前菜もデザートも食後のコーヒーも！おいしいフレンチ1,650円ランチ。 : ビストロ ガヴロッシュ

柏駅西口から少しだけ歩いて、大人気のビストロガブロッシュさんへ。
土曜のお昼ごはんに、久しぶりにお伺いします。

ここはとても美味しいのに、お値段とても良心的。
だから、こじんまりとした店内は、ランチタイムともなるといつも予約で満席です。

スープやサラダなどの前菜とメイン、バゲットだけのAセットなら、なんと未だに税込1,100円。
手作りの前菜やデザート、ドリンクまで付くBセットでも、1,650円で楽しめます。
ちょっと奮発して、今日はBセットといきますかね。

まず、瑞々しい前菜サラダ。
新鮮でケッパーが散らされたサーモン、丁寧に作られたキッシュ。
前菜もレベルが高いし、ボリュームたっぷり。

都度オーブンで焼くバケットがまた美味しい。
このバゲット、チェリーやマカダミアナッツもたっぷり入っています。
バゲットはまたメインの時にもおかわりさせてくれて、チーズのバケットがとても美味しかった。
そういえばここの奥さんが、近くでベーカリーを始めたんでしたね。

そしてメインディッシュは、追加料金なしの豚ロースのソテー。
結構厚みのあるやつが2切れ出てきます。
マスタードソースが程良い塩加減でとても美味しい。
予めグリルしてあるからか、少しだけ肉汁が逃げてる気がするけど、ボリュームと美味しさに圧倒されて、そんなの消し飛びますね。

食後のデザートがまたしっかり手作り。
ガナッシュもプリンも濃厚でクリーミー。
たっぷりついてくる生クリームは、明らかに乳脂肪100%のレベルが高いやつ。
コーヒーも芳醇で、たっぷり。
食後の豊かな時間が過ごせます。

肩肘張らずにビストロでお昼ごはん。
こういうお店は街の宝物ですね！

最近評判だという、柏駅西口のビストロ「ガヴロッシュ」さんへ。
真夏の陽光照りつけるなか、６号線を渡ってバス通りを歩いていくと、店舗併用住宅の階下に新しく設えて間もないお店が見えてきました。
いろんな張り紙がアクセントになった、おそらくパリの下町をイメージしたであろうファサード。
イーゼル看板には、前菜とメインで1,080円でのランチ提供が謳われています。

木製の大きな引き戸を開けて、店内へ。
キッチンと客席は、小窓のついた板壁で仕切られ、壁に沿ったカウンター席、そして手前に並ぶテーブル席と、整然としつつも木の温かみを感じます。
ピークを大きく過ぎた時間だったから、先客は品の良さそうなご家族連れが一組だけ。
あらためてメニューを見直して、選んだのは、千葉県産とうもろこしを摩り下ろした冷製スープ、それにメインとして「豚のロースト・マスタードソースマッシュポテト付き」というのを頼みます。
この選択で、取り敢えず追加料金なしなのだと。

まずは、とうもろこしの冷製スープ。
地元北総で出盛りのとうもろこしを箱で買ってきて、若いスタッフさんたちが、一本一本生のまま皮を剥いては実をとり擂り潰して、丁寧に冷製スープに仕立てたのだと。
ひと口目から、まったりしたコクと自然な甘みにノックアウト！
とうもろこし本来のコクと甘みというのは、こんなに素晴らしいものだったか。
滑らかでしっかり裏ごしされていて、家庭ではちょっと真似できません。
前菜は、このスープかサラダかの選択なのですが、サラダは「彩りサラダ」と銘打たれたもの。
瑞々しいトマトが旨いけれど、この冷製スープとの比較では、スープが圧勝でしょうね。

こうもスープが旨いと、メインの料理が実に楽しみ。
真打ち登場の前で出てきたのが、フランスから輸入した冷凍生地を店で焼くというバゲット。
塩気がほどよく、麦の香り立ちも良いです。
籠ではなく、小さな布袋に入れられているのですが、何か意味がありそう。
お替わりを申し出ると、躊躇なく出して貰えました。

そして、メインの豚ロースト。
マッシュ度ポテトの上にドーンと乗っかった豚ロースのソテー、その厚みにまずびっくり！
ソースは、タブナードかマスタードを交互に使うようですが、今日はマスタードソース。
パセリのみじん切りと粒マスタードがたっぷりのソースは、豚ロースのコクを引き締め、相性ばっちりですね。
ナイフを入れてみると、中ほどはうっすらピンク色で、しっとりした火の通り加減がいいですね
脂身もたっぷりついていて、口にするたび、ジュワーッと甘さと旨みが溢れてきます。

食後にデザートを勧めてくれたので、お願いしてみます。
コーヒーとセットにしても、500円の追加料金で済むのだと。

選択したのは、クリーミーな「ガナッシュ」、「フロマージュムース」(いずれも350円)。
ガナッシュは、チョコレートの濃厚な風味が際立ちます。
少し甘さが立つけれど、許容範囲。
フロマージュムースはチーズの芳香と酸味が爽やかに効いています。
淡白ななかにも濃厚さがあって、実に旨いです。

のんびりコーヒーを飲んでいると、実に満腹、大満足。
この幸福な満腹感こそ、ビストロがビストロである所以ですね。