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本八幡の一茶庵のそばは、さすが老舗の味だった
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からしじゃがいも
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店名 |
閉店
市川一茶庵 立食いコーナー
|
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ジャンル | そば |
住所 | |
交通手段 |
本八幡駅から273m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX) |
利用シーン |
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初投稿者 | |
最近の編集者 |
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JR本八幡駅で降りて、シャポー側の改札から出て、そのまま駅の外に出たところのすぐ近く、昔は和菓子屋さん(とはいえ、店頭では鯛焼きを焼いていたので鯛焼き屋の印象だが…)の脇に石畳の小道があって、古い建物が奥に見える。ぱっと見ただけだと、なんだろうと思うわけだが、調べてみると、本八幡の老舗のそば屋さんであることがわかった。
本八幡の老舗「一茶庵」
こちらのWebサイトによれば、栃木県足利市の「足利一茶庵総本店」で修行した方が開いたお店とのことで、創業は昭和34年だそうだ。それに、本八幡の一茶庵で修行した人も独立してお店を持っているとのことで、「一茶庵」が広がっていく中で重要なポイントとなった老舗らしい。
謎の立ち食いコーナー
一茶庵の入り口はいかにも老舗のそば屋という感じだが、実は総武線の高架沿いに同じく一茶庵の屋号を出しているお店がある。ただし、こっちは看板に「立ち食いコーナー」と書いてある。老舗なんだから、落ち着いた雰囲気のなかでそばを出しているのかと思いきや、立ち食いコーナーを用意するとは…なかなかチャレンジングな老舗ではないだろうか。
というわけで、今回は本八幡の「一茶庵」の立ち食いコーナーを訪れてみた。
どことなく既視感のある店内
ちょうど訪れたのが昼時で、混み合っていたこともあって店内の様子は撮れなかったが、「一茶庵」の立ち食いコーナーは、あぁ、どっかで見たことあるような感じだった。狭い店内に、厨房、そしてカウンターというか、机が少々。「一茶庵」の立ち食いコーナーからひなびた空気感を取り払って、券売機でも置けば富士そばとか小諸そばといった立ち食いそば屋のような感じだ。しかし、一茶庵の方は年配のお客さんが多いせいか、椅子が用意されていてなんとか腰掛けて食べることができそうだ。
メニューは多くないけれど…肉南蛮があった
まぁ、立ち食いそばだし、そんなに広い厨房ではないから、そんなにメニューはないだろうと思ったが、壁に書いてあるメニューにはレギュラーメニュー以外にも肉南蛮とか鴨汁そばも用意されていた。券売機でチケットを買いたくなるのをぐっと我慢して「肉南蛮そば」を店員さんに頼んだ。
待っている間、厨房を眺めていると、調理を担当されている店員さんが忙しそうにそばをゆでているのが見えた。さすがは老舗、ゆで置きのそばを出すようなことはしないんだろう。期待が高まる。ほどなくして、「お薬味」として渡されたのが、このねぎ。
リーズナブル系立ち食いそば屋だと、ちょっと厚めに刻まれていることもある薬味のねぎだが、かなり薄くというか、繊細に刻まれていた。あと、老舗なそば屋さんにありがちな、ちょっとだけよ感もなく、どさっと盛られているねぎがなんだかうれしい。
そして、登場したのが、この「肉南蛮」。
老舗とはいえ、立ち食いコーナーなんだから、きっとなにかがアレなんだろうなぁ…と思っていたが、立ち食いコーナーの厨房のドアを開けると、すぐそこが一茶庵本店というだけあって(?)、ちゃんと老舗の味だった。特に、細く切られたそばと、そばつゆの相性は老舗の塩梅…のように思えた。濃すぎず、薄すぎず、それでいてダシの風味がしっかり立っている、そばつゆはリーズナブル系立ち食いそば屋では難しいかもしれない。これまではリーズナブル系立ち食いそば屋ばかりでそばを食べていたせいか、つゆそばって、どうも好きになれなかったんだけど、結局のところ、そばつゆが好きになれなかっただけかもしれない。
最後にゆっくりつゆを味わっていたら、年配の常連風のおじさんがいそいそとお店に入ってきて、ハートランドビールを飲みながら鴨汁そばが出来上がるのを待っているのを見て、…今度、一茶庵にそばを食べに来た時は、あの組み合わせにしようと確信した。