季節感を楽しめるアフタヌーンティー : ドリーマーズ・ラウンジ

【2019/04/11】
ディズニーアンバサダーホテル→ディズニーランドときて、
このあたりでちょうどいい時間になりました。
東京ディズニーランドホテルに移動しましょう。
実は13時半にアフタヌーンティーの予約を入れてあるのです♪

いつもはリゾートラインの駅から羨ましく眺めていた
東京ディズニーランドホテル。
初めて中に入ります。

1階にはレストランが2つとショップ等があり、
フロントとロビーは3階にありました。
ロビーが吹き抜けになっているスタイルはミラコスタと同様ですね。

さあさあ、ドリーマーズ・ラウンジに行ってみましょうか。
こちらのラウンジも天井が高く、開放感があります。
窓際の席ではありませんでしたが、
ちょうどガラスの向こうにディズニーランド・ステーションの
ホームを見ることができました。

お待ちかねのアフタヌーンティー。
現在は「"ディズニー・イースター"アフタヌーンティーセット」が
提供されています。
コーヒーか紅茶が付いていて、
メニューの中から選ぶことができました。
「おすすめはプレミアムティーセレクションですよ」と言われたので
そちらにしてみました。
普通んコーヒー、紅茶は900円ですが、
プレミアムティーセレクションは1600円。
でも、追加料金なしで選べるんです。
ちなみに「本日のティーはクイーンティーです」とのこと。
ふむふむ、それで行ってみましょう。

そしたらですね。
何とも面白いティーポットが出てきました。
「スリーピングポット」と言うんですって。
ロンネフェルト社（Ronnefeldt）が特許を取得しているティーポットで、
3段階に傾けることができるようになっています。
これによって茶葉とお湯を完全に分離することができて、
最後までお茶が濃くならずに飲めるようになっているわけです。
このポットで淹れた紅茶は程よい抽出加減が保たれていて
最後まで美味しくいただけました。

紅茶の抽出を待っている間に三段トレイが運ばれてきました。
コレコレ、コレです！
私、学生の頃からクリスティの小説を愛読していて、
アフタヌーンティーとかハイティーに並々ならぬ興味があったのです。
そうは言ってもなかなかそのような機会がなく、
初めて三段トレイのアフタヌーンティーを経験したのは
25年ほど前の香港のホテルでした。
その後は家でも愉しみたいと思い、
ケーキスタンドをいくつか（5～6台？）我が家に常備しています。
さすがに家では3段ではなく2段のものしか使えませんが、
そのうちの1つは20年近く前にディズニーランドの中で購入したものです。
確か2500円だったんじゃないかな……
今はもう取り扱いのない商品ですが、
私の持っているケーキスタンドの中では
このディズニーランドで買ったものが一番最初だった記憶があります。

さあ、そんなケーキスタンドの中身は……

■ サンドウィッチ＆オードヴル
・ ホワイトアスパラガスのブランマンジェとオマール海老のコンソメジュレ
・ 桜の香るサーモンタルタルとアボカドのパフェ仕立て
・ ソーセージと菜の花のナンドッグ
・ ブランダードのミルクレープ
・ 桜海老のキッシュ
■ スコーン
・ プレーン
・ ストロベリー＆クランベリー
■ デザート
・ 杏仁豆腐とマンゴーのジュレ
・ フロマージュブランのムースとチェリーのソース

このプレート以外に、
・ カリフラワーのクリームスープ
・ 黒糖プリン
・ アーモンドとレーズンのタルト
・ ストロベリーのムース
上記4種がついています。

まずはカリフラワーのクリームスープからいただきます。
これ、ヴィシソワーズをあっさりさせた感じで美味しいですね。
よくいく38食堂で出てくるカリフラワーのスープと似ています。

さあ、それでは下段から順に食べていきましょう。

ホワイトアスパラガスのブランマンジェとオマール海老のコンソメジュレは
海老の風味がきいていていいですね。
これ、美味しいです。
サーモンタルタルとアボカドのパフェ仕立ては
下に入っているクスクスがいい食感。
アボカドはムース状になっていてとろ～りクリーミー。
ソーセージと菜の花のナンドッグは一口サイズで食べやすく、
ブランダード（鱈のペースト）のミルクレープは
甘くないので見た目とのギャップが面白かったです。
桜海老のキッシュもサクサクしていてよかったですよ。

お次は中段のスコーン。
プレーンもストロベリー＆クランベリーも
卵型になっているところがイースター風。
添えられているのはちゃんとしたクロテッドクリーム。
ホイップクリームなんかで胡麻化してないんですよ。
スコーンそのものが「あと数分焼いてあれば」というくらいの
焼き加減だったのが残念ですが、
アプリコットのジャムもクロテッドクリームも美味しかったです。

最後に上段。
杏仁豆腐とマンゴーのジュレは果肉感たっぷり。
フロマージュブランのムースとチェリーのソースは
ウサギちゃんのフォルムが可愛らしい。
パリパリしたうさ耳チョコも美味しいですよ。
でも、半分に割ると中から流れ出すチェリーソースは……
見てはいけないものを見てしまった気がする。(笑)

そして別皿になっていたデザートプレート。
そろそろお腹いっぱいになってきましたが、
黒糖プリンはパールシュガーがサクサクカリカリしていて
食感のアクセントになっていますね。
アーモンドとレーズンのタルトはかなりしっかりとした焼き上げで
クッキーに近い食感でした。
こちらも美味し。
ストロベリーのムースは甘酸っぱい苺の味が
口いっぱいに広がるデザートでした。
フルーツもたっぷり盛り付けられていて
最後まで飽きずに食べられるようになっています。
お皿の上にはお砂糖で作ったミッキーやプルートがいて、
お皿そのものにもアイシングで装飾が施されていました。

テーマを活かしつつ、桜海老や菜の花を使って
季節感を出したりしているところも楽しかったです。
これでお一人様4000円。
アフタヌーンティーとしてはそんなに高くはありませんよね。
来月で私の年パスは切れてしまいますが、
年パスがなくてもホテルの利用は普通にできるので、
季節ごとに食べ比べてみたくなりました。
（「昼下がりのお茶会　～夢見る雨のイースター～」）