らん。
・・・って、テレビは野球しか見ないからな～。地上波はまず見ない。だから、ドラマはほんとに見ない。仕事柄、同じ時間には毎週続けて見れないしね。

「遅歩庵　いのう」←ちぶあん　いのう。。。だよ。
伊能忠敬の子孫１７代目が営む古民家カフェとな。
ほ～。
「いのう」つうと、ドラゴンズ＆ベイスターズファンのもっちっちとしては、最初に「宇宙人・井納」が出てくるんだけどな。
あ、それしか出ねえわ。「いのうただたか」ってフルネーム出されて、初めて「地図の人～」って出てくるよ。←バカ丸出し。

店先にもお品書きが出てるんで、そこで注文品を決めることもできるよ。
って、あえて立って見ることもないので、お店に入る。
古民家を生かした店内は、天井が高く、面積のわりに開放感がある。

コーヒー、紅茶類。ジュースはフレッシュジュースってあるから、きっとその場で絞る。オレンジ、グレープフルーツにレモン。うわっ、レモンジュース、美味しそうだな～。
ケーキもあるし、イチゴセーキ、メロンセーキなども。抹茶もあるよ。
う～んと・・・。田舎しるこにしよっと。それに深入りオールドタイプのコーヒー。
相棒は、大納言あづきアイスクリームとブレンドだ。

大納言あづきのアイスクリームは、あずきを練りこんだアズキ色のアイスだとばっかり思ってたけど、これは違った。
バニラアイスに煮込んだあずきをかけたもの。
うおっ、これは美味しそうだ。大粒コロコロのあずきは、程よく煮詰められてトロトロしてる。あずき本来の甘さが出てるようで美味しかったって。

で、田舎しるこ。
これはね～、伊能家に伝わる江戸時代の漆器を使ってるんだよ～。
これを見たくて、お汁粉を注文したというのもある。ま、それ以前にお汁粉が大好き。

その漆器。ツヤツヤしててキレイだ～。
でも、もっちっち、芸術的素養はゼロだ。江戸時代だって、言われなくちゃ分かんない。
猫に小判、豚に真珠、もっちっちに江戸漆器だ。
でも、目よりも胃袋が堪能したよ。これもきっと大納言あずき。
あずき本来の甘さが素直。ドロドロとサラサラの中間って感じの食感である。←なにそれ。

あ～うまっ。
この日、花粉症の症状がひどく出ちゃっててさ。変に薬を飲むと、眠くなっちゃって車の運転に支障が出ても困るしね。
なので、ローションティッシュで頑張る。
「大変そうだねえ」
と、１７代目にお声がけいただく。え、ええ大変です。ぐしっ。
・・・結局、この後、我慢できずに薬を飲んじゃったんだよね～。全然眠くならなかったから、だったら最初から薬を飲んでりゃ良かったよ。ぐしっ。

お汁粉の後にはコーヒーです。
豆を挽くミルの音が聞こえてきて期待が高まる。ワクワク。
白い焼き物のカップにて登場。ロータスカラメルビスケットもついてる。お求めの際は、カルディコーヒーへどうぞ。
このカップまで、すごい年代物に思えるんだけど、それはどうなんだろ。
深入りコーヒーはほんとに深入りである。う～ん、この苦味は好みだ。
鼻詰まってなくて良かった。鼻詰まると、匂いどころか、味もよくわからないしね。

すっかり落ち着いたころに、次のお客さんの登場。
さて、実はまだ街並みを歩いてないので、これから、プラプラと歩くよ。
水郷だけあって、やたらとコイキングも出てくるし。これならギャラドスもすぐだな。