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ご馳走の変遷 ~いきなりステーキ~
こちらの口コミはブログからの投稿です。?
記事URL:http://blog.livedoor.jp/kishiasao/archives/8209639.html
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岸 朝男
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岸 朝男さんの他のお店の口コミ
店名 |
いきなりステーキ 柏店
|
---|---|
ジャンル | ステーキ、ハンバーグ |
お問い合わせ |
04-7136-2941 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
柏駅 柏駅から244m |
営業時間 |
|
予算 |
¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
¥2,000~¥2,999
¥2,000~¥2,999
|
支払い方法 |
カード可 (Diners、JCB、AMEX、VISA、Master) 電子マネー不可 QRコード決済可 (PayPay) |
席数 |
36席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
利用シーン |
|
---|---|
ホームページ | |
オープン日 |
2016年4月28日 |
備考 | |
お店のPR |
おひとり様でのご利用も歓迎!良質な高級牛肉をリーズナブルな価格で提供しています!
コストパフォーマンスを追求したステーキとワインを楽しめるスタイルのお店です。 |
関連店舗情報 | いきなり!ステーキの店舗一覧を見る |
初投稿者 |
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私の子供の頃は、ビーフステーキを〈ビフテキ〉と呼ばれていた。
ハレの日の食べ物をご馳走と同義で使う場合もあるが、私にとって〈ビフテキ〉はハレの日の単なる食べ物ではなかった。
私にとって祝宴などのハレの日の〆は鰻であり、今でも鰻が大好物である。
ハレの日というか、家族で良いことがあった時などの牛肉料理は〈すき焼き〉だった。
しかし、〈ビフテキ〉は滅多に食べられない高嶺の花であり、憧れの食べ物だった。
高校合格のお祝いということで伯父に銀座で〈ビフテキ〉をご馳走になったことがある。
もうかれこれ40年も前のことである。
店名などは忘れてしまったが、コックが目の前の鉄板でステーキを焼き、仕上げに洋酒を振りかけて炎が上がったのが鮮烈な記憶となって残っている。
それから月日も経ち、輸入牛肉の影響もあってか、牛肉の価格は下がり、全くの高嶺の花ではなくなった。
ファミリーレストランでも値頃なステーキを影響するようになり、家庭でも少し奮発すればステーキが食卓に並ぶことが可能になった。
ステーキも寿司などと同様にブランド牛やA5ランクなどの高級牛肉を扱う店とリーズナブルな価格で提供する店に二極化が進んでいるようだ。
2014年には、明治末期に大阪で産声を上げた「ビフテキのスエヒロ」をルーツにもつ高級ステーキレストラン「銀座4丁目スエヒロ」を経営する会社が倒産したそうだ。それと入れ替わるように銀座にオープンしたのが「いきなりステーキ」である。
「いきなりステーキ」のウリは、立ち食いスタイルでコスパの良いステーキを提供することだ。
その「いきなりステーキ」が私の職場すぐ近くの再開発ビルの中にこの4月にオープンした。
オープン当初は、店の外にまで長い行列が出来ていたので、少し落ち着くのを待っていた。
ゴールデンウィーク明けには、ずいぶんと落ち着いてきたのでランチタイムに行ってみることにした。
いきなりステーキは、立ち食いでサクッと食べるというコンセプトだが、柏店は一部椅子席も用意されていた。
しかし、1人ゆえか、立ち食い席に案内される。
ランチタイムには、ライス、サラダ、スープがついた「ワイルドステーキ」と「ワイルドハンバーグ」が用意されていた。
せっかくなので「ワイルドステーキ」300gをチョイスする。
当初の混雑が落ち着いたとはいえ、オープンからひと月も経っていないので、スタッフのややバタバタしている印象は拭えないのはやむを得ないのだろう。
幼い頃に高嶺の花だったステーキを立って食べるのはいささか抵抗があった。
たとえランチとはいえ、ご馳走は落ち着いて食べたいものだ。
お盆明けからある願掛けのために大好きな鰻を断つことにした。
あれだけ鰻を食べていたのに食べないとなると免疫力が下がるのか、十数年ぶりに風邪をひいてしまった。
まあ、寝込むほどではないものの、鰻に代わるスタミナをつけねばなるまい。
仕事の帰りがけにふと「いきなりステーキ」を覗くとほぼ椅子席になっているではないか。
ある長寿の地域は、肉や鰻が大好きな高齢者が多いとネットの記事を見た。
やはり、鰻に代わるスタミナ食は肉だな、ということ入店する。
空いているせいもあってか、スムーズに案内される。
オープン当初よりも心なしか、ホールスタッフの手際が良くなっているように感じた。
メニューの先頭にあった「アンガス牛肩ロースステーキ」に明日は仕事が休みなのでニンニクチップをマシマシに頼むとする。
ディナータイムは、ステーキのみ番号札を持って、肉のカットコーナーで注文するシステムである。
300gからというので300gを頼むとわずかに端数が加わる。
おすすめはレアということで頼んでおいた厚切りのステーキ。
ナイフを入れる。この瞬間がワクワクする。
やや気持ちの高揚感が低めである。
食事は前味、中味、後味だという。
その昔、高嶺の花だった食事を安価に提供するとなると中味だけで勝負することとなるのだろう。
物足りなさは、そのためか。
私は、食前に「いただきます。」というのは「大切な命をいただきます。」という意味だと理解している。
ならば、食後には感謝を込めて「ご馳走さまでした。」と言いたい。
そのような思いを抱くのは、幼い頃のご馳走へ憧れと若い頃のようにたくさん食べられなくなった老境とが入り混じった気持ちがそうさせるのかもしれない。