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キャノンデールのB級食べ歩記: 留守宅に帰省して長男と地元の居酒屋「みのひろ」でサシ飲み。初めて入った店は想像以上の美味しさ
こちらの口コミはブログからの投稿です。?
記事URL:http://gourmet-cannondale.blogspot.jp/2015/02/blog-post_7.html
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店名 |
掲載保留
みのひろ
|
---|---|
ジャンル | 日本料理 |
住所 | |
交通手段 |
京成臼井駅から173m |
営業時間 |
|
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX) |
席数 |
48席 |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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業務出張に合わせて留守宅に帰省。
かねてから気になっていた長男の将来について、本人からじっくり話を聞くために、地元の居酒屋で一杯飲むことにしました。
自宅では、母親や弟たちの手前話しにくいこともあるでしょうし、父と息子のサシの方が本音で話せるだろうと思ったからです。
最寄駅の京成臼井はそれなりに古いとはいえ、昭和の終わりの新興住宅地。
東京の下町のような味わい深い居酒屋があるわけではありません。
最初に行こうと思った駅前のふぐ作は季節柄ふぐちりの予約客で満席。
イオンの裏の焼鳥屋たけよしはまだ開いていなかったので、どうしようかと思ってあたりを見回したら、目についた看板で思い出した店がありました。
彩り和食みのひろ。
向かいにあるリフォーム店にお世話になった時に、この店は美味しいと聞いていたのを思い出したからです。
地元の人の口コミなら間違いないだろうと、初めての店の暖簾をくぐりました。
カウンターと小上がり。
私と息子は小上がりの掘り炬燵席へ。
先客は若い男性二人連れ。
釜飯がお勧めのようです。
お決まりのメニューはこれだけ。
出来るまで30分ほどかかると聞きました。
後は壁に掛けられた短冊と黒板の本日のおすすめ。
とりあえず生ビール。
銘柄はエビスでした。
突出しはナマコ酢。
生かき酢としめさば刺を頼みました。
脂ののった鯖は浅締め。
私が大阪で好んで食べるタイプのものでした。
大きなカキは殻付き。
レモンを絞り、お醤油を垂らしていただきます。
今の時期だけの楽しみ。
今年は大阪ではもちろん、広島でも岡山でも北海道でも随分食べました。
出し巻き玉子。
頼もうと思っていた矢先に息子から食べたいと言われました。
想像よりも大きな出し巻き。
一つ一つに大根おろしがのっていました。
関西風の淡口の出汁で、しかもかなりふんわりと柔らか目。
千葉の郊外の駅前で、こんな味の料理を出してくれる店があったとは知りませんでした。
意外といってはお店に失礼ですが、なかなか旨い。
いつも東京で飲んでいるので意外と地元のことはわからないものです。
お酒は角ハイボールにチェンジ。
鶏つくね大串焼き。
みっしりと詰まった感じの大きなつくねが4つ。
タレ味です。
今度はちょっと目先を変えて山崎ハイボール。
息子の夢は、生半可なことでは到底実現できるものではありませんが、フリーターをやりながらでも目指したいと言います。
覚悟のほどがあるならば、いつまでもこんな田舎の自宅暮らしのぬるま湯で親の脛をかじっていないで、東京に出て一人で死ぬ気でやってみろ、と。
人生は一度きり。
若い時にしかできないことをやらないと一生後悔する、と50歳も半ばの私は痛切に感じるからです。
鯖棒寿しがメニューにありました。
赴任先の大阪天満のお気に入りの居酒屋竹うちでよく頼む料理。
先ほどのしめ鯖が美味しかったので期待して注文しました。
奥さんから
「30分ほどかかるんですけど、お待ちいただけますか?」
どうやら締めるところから作るようです。
これは期待できます。
出し巻きやつくねを摘まみながら話しているうちに、釜飯も頼もうか、ということになりました。
カウンターのお客さんが頼んだ釜飯からいい香りが漂ってきたからです。
しかし、奥さんは
「鯖の棒寿しはかなり大きいですから、食べられないと思いますよ」
と言ってくれました。
客の立場を考えて断ってくれるのは親切。
30分ほどして出てきた鯖棒寿しは期待以上のサイズと色艶。
かなり肉厚の鯖。
まだ中の部分はレア。
かなり浅い締め具合は私好み。
確かに二人でこれを食べたら、もう釜飯は食べられないでしょう。
お客さんはいつの間にか私たちだけになりました。
お会計をお願いすると、カウンターの向こうからご主人が
「お近くにお住まいですか」
と声をかけてきました。
「ええ、最寄駅がここなんですよ。このお店はいつからやってるんですか?」
「7年になります」
「そうなんですか、私はもう20年以上住んでるんですけど、初めて伺いました。美味しかったです、ごちそうさま」
確かこの町に引っ越してきたとき、私は32歳、彼は2歳だったはず。
そんな事を急に思い出しました。
みのひろ
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