立ち食いチェーンでうまいそば : ゆで太郎 東鎌ヶ谷店

小藤太は船橋から北上し、鎌ヶ谷までやってきました。

外はだんだんと寒くなり、温かいおそばが恋しい季節です。
それに加え、おいしい新そばが食べられる時期となりました。

この日も、とことこと夜道を歩いていたのですが、お腹がすいてきて、体が暖まる何かしょっぱいものが食べたくなりました。
ふと目の前を見ると、２４Ｈと書いてあるこのお店の大きな看板を見つけました。
どうやらこのお店、夜遅くまでやっていて、深夜お腹を満たすのにちょうどいいです。

ちょっとの小遣いしか持ってない小藤太にとって、値段の安い立ち食いそばはありがたいものです。

昔は立ち食いそばはまずくて食べれなかったのですが、進化して、今はだいぶおいしくなりました。
もう抵抗なく、立ち食いそば屋に寄るのが当たり前であります。

ここゆで太郎は、いろんなチェーン店の立ち食いそば屋の中でもおいしいとの評判です。
おいしい新そばが食べられるこの時期、久しぶりにおそばが食べたくなったので、このお店で夕食をとることにしました。

ところで、お店入口のガラス戸を見ると、２４時間営業のはずが、午前６時～深夜２時と営業時間が変更されていました。
ほとんどのお店が閉まっている時間に利用できるのが利点と思っていたのですが、２４時間営業には無理があるようですね。
小藤太でさえ、深夜２時過ぎから午前６時の時間帯にご飯を食べに行ったことはありません。

中に入ると壁に「新そば」と貼り紙がされています。
このお店も新そばが出ているようです。

店の奥には製麺機があります。
そこに製麺時間の表示があり、なんと一日に３回、挽いたそば粉をここで製麺すようです。
ゆで太郎のおそばがおいしいのは、各店舗で製麺し、製麺し立てのおそばが食べられるからなのです。

券売機で食券を買います。
秋の味覚が楽しめる舞茸しめじのかきあげそば　４３０円と、卵　５０円にします。

卵は温玉、ゆで卵、生から選べ、言えばそのまま入れてくれます。
食券を渡し、生卵を入れてもらうことにしました。

このお店、注文してから麺を茹で、天ぷらを揚げてくれるようです。

番号が呼ばれたので、おそばを取りに行くと、カウンター脇には、とうがらしや、白ゴマ、福神漬け（カレー用ですね）、輪切り唐辛子、紅生姜（丼用ですね）などの薬味があります。
薬味はつけないでそのまま席に着きました。

さて、おそばですが、そばの風味はしませんが、小麦を多く含んだ味の細麺で、のどごしがいいです。
コシが弱いけどやわらかすぎません。
それでいて、つゆの中に入ったままでものびずにしっかりと独自のコシと形状を保っています。

おつゆは、あごや、鰹に昆布の出汁がきいてる甘みあるふわっとやわらかい醤油味です。
塩辛くなく、ちょうどいい塩加減の関東風のおつゆです。

トッピングのわかめが歯ごたえあっていい食感を出してます。

次に、舞茸としめじのかきあげですが、揚げたてで油のキレがよく衣はさくさくです。
舞茸やしめじのくにゅくにゅした食感が面白いです。
ただ、これらきのこに味付けがされていないため、揚げて火は通っているのですが、生のきのこをそのまま食べたような渋い味がします。

カリカリの天ぷらはおつゆに浸ると、衣がふわふわになります。
このふわふわの衣とかきあげの油がおつゆに溶け込み、おつゆは深みが増し、さらにおいしくなりました。

生卵を入れたので、このおつゆのしょっぱさがやわらぎマイルドになってコクが出て、最後までおいしく飲み干せるおつゆとなりました。


やはりチェーンの立ち食いそばの中でもここはおいしいです。
ただ他の立ち食いそばよりコシはありますが、若干やわらかく感じました。
温かいおそばについていえば、もう少し、硬めにゆでてあるといいと思います。

それと、かき揚げのきのこは味が全然しないので、これだったらよくあるシンプルなにんじんや玉ねぎなどの野菜の甘みがするかき揚げの方がおいしいと思いました。

～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・
ところで、このお店、夜遅くまでやってる上に、気軽に立ち寄れ使い勝手がいいので、暑い夏に冷たいおそばを食べに行くこともあります。

そのとき食べたのがもりそば　２６０円に、大根おろし　５０円をつけたおそばで、一番安いおそばで清涼感を味わえ、非常に低価格で食べれたことに満足したものです。

この冷たいおそばですが、冷やしてしめてあるせいか、コシがあり、ゆで太郎独自の細い麺のよさが出ておいしかったです。
そばの風味がせず小麦が多いけど、昔職場でよくとってた７００円もする出前のおそば屋さんより麺がおいしいと思いました。

つゆはアゴと鰹の出汁がよく出た醤油の濃い甘めのつゆでおそばに絡みおいしかったです。


このお店、どちらかというと、冷たいおそばの方が麺にコシがあって好みでした。
他にミニ天丼など食べたことがありますが、それは天ぷらの衣がカリカリで、甘しょっぱいタレがご飯と天ぷらに合っておいしく、おそばと一緒に食べるのにちょうどいい大きさで、これだけでもおいしいのですが、あれこれ食べれて満足の丼でした。

～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・
おいしいおそばでお腹も心もほっこりし、これから向かう寒い夜道もへっちゃらそうです。

昔と違い、安い立ち食いそばがおいしく食べられて、良い時代になったと実感し、これからますます昼夜限らず活用しそうです。

ふっと頭をよぎりました。
そういえば・・・市川に、立ち食いそばがおいしい独自のお店がひしめきあっておりました。
このお店で食べた立ち食いそばのおいしさにはまり、立ち食いそばというものにちょっと首を突っ込んでみたくなりました。
そのおいしさをますます追求したく、今度は市川へ向かうことにしました。