極上の料理とワイン : オステリア タナロ

この日は家族でタナロへ、4名以上はコースという事で10日程前に5940円(税込)のコースにドリンクは料理に合わせて少量のペアリングをお願いしました。
料理やワインは写真を参考にして下さいませ。

都内のミシュラン、ゴー・エ・ミヨに掲載のイタリアン数十店食べ歩きましたがここタナロかタクボが自分的には一番です。
卓越した調理技術と選び抜かれたワイン(オーナーソムリエ、シェフ共にイタリア名店での修行経験あり)
そして茨城や天草などの優良生産者から産地直送で届く肉や魚や野菜、昼からの徹底的な仕込み。
洗練度を高め深化させたイタリアの郷土料理は輪郭のはっきりした味で口に含んだ瞬間鮮烈な風味が広がるものばかり。
「シンプルさは究極の洗練である」イタリア、ルネサンスの芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチの言葉です。

月に3回4回のペースで行ってるのですがここ最近3カ月位で特に美味しかったのをまとめてアップしま、素材や技術が確実にレベルアップしてますね。フレッシュポルチーニやトリュフ。天草の赤ウニ。茨城県二宮さんの鴨。など旬やその日美味しい物を追い求めているためその日のおすすめメニューは頻繁に変わるので毎回楽しみですね。定番メニューも何種類かあるのですが、若干の改良や季節によっても味に変化をつけてるみたいです。オリーブオイルにパン、サラダやハーブ、素材や調味料１つとってもとにかく美味しい！タナロの味を知ってからは他のイタリアンはほとんど行かなくなりました、都内星付きイタリアンや超ハイクラスのイタリアンも行きましたが、タナロほど唸ったイタリアンは無かったです。それにドルチェの完成度も実に素晴らしいです。最近はカウンターでケンタロウシェフの調理を見ながら、手が空いた時には料理の話しをしながら食べています。

今回は、妻の妹と３人で、特に妻の妹は感動してましたね、新作の鰹や渡り蟹のパスタ、マンゴーのドルチェ、最高でした。最近のイタリアンはタナロだけですね、都内星付きを越える美味しさです。
感想は過去に書いてるのでスタッフのプロフィールを。

成嶋さん オーナーソムリエ

北イタリア、ピエモンテの名店、イ ボローニャを始め計3店でソムリエ修行、銀座のサバディーニ ディ フィレンツェ、リストランテ バリック 東京を経て松戸で独立

神谷シェフ

イタリアではシチリアのリストランテ マディア（ミシュラン2つ星）の他、トスカーナ州のシエナ、北イタリア ヴェローナなどで修行。帰国後は京都や都内のレストランシェフを経てタナロのシェフに就任。

オーナーソムリエ、シェフ共に松戸市出身

今回は前菜に水牛のモッツァレラチーズのサラダ、それとふるの牛のトモサンカクの炙りカルパッチョにチーズとイチジクを合わせて。

パスタは桜エビと蕗の薹のパスタ、毎回注文するキノコのミンチのパスタに追加で黒トリュフをかけて。

メインは茨城県の牧場の豚のロースをグリルで。

何度来ても感動があります。丁寧に時間をかけて仕込み、凄く緻密な仕事を施してるのが伺えます、シンプルに美味しいです、複雑で食べ手の経験値を問われるような難解な料理ではなく、誰が食べても一口で唸ってしまう、いやぁータナロいいです！

あと前回アップし忘れた、イカスミのパスタと雲丹と空豆のパスタの写真もついでに載せます。イカスミはアクセントにオレンジとミントを。
雲丹のパスタもアクセントにミントを加えてありましたが、雲丹ではシェフの抜群のセンスを、イカスミではスタンダードなパスタだからこその、シェフの力量や技術を改めて感じさせられました。

フェイスブックで桜鱒の記事を見つけたので再訪です。桜鱒、超絶品でした、それに付け合わせの山菜、マスタードのソースも最強の組合せでしたね。しかし今日一番の驚きはシンプルなトマトとチーズのパスタでした、シンプルが故えにごまかしの効かなく、差が出にくいこのパスタが凄かったです、思わず「肉は入ってないですよね？」と聞いてしまうほど、奥深く、芳醇で唸る程の旨みでした。メインは前日に客入りが凄かったみたいで、めぼしいメインがなかったので変わりに、黒トリュフとバターソースのパスタに。悶絶です。そしてドルチェは愛媛県産のブラッドオレンジとカスタードクリームのタルト。タルト生地は超絶妙な固さと食感と甘味、オレンジも甘味、食感、文句なしの一級品、カスタードクリームも個人店顔負けです。実はパティスリーもかなり有名なお店を食べ歩きましたが4点を越えるお店はなかったですね。でもタナロのデザートはすべて4点越えです。そして食べログやミシュラン上位のイタリアンを越えるパスタ、ジビエを売りにしてるレストランを越えるジビエ。カンテサンスに迫る火入れ。さすがに今回で最高の5点に上方修正です。ちなみに仕込みには相当の時間をかけてるみたいです。

１ヶ月ぶりの再訪です。やはり今回も凄かったです。星つきのお店の中には食べ手の経験値を問われる繊細な味わいや技法などのアプローチがあります。しかしここタナロは誰が食べたとしてもおそらく一口目で唸ってしまう美味しさです。そして今日頂いた料理は特に良かったです。自分も人生で始めて頂いたロバなのですが素晴らしかったです。オーナーの成嶋さんの言われる通り大雑把に言えば牛と馬の中間のようなのですが、牛よりも薫り高く馬よりも豊潤な味わいです、まぁそれも神谷シェフの腕のお陰なのでしょうが、今まで猪や鹿、鳩などのジビエを頂いたのですが、その下処理や仕込み、熟成などはルマンジュトゥーの谷シェフ。火入れはカンテサンスの岸田シェフを引き合いに出したくなるほどの腕前です。今回のロバも見た目レアでナイフを入れても血の一滴も出ないという仕上がり、そして猪のパスタ、茸のパスタも突き抜ける美味しさでした。あとここのデザートや前菜も素晴らしいです。もう終わってしまいましたが前菜の寒ブリなんかは鮨 水谷で頂いた物と同等かそれ以上のもの、肉の前菜ですと、ふるの牛のトモサンカクのカルパッチョ、このふるの牛、血統は但馬牛その子牛を石垣島や、宮古島で育てたあと福岡の古野農場で育てたもの、その他生産者を限定した肉や野菜、伝説級のハンターの仕留めたジビエなどオーナーやシェフの並々ならぬこだわりが伺えます。今回また凄すぎたのでまた点数を上方修正です。成嶋さん神谷さんあといつもいるお姉さん、毎回素晴らしい料理ありがとうございます。

実はここつい最近2017年までに、多分15回は行ってると思います。でも投稿が大変なんで一回でまとめちゃいます。ここはやばいです。シンプルに一口目でガツンとくる美味しさです、都内星つきイタリアンと比べても負けないどころか勝ってる位です。オーナーソムリエは、本場イタリア、銀座サバディー二でシェフは都内やイタリアのミシュラン2つ星で修行した経験も持つ方です。駅からのアクセスは悪いですが、それでも行く価値があるお店です。