ご馳走の変遷 ~いきなりステーキ~ : いきなりステーキ 柏店

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1人
  • 料理・味3.0
  • サービス3.0
  • 雰囲気3.0
  • CP3.0
  • 酒・ドリンク-

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  • 料理・味3.0
  • サービス3.0
  • 雰囲気3.0
  • CP3.0
  • 酒・ドリンク-
2016/10訪問1回目

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  • サービス3.0
  • 雰囲気3.0
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ご馳走の変遷 ~いきなりステーキ~

私の子供の頃は、ビーフステーキを〈ビフテキ〉と呼ばれていた。
ハレの日の食べ物をご馳走と同義で使う場合もあるが、私にとって〈ビフテキ〉はハレの日の単なる食べ物ではなかった。
私にとって祝宴などのハレの日の〆は鰻であり、今でも鰻が大好物である。

ハレの日というか、家族で良いことがあった時などの牛肉料理は〈すき焼き〉だった。
しかし、〈ビフテキ〉は滅多に食べられない高嶺の花であり、憧れの食べ物だった。

高校合格のお祝いということで伯父に銀座で〈ビフテキ〉をご馳走になったことがある。
もうかれこれ40年も前のことである。
店名などは忘れてしまったが、コックが目の前の鉄板でステーキを焼き、仕上げに洋酒を振りかけて炎が上がったのが鮮烈な記憶となって残っている。

それから月日も経ち、輸入牛肉の影響もあってか、牛肉の価格は下がり、全くの高嶺の花ではなくなった。
ファミリーレストランでも値頃なステーキを影響するようになり、家庭でも少し奮発すればステーキが食卓に並ぶことが可能になった。

ステーキも寿司などと同様にブランド牛やA5ランクなどの高級牛肉を扱う店とリーズナブルな価格で提供する店に二極化が進んでいるようだ。
2014年には、明治末期に大阪で産声を上げた「ビフテキのスエヒロ」をルーツにもつ高級ステーキレストラン「銀座4丁目スエヒロ」を経営する会社が倒産したそうだ。それと入れ替わるように銀座にオープンしたのが「いきなりステーキ」である。

「いきなりステーキ」のウリは、立ち食いスタイルでコスパの良いステーキを提供することだ。
その「いきなりステーキ」が私の職場すぐ近くの再開発ビルの中にこの4月にオープンした。

オープン当初は、店の外にまで長い行列が出来ていたので、少し落ち着くのを待っていた。
ゴールデンウィーク明けには、ずいぶんと落ち着いてきたのでランチタイムに行ってみることにした。

いきなりステーキは、立ち食いでサクッと食べるというコンセプトだが、柏店は一部椅子席も用意されていた。
しかし、1人ゆえか、立ち食い席に案内される。
ランチタイムには、ライス、サラダ、スープがついた「ワイルドステーキ」と「ワイルドハンバーグ」が用意されていた。
せっかくなので「ワイルドステーキ」300gをチョイスする。

当初の混雑が落ち着いたとはいえ、オープンからひと月も経っていないので、スタッフのややバタバタしている印象は拭えないのはやむを得ないのだろう。

幼い頃に高嶺の花だったステーキを立って食べるのはいささか抵抗があった。
たとえランチとはいえ、ご馳走は落ち着いて食べたいものだ。

お盆明けからある願掛けのために大好きな鰻を断つことにした。
あれだけ鰻を食べていたのに食べないとなると免疫力が下がるのか、十数年ぶりに風邪をひいてしまった。
まあ、寝込むほどではないものの、鰻に代わるスタミナをつけねばなるまい。

仕事の帰りがけにふと「いきなりステーキ」を覗くとほぼ椅子席になっているではないか。
ある長寿の地域は、肉や鰻が大好きな高齢者が多いとネットの記事を見た。
やはり、鰻に代わるスタミナ食は肉だな、ということ入店する。

空いているせいもあってか、スムーズに案内される。
オープン当初よりも心なしか、ホールスタッフの手際が良くなっているように感じた。

メニューの先頭にあった「アンガス牛肩ロースステーキ」に明日は仕事が休みなのでニンニクチップをマシマシに頼むとする。
ディナータイムは、ステーキのみ番号札を持って、肉のカットコーナーで注文するシステムである。
300gからというので300gを頼むとわずかに端数が加わる。

おすすめはレアということで頼んでおいた厚切りのステーキ。
ナイフを入れる。この瞬間がワクワクする。
やや気持ちの高揚感が低めである。

食事は前味、中味、後味だという。
その昔、高嶺の花だった食事を安価に提供するとなると中味だけで勝負することとなるのだろう。
物足りなさは、そのためか。

私は、食前に「いただきます。」というのは「大切な命をいただきます。」という意味だと理解している。
ならば、食後には感謝を込めて「ご馳走さまでした。」と言いたい。
そのような思いを抱くのは、幼い頃のご馳走へ憧れと若い頃のようにたくさん食べられなくなった老境とが入り混じった気持ちがそうさせるのかもしれない。

  • いきなりステーキ -
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岸 朝男

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店舗情報(詳細)

店舗基本情報

店名
いきなりステーキ 柏店
ジャンル ステーキ、ハンバーグ
お問い合わせ

04-7136-2941

予約可否

予約不可

住所

千葉県柏市1-7-1 DayOneタワー 1F

交通手段

柏駅

柏駅から244m

営業時間
  • 月・火・水・木・金・土・日・祝日・祝前日

    • 11:00 - 22:00
予算

¥1,000~¥1,999

¥1,000~¥1,999

予算(口コミ集計)
¥2,000~¥2,999 ¥2,000~¥2,999

利用金額分布を見る

支払い方法

カード可

(Diners、JCB、AMEX、VISA、Master)

電子マネー不可

QRコード決済可

(PayPay)

席・設備

席数

36席

個室

貸切

不可

禁煙・喫煙

全席禁煙

駐車場

特徴・関連情報

利用シーン

ホームページ

https://ikinaristeak.com/shopinfo/kashiwa/

オープン日

2016年4月28日

備考

アメックスが使えます(情報提供元:アメックス)

お店のPR

おひとり様でのご利用も歓迎!良質な高級牛肉をリーズナブルな価格で提供しています!

コストパフォーマンスを追求したステーキとワインを楽しめるスタイルのお店です。
高級料理だった「ビフテキ(ビーフステーキ)」を、前菜などを抜きにして、もっとお腹いっぱい食べたい、誰でも手軽に、気軽に「ステーキ」が食べられるようにしたい!日本にステーキ文化を作りたい!
そんな、創業者の想いから誕生したのが「いきなりステーキ」です。

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初投稿者

KeiJiKeiJi(1402)

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