『味噌らーめん』は、巷の味噌ラーメンと一線を画す味 : 紗々

【平成28年３月14日追伸】
２月29日の口コミに書き忘れたことがあった。同日昼に食した裏メニューの『味噌ラーメン』の酸味すら感じられる生味噌味は、数種類の味噌の調合・調味料の配合・熟成期間・保冷温度に、相当の工夫を凝らしていると拝察するところ。機会があったら、店主に、その「秘伝」について、薀蓄を拝聴したいと思う。

【平成28年２月29日昼訪問　同日投稿】
２月19日夜に店主から伺った裏メニューの『味噌らーめん』を食すべく、「紗々さん」を訪問。
まずは、スープを一口。いつも食べている『らーめん』のスープと味に大差がない、と感じたものの、二口、三口とスープを飲み続けているうちに、「味噌」の味が滲み出てきた。酸味すら感じられる生味噌味。味噌ラーメンを食べ慣れている者から見れば、「物足りない」感じ、若しくは「これが味噌ラーメン？」と違和感、を抱くと思われる。巷の味噌ラーメンと一線を画す味、の『味噌らーめん』とでも云うべきか。ちなみに、具、麺は、『らーめん』と同じ。
ところで、「あっさり味の味噌ラーメン」と「生味噌味の味噌ラーメン」は、異なる。例えば、札幌の「味の三平」さんの味噌ラーメンのスープは、最初一口飲むと「味噌汁では？」と勘違いする客がいる位、あっさりとしているが、決して「生味噌味」ではない。旨味とコクがあり、最後の一滴まで飲み干すことが出来る。味噌ダレの調理と熟成がきちんと行われているため、「生味噌の味がしないあっさり味」に変貌しているからだ。これには、手間暇がかかる。だから、味噌ラーメンの価格は、醤油ラーメンなどと比べ、100円程度高くなる。船橋の「でめきん」さんの味噌ラーメンも同じ。他店と比べ、あっさりとした味噌ラーメンだが、旨味とコクがあり、「生味噌の味がしないあっさり味」だ。
旨味とコクがあり「生味噌の味がしないあっさり味」の味噌ラーメンなら、裏メニューから表メニューに「昇格」させることが出来る。そのためには、魂魄の味噌ダレ作りが必要。
ドロ系味噌ラーメンなら誤魔化しも効くが、「あっさり味」の味噌ラーメンでは、誤魔化しは効かない。
とまれ、平成27年９月14日夜に食べた店主お勧めの『冷やし中華』、と同様、記憶に残る一杯でした。

【平成28年２月19日夜訪問　２月21日投稿】
《口コミのタイトル》うん、『らーめん』が相変わらず旨い。裏メニューには『味噌』もあるそうな
「一幸」の験直しを兼ねて、恒例に則り、愛妻と「紗々」さんを訪問。
うん、『らーめん』が相変わらず旨い。
ところで、店主と、ラーメン談義に花を咲かしていた折、店主「ウチの裏メニューに、味噌ラーメンがあるんですよ」。これは、耳よりの話。
札幌に転勤していた２年３か月の間に、味噌ラーメンを食べ歩いたお店は、77店（実数。延べでは100店を超える)。東京に戻ってから食べた味噌ラーメンの味け無いことと云ったら、ありゃしない。このため、旨い味噌ラーメンに出会うと、無性に嬉しくなる性が身に沁みついてしまっている。
店主「注文いただければ、何時でも、お出ししますよ」。
次回は、是非とも、味噌ラーメンにチャレンジしよう。

【平成28年１月12日夜訪問 ２月１日投稿】
《口コミのタイトル》今年も、相変わらず旨い『らーめん』
「一幸」さんで、旨い刺身を堪能した後、恒例に則り、愛妻と「紗々」さんを訪問。
『らーめん』は、今年も、昨年同様に、美味い。
「紗々」さんを訪問した際には、他に客が居なければ、店主とラーメン談義に花を咲かすのが常だが、今宵は、年末年始の閉店日に話が及んだ。店主「今年の年末は、12月30日まで通常営業で、31日は昼(11:30～14:00)だけ。来年は１月１日～３日はお休みで、４日から通常営業です」。
店主様。今年もよろしく。

【平成27年12月28日夜訪問 12月31日投稿】
《口コミのタイトル》相変わらず旨い『らーめん』
「一幸」さんで、旨い刺身を堪能した後、恒例に則り、愛妻と「紗々」さんを訪問。『らーめん』は、11月９日夜と同様に美味い。
後客が入店するまで、店主とラーメン談義に話が弾んだ。愛妻は、『スパーリング清酒 松竹梅白壁蔵 澪』のグラスを傾けて、ニコニコと、話に聞き入っている。
店主様、来年もよろしく。良いお年をお迎えなされますように。

【平成27年11月９日夜・11月30日夜訪問　12月02日投稿】
《口コミのタイトル》さっぱりとした飲み口のスパーリング清酒に合う、乙なつまみの「きくいも」
（11月９日夜）
「一幸」さんで、旨い刺身を堪能した後、恒例に則り、「紗々」さんを訪問。『らーめん』は、10月28日夜と同様に美味い。
ところで、カウンターで横に座ったお客さんから「ひょっとして、清遊雨読さんではありませんか」と、お声をおかけいただいた。私たち夫婦よりも後から入店されたお客さんの前で、店主と私が交わした会話には、私が清遊雨読であると推認可能な情報は無かったと思うが。お客さんのご慧眼には、感服・恐縮の極み。そして、そのお客さんから、近辺のラーメン店に関する薀蓄と、「でも、結局は、紗々に戻ってくるんですよね」との紗々賛歌を、拝聴させていただきました。薀蓄と紗々賛歌については、お客さん御自らの口コミ投稿を楽しみにいたしております。
（11月30日夜）
「一幸」さんの口直し・気分直しにと、「紗々」さんを訪問。カウンターが混んでいるので、小上がりに着席。愛妻お気に入りの『梅酒フローズン』の取り扱いは無くなっていたが、壁の張り紙をみると『スパーリング清酒 松竹梅白壁蔵 澪』。目新しいので注文。一口飲んだら。おや、さっぱりとした飲み口。これはイケる。
で、ツマミに『チャーシュー』を注文。美味い。が、スパーリング清酒との相性は、イマイチ。オペレーションに一段落した店主が、「これ、食べてみてください」と差し入れ。「きくいも」と謂うそうな。しゃっきりとした食感で生姜のような爽快感のある風味。愛妻と私は、顔を合わせて「乙なつまみ」。私は店主に「これは、新メニュー？」。店主「いえ、お馴染みさんへのサービス」。私「メニューに加えるべし。値段は、200円では、如何」。カウンターに座っていたお馴染みさんは、きくいもを食べながら「いや、300円で」。さっぱりとした飲み口のスパーリング清酒に合う、乙なつまみの「きくいも」でした。「きくいも」を、メニューに載せませんか、店主様。
ところで、上記のお馴染みさんは、11月９日夜に、近辺のラーメン店に関する薀蓄と紗々賛歌を拝聴させていただいた「お客さん」と似ているが、他人の空似かな。

【平成27年10月28日夜訪問　10月31日投稿】
《口コミのタイトル》今宵の『らーめん』は、すっきりコク旨。これですよ！
「一幸」さんで、旨い刺身を堪能した後、恒例に則り、「紗々」さんを訪問。
愛妻と『ハートランドビール』で乾杯。次いで、愛妻は、お気に入りの『梅酒フローズン』(ハーフ)。
ビールを半分空けたところで、『らーめん』が登場。
まずは、スープを一口。すっきりコク旨！　店主に「旨い。すっきりしてて、コク旨。９月の時のスープとは違う」。店主が、はにかみながら「９月のスープは熟成で、今回は、作り立て」。
また、チャーシューも旨い。エグ味がない。時折、チャーシューを焼く金網やチャーシューに被せる蓋についている、チャーシューの焼き重ねのエグ味が、チャーシューに移り香で纏わりついていることもあるが、今宵は、エグ味の移り香がチャーシューに纏わりついておらず、チャーシューの本来の旨味をダイレクトに味わうことが出来た。
今宵の「紗々」さんの『らーめん』のスープとチャーシューは、すっきりコク旨。これですよ！
ところで、先客は、カップルが一組。カップルは、『つけ麺』、『らーめん』、ビール、更に、おつまみに、チャーシューや味玉を、注文していた。そして、我々が飲んでいる最中にも、３人連れが入店。「紗々」さんは、根強いファンがいるようですね。　

【平成27年９月２4日夜訪問　９月26日投稿】
《口コミのタイトル》『らーめん』のスープが、いつもより、あっさりしている。ま、旨いことには変わりは無いが。
「一幸」さんで、旨い刺身を堪能した後、恒例に則り、「紗々」さんを訪問。
愛妻と『ハートランドビール』で乾杯。ビールを一口飲んだ後、愛妻は、『梅酒フローズン』を飲んで「あら、美味しいわ」。
先客３人に注文の品を出した後、店主が私の『らーめん』＋味玉の調理を開始。
暫くして、『らーめん』＋味玉が登場。スープが、いつもより、あっさりしている。ま、旨いことには変わりは無いが。
研究熱心な店主のことだから、素材・配合や加熱時間を、少し見直したのかも。

【平成27年９月14日夜訪問　９月19日投稿】
《口コミのタイトル》『冷やし中華』、タレにもう一工夫加えれば、通年売れ筋に
「一幸」さんで、久しぶりに黒鮑を堪能した後、恒例に則り、「紗々」さんを訪問。
まずは、いつもの愛妻お気に入りの『ハートランドビール』。
そして、９月３日に店主が「お勧め」していた『冷やし中華』。麺を一口。これは、イケる。だが、タレに味がない。壁の張り紙には「紗々の冷やし中華　しょうゆ味ベースの少しまろやかな酸味を加えたタレで仕上げました」と書いてはあるのだが・・・。で、添えて出された米酢（多分）をかけたが、酸っぱくなっただけ。黒酢や浙酢を使って、タレに、旨味とコクを加えたら如何。隠し味にバルサミコ酢やエクストラバージンオリーブオイルを使うのもいいかも。
具は、チャーシューとメンマの拍子木切り、きゅうりの粗千切り、燻玉、小口切りのねぎ、大葉、皆、旨い。だが、冷凍プチトマトは評価が分かれるところ。
最近は、つけ麺ブームも一段落。美味しい冷やし中華の通年メニューは、意外と受けるかも。でも、タレにもう一工夫。

【平成27年９月３日夜訪問　９月４日投稿】
《口コミのタイトル》ちょっと豪華な『らーめん』+全部増し。味にブレが無く、今宵も旨い！
午後７時半過ぎ、新鎌ヶ谷に一人で所用の帰り、「紗々」さんを訪問。先客が４人。いつもどおり、カウンター右端の入り口に近い席に着席。
先客のラーメンを調理中の店主に、まずは、いつもの瓶ビールを注文。愛妻のお気に入りのビール。一口飲んだ後、写真撮影。銘柄はキリンの『ハートランドビール』。瓶の腹に紙のラベルが貼られていないので、今まで気が付かなかったが、口金近くのラベルには「〔生〕非熱処理〔ビール〕」と記載されている。旨い。
先客のラーメンの調理が一段落した店主が「らーめん、如何しましょう」。『らーめん』+全部増しを注文。瓶ビールを飲み終えたところで、『らーめん』+全部増しが登場。写真のとおり、ちょいと豪華な『ラーメン』。今宵で５回目の『らーめん』だが、味にブレが無く、今宵も旨い！
先客４人が帰った後、暫し、店主とラーメン談義。そこへ、お嬢ちゃん３人が来店。店主が「うちの娘です」。私は可愛いお嬢ちゃん達に「お父さんのラーメンは、天下一品ですよ」。年上のお嬢ちゃんが破顔一笑「ありがとうございます。またのお越しをお待ちしてます」。二代目登場か。店主が目を細めている。

【平成27年８月21日夜訪問　８月22日投稿】
《口コミのタイトル》『らーめん』+味玉、今宵で４回目。味にブレが無く、今宵も旨い！
８月21日夜、近くの「一幸」さんで愛妻が刺身を堪能。その後、魚介類が不調法な私に愛妻が付き合い、恒例に則り、「紗々」さんを訪問。４回目。そして、恒例の『らーめん』+味玉と瓶ビールを注文。味にブレが無く、今宵も旨い！

【平成27年６月29日夜・８月10日夜訪問　８月13日投稿】
《口コミのタイトル》これまで３回⾷べた『らーめん』+味⽟、いつも旨い︕
６月29日夜・８月10日夜、近くの「一幸」さんで愛妻が刺身を堪能した後、魚介類が不調法な私に愛妻が付き合い、「紗々」さんを訪問している。これが、私ども夫婦の、最近の慣例となっている。両日とも、『らーめん』+味玉と瓶ビールを注文。２回、３回と回を重ねると、評価は落ちてくるのが通例だが、「紗々」さんの『らーめん』に対する２回目・３回目の総合評価は、１回目と同じ「3.9」。「料理・味」の点数では、１回目が「4.6」だったのに対し、２回目・３回目は「4.8」。味がぶれておらず、旨さを維持している証拠。
これまで３回食べた『らーめん』+味玉、いつも旨い！

【平成27年５月13日昼訪問　５月14日投稿】
《口コミのタイトル》えぐ味の無い豚骨魚介スープと旨い麺との相性が抜群。濃厚ドロ系スープに腰が引けている方には、是非、お勧め。
昼過ぎに訪問。座敷席の他に４人掛けのカウンター。カウンターの奥に１人先客。私は、カウンターの入り口側の席に。『らーめん』＋味玉、それにビールを注文。
ビールのグラスは綺麗に洗われて冷やされている。瓶ビールも冷えている。美味い。暑い中、新鎌ヶ谷駅から歩いてきたので、尚更、ウマ！
女将さんが、七輪でチャーシューを焼き始めた。焼きながら、チャーシューの外縁部の所々に鋏を入れている。焼いたチャーシューが熱で撓むのを防止するための措置。そして、蓋をした。ちょいとしたスモークチャーシュー。いいですね。
途中で、大盛りに変更したが、店主と女将さんが、にこやかに了解してくれた。
『らーめん』＋大盛り＋味玉が登場。
まずはスープを一口。えぐ味が無い。そして旨い。カウンターせり上がりの天端の上に置かれたホワイトボードには「豚・鳥・野菜・魚介をじっくり煮込んだ豚骨魚介スープがベースです。脂が少なめで、食べやすく仕上げました」。若い方にはパンチが無いかも知れないが、濃厚ドロ系スープに腰が引けている方には、是非、お勧め。
中太ストレート麺は旨味があり、腰もある。最後までダレなかった。豚骨魚介スープとの相性が抜群。
拍子木切りのメンマは味があり、すんなりと噛み切れる。厚めのチャーシュー、味玉も美味でした。