成田空港第1ターミナル北ウイングのラウンジの絶品「チキンカレー」 : ナリタ プレミア ラウンジ

ナリタ プレミア ラウンジ

(NARITA PREMIER LOUNGE)

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4.0

1人
  • 料理・味3.5
  • サービス-
  • 雰囲気4.5
  • CP-
  • 酒・ドリンク4.5
2020/10訪問2回目

4.0

  • 料理・味3.5
  • サービス-
  • 雰囲気4.5
  • CP-
  • 酒・ドリンク4.5

成田空港第1ターミナル北ウイングのラウンジの絶品「チキンカレー」



(また、愚痴から始まるのでラウンジについてのみ知りたい方は***以下をお読みください)


リアルな10月中旬の某日、私はドイツへと旅立った。

当然旅行などではなく仕事上止むを得ない事情によるものだ。
そしてそこには多大なる周囲への迷惑とリスクを伴う事も覚悟の上だった。

思えば、昨年のサウジとイランの断交に巻き込まれUAEとカタールで進めていた事業が停滞したり、香港で大規模なデモが起き事務所が破壊されたり、それらが解決しないうちに世界中で新型コロナが蔓延したりと、二重三重の障害が立ち憚り、スタッフのケアを含めバックボーンのない小さな会社ゆえの苦労は並大抵のものではなかった。

中でも、ヨーロッパはとてもややこしくて、元々国によって新型コロナ対応が区々な上に、方針や状況が日々刻々と変わる。

その中での日系企業の立ち位置はとても難しく、
我々のようなサポート企業は振り回されるばかりであった。

それでも、スペインやフランス・イギリスなどについては、その深刻なコロナ渦のためにある程度予測はしやすいのだが、我々にとって大口であるドイツやベネルックス3国は、自国の状況のみならず周辺国との絡みで動くべきかとどまるべきかの判断がとても難しく、ドイツの事務所(ケルン)からは早くから「ヘルプ」のシグナルが発せられていたのも事実だ。

その上、フランクフルトの分所に居た3人のスタッフうちの2名が他社からの引き抜きに遭い、ドイツ国内の一部や中東エリアの業務のサポートが難しくなっていた。

それによるケルンの他のスタッフたちの動揺も激しかった。

今回は取引先のフォローはもちろんだが、ドイツ事務所の再編と機能回復が大きな命題だった。

ただ、ドイツ周辺のベルギーやオランダや北欧の各国が次々と入国規制を撤廃し、ドイツも比較的入国者に対しては寛容な政策にシフトしたものの、ドイツ大使館のHPにも書かれているように、日本政府のドイツに対する入国規制に抗議するために日本は入国規制の対象になったままだ。

すなわち、もし私がドイツに行くとドイツ入国時に14日間、日本への帰国時にも14日間の隔離がなされることになる。

いくらリモート環境を整えたからと言って、実質約1か月にわたる隔離生活を送れるほど私はヒマではない。

ところが、今回はベルギーのある機関が私の身分保証をしてくれることになり、ドイツからは出発前の陰性証明を条件に例外扱いで隔離免除の許可が出た(らしい)のだ。

日本人であるにもかかわらず、相変わらず帰国時には14日間の隔離を要するというなんとも言えない複雑な気持ちはあるのだが、ドイツのスタッフや現地の日系企業のためには止むを得ない。

帰国後の隔離の段取りと検査の予約も万全に整えて私はドイツに向かう事にした。


***

成田空港第1ターミナル北ウイング4階にある「ナリタプレミアムラウンジ」。

昔「デルタ航空」のラウンジがあった場所と言えばお分かりの方もいらっしゃるかも。
3年ほど前に、ANAが加盟する「スターアライアンス」やJALの「ワンワールド」といったアライアンスの属さない「スカイチーム」や独立系の航空会社のアッパークラスラウンジとして生まれ変わった。

このターミナルの南ウイングにあるユナイテッド航空のラウンジがそうであるように、米国キャリアの力は強く、かつてのデルタ航空がラウンジとして広大なスペースを使っていた面影がそこかしこに残っている。

ホテルのロビーのような入口があったかと思えば茶室があったり・・・。
ハッキリ言って無駄に広い。

この日の朝のラウンジはほとんど貸し切り状態と言っても過言ではない。
荷物を置きっぱなしにしても盗まれることを心配する必要もないぐらいだ。

昨年の秋に「エティハド航空」(UAE)でアブダビに向かう時に利用して以来1年ぶりの利用になるが、今回は前回とはまるで状況が違う。
気持ちが悪いほどの静寂に包まれている。

でも、便利なワインベンダーや、スケルトンになったコーヒーマシンは健在で、
そして前回にもご紹介した「チキンカレー」は相変わらず絶品だ。
またここのパン(特にクロワッサン)もとても美味しかった。

私はこのために朝食をとらずに成田までやって来た。
これがこの先帰国後も含めてしばらくご無沙汰になる最後の日本での外食になる。

私は機内食のことなど考えずに、人目を気にする必要もない中で腹一杯この食事を楽しんだ。


***

とりあえずドイツに入国した。
(正確に言うと日本人に対して入国規制のないオランダに入国して陸路でドイツに入った)

一応、ベルギーで「免罪符」的なIDはもらったものの、今後パスポートチェックの時にそれが本当にドイツでも有効なのかは今の段階では私にはまるでわからない。

ハラハラ・ドキドキのドイツ滞在が始まった。


  • ナリタ プレミア ラウンジ - ナリタプレミアムラウンジ

    ナリタプレミアムラウンジ

  • ナリタ プレミア ラウンジ - 絶品「チキンカレー」

    絶品「チキンカレー」

  • ナリタ プレミア ラウンジ - ワインベンダー

    ワインベンダー

  • ナリタ プレミア ラウンジ - スケルトンのコーヒーマシン

    スケルトンのコーヒーマシン

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2019/10訪問1回目

4.0

  • 料理・味3.5
  • サービス-
  • 雰囲気4.5
  • CP-
  • 酒・ドリンク4.5

成田空港第1ターミナル・北ウイング第1サテライトに待望のラウンジ


脚の骨折以来初めての出張がUAEとカタール。
脚の状態は松葉杖も外れて歩くことについては特に問題ないレベルには回復している。
それでも完全な状態ではないにもかかわらず行かなければならないのは「国際情勢」のため。

中東エリアはこの3月から香港事務所が担当する事にしたのだが、その香港事務所が折からのデモによって事務所が破壊されて、現在はマカオに避難しているが実質開店休業状態にある。

またこの中東エリアも、サウジやUAEをはじめとするアラブ王政国家とカタールの対立(詳細は『ドバイアンティークカフェ』のログを参照ください)が収まらず、アメリカとイランの対立が激化する中、カタールを巡っては日本政府の立場もはっきりせず益々キナ臭い状況になっている。

そこで、香港と対立している中国の影響力が強くなっているドバイ、まだ欧州に目が向いているアブダビやカタール、そして何よりも航空路線が太いという機動力を考えて、従来トルコまでが担当だったヨーロッパ(ドイツ)事務所にこのエリアも担当してもらうことにしたのだ。

元々3月までは本社(私)の直轄だったので、ドイツ事務所のスタッフにまだニュートラルな状態で引き継ぐことができると思い、あえてこの時期にドイツ事務所の人間と現地で待ち合わせるためにアブダビに向かうことになった。


成田空港第1ターミナルの北ウイング。

ここには、南ウイングに集まっているANAなどの「スターアライアンス」系、
主に第2ターミナルに集まっているJALをはじめとする「ワンワールド」系を除いた、
そのどちらにも属さない「スカイチーム」及び独立系の航空会社の搭乗口が多く集まっている。

アッパークラスラウンジを使う場合、「スカイチーム」系の航空会社ならデルタや大韓航空のラウンジが利用できるのだが、独立系の場合はコードシェアをしている会社のラウンジか、特に契約した有料ラウンジかカード会社系のラウンジを使うことになる。

正直言って結構面倒くさい。

今回は独立系の「エティハド航空」を使ってUAEのアブダビへのフライト。
以前なら、ちょっと距離があるがコードシェアのANAのラウンジを利用していた。
出張の場合はどうしてもビジネスブースを利用したいからね。

UAEなら「エミレーツ航空」の方がメジャーだし、独立系航空会社ながら成田に素晴らしい単独のアッパークラスラウンジを持っているのだが、エミレーツの場合、成田線も羽田線も現地到着時刻が遅くて疲れたままで仕事をしなければならない事と、特に成田線は時に横揺れがする私の嫌いな「エアバスA380」という超大型機材を使うので最近はもっぱら「エティハド航空」を利用している。

「エティハド航空」は日本ではあまり馴染みがないが、ビジネスクラスの機内食も美味しくて利用しやすいし、エミレーツよりも厳格なプロトコールで運営されているリムジンサービスがあり、何よりアブダビ空港でのアッパークラス専用のアプローチがセレブ感満載で素晴らしい。
問題があるとすればここ成田でのラウンジだ。

そんな北ウイング第一サテライトに独立系キャリア待望のラウンジができた。

「成田プレミアラウンジ」。
元々デルタのラウンジがあった第1サテライトの4階に昨年の夏に空港会社直営でできたようだ。

3月の出張でも「エティハド航空」を利用したのだが、この時は仕事山積みだったのでかなり遠いがビジネスブースが確実にあるANAのラウンジを使ったのだが、今回は仕事があることはあるがそれほどでもなかったので航空会社おすすめのここを初めて利用してみた。

まず感じたのは、夕方便の前だというのにガラガラということ。
そして景色がよくて航空機の離着陸の様子がよく見える。
ビジネスブースはないもののスペースがゆったりしているので座席で十分に仕事ができるかな?

そして「食べログ」的には最も気になる料理・・・。

種類は多くないが必要なものはそろっているという印象。
サンドウィッチ、サラダ、野菜スティック、スープ、パン、フィンガーフード・・・、
典型的な欧米系の航空会社のラウンジという感じに、鮨やから揚げ、カレーなどがある。

ところがこのチキンカレーが絶品。

この手のラウンジにありそうなものではなく、具だくさんで手作り感満載のカレー。
これはどこかの洋食店で食べているようでとても美味しい。

「エティハド航空」のビジネスクラスの機内食は、グランドメニューの中から、いつでも好きなものを好きなだけ食べられる。
それでも、少し時間を遅らせて量を減らしてもこのラウンジのカレーを食べておく価値はある。
それぐらい美味しいカレーだった。

また、ここは酒呑みにもたまらない。
ビールは専用サーバーの他種類も豊富、日本酒やウィスキーの品揃えも良い。
中でもワインの充実は特筆もの。
常時10種類以上のワインが用意され、うち8種類は専用のワインベンダーでボタンひとつでいつでも好きなだけ飲むことができる。

コーヒーも、豆を挽くところから抽出までがスケルトンの機械の中で見ることができる。

なかなか使うことは無さそうなラウンジながら、またひとつ”使える”ラウンジを見つけた。


このラウンジのおかげで???幸先よくスタートしたUAE・カタール出張だったが今回は順調だった。

相変わらずUAEとカタールが断交したままだったので、普段なら1時間で行けるドバイ~ドーハ間が中立国オマーン経由で4時間以上の道のりである事は相変わらずだったし、中国資本の入っているドバイの取引先のひとつからは、カタールの企業・団体との取引をやめるようにそれとなく圧力もかけられた。

それでも、カタールは相変わらず大きなビジョンの中で将来への投資は惜しまないという姿勢を貫いてくれているし、アブダビは産油地にもかかわらず「脱石油依存」へのイノベーションに本気で取り組んでいる。
まだ、ドバイとの取引に比べると微々たるものだが、将来はドバイを凌ぐようになることも十分考えられる。

とは言え、現時点で冷静に見てみれば、カタールが「人」を育て、アブダビが「技術革新」を目指して地道に取り組んでいる間に、ドバイは「金融」という桁違いの財力を背景にどんどん先に進んでいる。

今回初めてこの地に来たドイツ事務所のスタッフ(フランス人)は・・・、

アブダビでは素朴なレバノン料理でもてなされ、昼は郊外の砂漠に行き「サンドスキー」や「ラクダ」に乗る古くからあるアトラクションに連れて行かれたが、

ドバイでは、最先端のイノベーティブイタリアンのディナーに招かれ、「ドバイフレーム」などの最新建造物に案内され、街のど真ん中で「エックスライン」というビルの間を空中ダイビングの疑似体験ができるアトラクションに連れて行かれるなど、
まるでレベルの違うそのもてなされ方に半ば呆れ顔だった。

普段は自然を愛し素朴な性格の彼だったが、ことビジネスに関しては、まだまだ中国やサウジアラビアを含めた世界の金が集まってくるドバイの可能性に魅力を感じているようだった。


折しも、我々が中東に来ている間に、日本政府はこの地区への自衛隊派遣を決めたという。
幸い、アメリカにもイランにも付くことなく単独での派遣になったことは良かったが、
いつもこういったいざこざの中で取り残されてゆくのは我々企業やその国の国民だ。

かつて、アメリカのプレッシャーの中で、日本政府は「海賊と呼ばれた男」の中にも登場する長年取り組んできたイランの油田開発の権利を放棄するという愚行を行なった。
そこで従事していた人々や企業の目から見るといたたまれなかったと思う。
後釜に座った中国が自国の利益しか考えなかったためにイランが原子力に走ったといっても過言ではないと私は思っている。

力のない我々中小企業だが、あちこちで世界を豊かにするために微力ながらも地道に取り組んでいることを忘れないでもらいたいものです。


  • ナリタ プレミア ラウンジ - 北ウイング第1サテライト

    北ウイング第1サテライト

  • ナリタ プレミア ラウンジ - 絶品「チキンカレー」

    絶品「チキンカレー」

  • ナリタ プレミア ラウンジ - ワインベンダー

    ワインベンダー

  • ナリタ プレミア ラウンジ - スケルトンのコーヒーマシン

    スケルトンのコーヒーマシン

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店名
ナリタ プレミア ラウンジ(NARITA PREMIER LOUNGE)
ジャンル その他
お問い合わせ

0476-32-6566

予約可否

予約不可

住所

千葉県成田市三里塚御料牧場1-1 成田国際空港 第1ターミナル第1サテライト4F(出国手続き後エリア)

交通手段

成田空港駅から258m

営業時間
予算(口コミ集計)
支払い方法

電子マネー不可

席・設備

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禁煙・喫煙

全席禁煙

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