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食べログ 中国料理 EAST 百名店 2023 選出店
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地元産(うぶすな)と 外地産(そとのもの)とを 比(くらぶ)れば 柏(かしは)のものを 忘(わす)れざりけり
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酔狂老人卍
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酔狂老人卍さんの他のお店の口コミ
店名 |
文菜華(ブンサイカ)
|
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受賞・選出歴 |
中国料理 百名店 2023 選出店
食べログ 中国料理 EAST 百名店 2023 選出店
中国料理 百名店 2021 選出店
食べログ 中国料理 EAST 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | 中華料理、飲茶・点心 |
予約・ お問い合わせ |
04-7164-5211 |
予約可否 |
予約可 苦手な食材、アレルギー等お伺いしております |
住所 | |
交通手段 |
柏駅東口を出て直進。一つ目信号右・柏神社の脇、柏銀座通りを直進。柏郵便局通りを渡って20m先左手。 柏駅から582m |
営業時間 |
|
予算 |
¥10,000~¥14,999 ¥3,000~¥3,999 |
予算(口コミ集計) |
¥10,000~¥14,999
¥4,000~¥4,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー可 (iD、QUICPay) QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
奉仕料10% |
席数 |
28席 |
---|---|
個室 |
有 (2人可、4人可、6人可、8人可、10~20人可) |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 特約駐車場[パーキング細田]を利用。 一組につき最大120分までの駐車サービス券 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、ソファー席あり、オープンテラスあり、バリアフリー、電源あり、無料Wi-Fiあり、車椅子で入店可 |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、カクテルあり、ワインにこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる、健康・美容メニューあり、英語メニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可、テイクアウト |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可)、お子様メニューあり、ベビーカー入店可 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2007年11月7日 |
備考 | |
お店のPR |
ここのシェフは最高の食材だけしか使わない。素材を活かす国内屈指の予約の取れない中国料理店
NHK「キッチンが行く」やアド街ック天国など数々の有名番組や料理誌、メディアに出演する オーナーシェフ渡辺展久率いる中国料理文菜華。 広東料理をベースに築いた独創的哲学で仕上げた料理は国内外からもファンが多い。 毎年数量限定のシリアルナンバー付き自家製干し鮑や季節ごとのスペシャリテが楽しめる シェフのおまかせコースが一番人気! |
初投稿者 |
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五月雨(さみだれ)の霽間(はれま)。
「豫(かね)て狙(ねら)ひ定(さだ)めし地(ところ)でも訪問(たづ)ねばや」と、
下總國(しもふさのくに)東葛飾郡(ひがしかつしかのこほり)柏(かしは)に嚮(むか)ふ。
すなはち、『三日月氷菓店』に當家(こちら)『文菜華』。
道中(みちすがら)、
『古今一堂』に邂逅(たまさかめぐりあ)ひ、東道(あるじ)と四方山話(よもやまばなし)。
西洋時辰儀(せいやうどけい)十一時半(じふいちじはん)を過(す)ぎ、
『文菜華』に戻(もど)りて扉(とびら)を開(ひら)く。
小奇麗(こぎれい)にして小洒落(こじやれ)たる設(しつら)へ。
餐巾(ナプキン)こそあらねど、卓布(テーブルクロス)は亞麻布(リンネル)。
晝(ひる)から亞麻布(リンネル)とは、なかなかの贅澤(ぜいたく)。
知(し)れず、頬(ほゝ)も緩(ゆる)み、心(こゝろ)も浮(う)き立(た)つ。
"併盤(さきづけ)"に開始(はじ)まり、"甜品(くわし)"に終了(をは)る膳(ぜん)。
晝飧(ひるめし)には上質(よ)き茶(ちや)が附(つ)く。
粤菜(ゑちさい)風習(ならひ)の"普洱茶(プーアルチャ)"を避(さ)け、
福建省安溪縣(ふッけんしやうあんけいけん)黄金桂 (わうごんけい)を選擇(えらむ)。
色彩(いろ)はと瞻(み)るに、正(まさ)しく黄金(こがね)。
小茶壺(きふす)より、玻璃(がらす)の茶杯(うつは)に注(そゝ)ぐ。
徐(おもぶる)にこれを吟味(あぢは)ふや、
桂花(きんもくせい)を髣髴(おもは)す芳香(かをり)鼻竅(はな)を穿(うが)つ。
■【この日の菜譜(こんだて)】:
・併盤(さきづけ):
"蜜汁叉燒(みつゞけやきぶた)"、"鮮榨菜(なまのさくさい)"、"入梅鰯(にふばいゝはし)"、
捲心菜(きやべつ)など"醬菜(つけもの)"二種(ふたくさ)。
"蜜汁叉燒(みつゞけやきぶた)"は、
厨房(いたば)の"<火局>爐(きよくろ)"にて燒(や)かれた"明爐叉燒(やきぶた)"。
そもそも、厨房(いたば)に<火局>爐(あぶりがま)置(お)きて、
"燒味(あぶりもの)"拵(こしら)ふるは、
『福臨門』、『赤坂璃宮』、『聘珍樓』、『萬珍樓』、『同發』など、
名(な)にし負(お)ふ粤菜(ゑつさい、=くわんとんれうり)の大店(おほだな)ばかり。
蜂蜜(はちみつ)・麥芽糖(ばくがたう)など絡(から)めたる明爐叉燒(やきぶた)を、
"蜜汁叉燒(みつゞけやきぶた)"と喚做(よびな)す。
紅(くれなゐ)の着色(いろづけ)もなく、
芳醇(ふくよか)にして、寔(まこと)、佳味(よきあぢはひ)。
・例湯(このひのしる):
石斑魚(はた)の清湯(すましゞる)。
小人(それがし)が耳(みゝ)には"黄金石斑魚(わうごんはた)"と聞(き)こえしかど、
何(なに)かの聞(き)ゝ錯誤(まちがひ)か?
とまれ、午餐(ひるめし)に石斑魚(はた)を用(つか)ふは豪儀(ふとッぱら)。
およそ"湯(しる)"なるもの、
舖(みせ)の格(かく)、厨師(いたまへ)の技倆(うで)を映(うつ)す鏡(かゞみ)。
倩(つらつら)この清湯(すましゞる)を吟味(あらた)むるに、
清(きよ)らかに澄(す)みて、なほ、濃厚(こ)く深(ふか)き味(あぢはひ)。
・點心(てんしん):
蝦蒸餃(えびむしぎやうざ)、燒賣(しうまい)、小籠包(せうろうはう)の三品(みしな)。
鎭江香醋(ちんかうす)に醤油(しやうゆ)こそあれ、碟(こざら)なし。
その縁由(ことのよし)を推察(うかゞ)ふに、
佐料(てうみれう)の不要(いらぬ)味附(あぢつけ)なればなり。
漫(みだり)に調料(てうみれう)を添加(くは)ふるは、
原來(もともと)の味(あぢ)を損(そこ)なふが尋常(つね)。
醤油差(しやうゆさし)を觀察(み)るに、注(そゝ)ぎ口(ぐち)尤(いと)細(ほそ)く、
一滴(ひとしづく)づゝ注(そゝ)ぐ外(ほか)なき雋(すぐ)れたる機構(つくり)。
點心(てんしん)の姿容(すがたかたち)を瞻(み)るに、
正宗(ほんばもの)と寸毫(つゆ)と相違(たが)はぬ蝦蒸餃(えびむしぎやうざ)。
唯一(たゞひとつ)異(こと)なるは、黒慈姑(くろぐわゐ)の加(くは)ゝること。
馬蹄(くろぐわゐ)固有(ならでは)の食感(したざはりとはごたへ)。
小籠包(せうろうはう)の皮(かは)も適度(ほどよ)き厚(あつ)さを保持(たもつ)。
喰(く)ひちぎるや、肉汁(にくじる)口中(くちのなか)へと浮騰(ほとばし)る。
『飛雁閣』、『新亞飯店』にも肉迫(せま)る美味(よきあぢ)。
善哉(よいかな)、善哉(よいかな)!
・主菜(しゆさい):
一(ひと)つは肉塞西葫蘆(にくづめズッキーニ)。
柏産(かしはさん)西葫蘆(ズッキーニ)に肉末(ひきにく)を裝填(つめ)たもの。
その容(かたち)、古(いにしへ)の鈔(ぜに)を象(かたど)り、
乾貝(ほしかひばしら)にて味(あぢ)を調(とゝの)へたるもの。
今(いま)一(ひと)つは炸雲吞(あげわんたん)。
海鰻(はむ)、薯蕷(やまのいも)、南高梅(なんかうばい)、
これを摺(す)り合(あは)せて餡(あん)となし、油(あぶら)に炸(あ)げたもの。
鎭江香醋(ちんかうす)の醤(ひしほ)にて堪能(あぢはふ)。
・時蔬(あをもの):
蔬菜蝦仁(あをものとえびのいためもの)。
柏産(かしはさん)西葫蘆(ズッキーニ)に毛豆(えだまめ)、四季豆(さやいんげん)、
さらに、鞘豌豆(さやゑんだう)、紅椒(パプリカ)を蝦仁(むきえび)と炒(いたむ)。
實(げ)に、"青豆蝦仁(チントゥシャーレン)"のごとき風味(あぢかをり)。
蝦仁(むきえび)には、
適切(ほどよ)く上漿(したあぢ)・滑油(あぶらどほし)が施(ほどこ)され、
寔(まこと)、佳味(よきあぢ)。
菜蔬(あをもの)は色鮮(いろあざ)やかにして完璧(かんぺき)なる火入(ひい)れ。
老板(あるじ)、蝦仁(シャーレン、むきえび)を"ハイヤン"と喚做(よびな)す。
これには魂消(たまげ)て眼眶(まなこ)白黒(しろくろ)。
老板(あるじ)に據(よ)らば、「粤語(くわんとんご)」とのよし。
「流石(さすが)は『聘珍樓』仕込(じこ)み」と舌(した)を卷(ま)く。
・湯麭(しるそば):
能(よ)く葱油(ねぎあぶら)が效(き)く。
これを質問(たづぬ)るに、
老板(あるじ)胸(むね)を張(は)り、應答(いらへ)て曰(いは)く、
「粤菜(くわんとんれうり)に不可缺(かくべからざるもの)」と。
香菜(かめむしさう)すら、上湯(よきしる)に頼哩(あらが)ふことなく、
葱油(ねぎあぶら)に調和(あひわ)して止(や)むことなし。
麪條(そば)は細(ほそ)く滑(なめ)らか。
こればかりは唐山(もろこし)より扶桑(わがくに)のものが勝(まさ)る。
・甜品(くわし):
日本(ひのもと)にて人氣(にんき)の杏仁豆腐(きやうにんどうふ)。
柔(やは)らかく、馥郁(かぐはし)き香(かをり)豐富(ゆたか)。
杏仁(きやうにん)は、北杏(ほくきやう)、南杏(なんきやう)の二種(ふたくさ)。
その上(うへ)に鎭坐(ちんざ)ましますは枸杞子(くこのみ)。
南杏(なんきやう)は甜(あま)く、大(おほ)きく、榮養(ゑいやう)に富(と)む。
方や北杏(ほくきやう)は、苦(にが)く、小(ちい)さく、毒(どく)を含(ふく)むも、
南杏(なんきやう)になき芳香(かぐはしきかをり)を有(も)つ。
故(ゆゑ)に、南北(なんぼく)合(あ)はすが往古(そのかみ)よりの慣習(ならひ)。
■【結論(まとめ)】:
・地産地消(うぶすなのものをうぶすなにつかふ):
菜蔬(あをもの)は過半(あらかた)地元(うぶすな)柏産(かしはもの)。
家鴨(あひる)も土地(うぶすな)千葉産(ちばのもの)。
唐鴨(たうがも)に法蘭西鴨(ふらんすがも)を掛(か)け合(あ)はせたるものとか。
豬(ぶた)などもまた近郊(ちかきところ)のものとぞ 。
・正宗粤菜(ほんばゑつさい):
老板(あるじ)、修業先(わざをならひおぼえしさき)は『聘珍樓』。
親方(おやかた)は香港(ホンコン)渡來(わたり)の厨師(いたまへ)。
當家(こちら)で眼(め)を惹(ひ)くは、
"<火局>爐(きよくろ)"と喚做(よびな)す正宗(ほんもの)ゝ爐(かま)。
これを用(つか)ひ、件(くだん)の明爐叉燒(やきぶた)のみならず、
燒鴨(あひるのあぶりやき)まで烹調(つく)る。
北京(ほくけい)では烤制(あぶりかた)に二種(ふたくさ)あり。
一つは『全聚徳』の挂爐(けいろ)、今一(いまひと)つは『便宜坊』の燜爐(もんろ)。
挂爐(けいろ)は、密閉(とぢこめ)ず、火(ひ)に烤(あぶりや)く。
一方(かた)や燜爐(もんろ)は、
熱(ねつ)したる窯(かま)に鴨(あひる)を閉(と)じ込(こ)め、
火(ひ)を消(け)し、餘熱(よねつ)にて烤(あぶりや)く。
粤(くわんとん)の"<火局>爐(きよくろ)"はそのどちらとも異質(ことなる)。
蓋(ふた)を閉(と)ぢ、火(ひ)に燒(あぶりや)く。
あるいは、"烤鴨(カオヤ)"ならで、"燒鴨(ショゥヤッ?)"と呼(よ)ぶべきか?
小人(それがし)、その眞僞(うそかまことか)を知(し)らず。
港粤(ほんこん、くわんとん)のみならず、
廣(ひろ)く唐山(もろこし)の調料(てうみれう)を求(もと)めて、
なほ、飽(あ)くことを知(し)らず。
すなはち、老抽(たまりじやうゆ)に鎭江香醋(ちんかうす)、これなり。
・店格(みせのかく):
味(あぢ)は、かの『彩雲瑞』、『わさ』、『桃の木』に匹敵(ならぶ)。
以爲(おも)ふに、半點(いさゝか)も引(ひ)けを取(と)らぬ水準(たかみ)にあり。
設(しつら)へ、管待(もてなし)ぶり、居心地(ゐごゝち)は、
東都(えど)で高名(なだか)きそれらを凌駕(しのぐ)。
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【照相機】:旭光學賓得士K-三數碼單鏡反光照相機
【鏡頭】 :smc 賓得(Pentax)A 2.0/35 @F2.4