【再訪】生ハムや料理にも全力投球の本格派 : Bar篠崎

年末に久しぶりに一人で伺いました。
人気店で席がないことも、ままありますが、
この日は幸い空きがあってラッキー。

マスターの篠崎さんはとても熱心な勉強家で
各種のお酒やカクテルに探求は勿論、コルタドール、
べネシアンドール、ワインソムリエ等、いろいろな
受賞歴や資格をお持ちです。

この日はシェリーからスタートして、そこからの
つながり＆お隣の席におられたウィスキーラバー様
からの刺激に導かれて、美味しいお酒に身を任せて
揺蕩いました。
食事はすませていたので、いただきませんでしたが
朝、船橋市場で直接仕入れる新鮮なお魚を使った
料理も魅力的です。

お値段は決して安いわけではありませんが（でも
フェアだと思います）若いお客様もよくみかけるのは、
若いスタッフをしっかり育成されていることも理由の
ような気がします。

前回は満席で残念ながら入れなかったのでリベンジです。
週末の23時過ぎに独りで伺いました。
かなり遅めの時間だったので、この日はすんなりと入店
できました。

フレッシュなザクロが入荷したことはSNSで拝見して知って
いたので、一杯目は決めていたジャックローズ。
カルバドスは普通のブラーですが、シロップに何やら色の濃い
モノを使用されています。ザクロで作った自家製シロップかと
思って聞いてみたら・・
ホー、なるほど。そんなシロップだったんですね。
仕上がったジャックローズは写真より鮮やかで深い赤。
これが絶品でした。
しっかりとしたリンゴの香り、ザクロのフレッシュな
果汁の甘みと酸味の絶妙なバランス、アルコールを
感じさせないふんわりした口当たりで、鼻孔と舌を喜ばせて
くれました。お話を伺うと、不断の研究の成果であることが
良くわかりました。

二杯目はアモンティリャード。
ベネシアンドールでもある篠崎さんの技を久しぶりに拝見
しました。紹興酒的な香りと強めの酸味。

そして〆はシェリーブランデー。
寡聞にして今までいただいたことのなかったお酒です。
乱暴に言ってしまうと、オロロソなどのシェリー樽で熟成
されたスペインのブランデーとうことのようです。
香りは言われなければまるでダークラムと思ってしまいそう。
一口、口に含むとまぎれもなくブランデーなのですが、
すぐにチョコレートのような甘い味と風味が広がりました。

この夜は終電の時間もあって、これにてお開き。
多少名残惜しさはあったものの、充実の3杯で大満足でした。

マスターの篠崎さんのfbで拝見する、市場での仕入れの様子に
刺激されて、連れと2人で食事しに伺いました。
18時前というのに、8割がたお客さんが入っていて盛況です。

この日は以下のモノをいただきました。
・　野菜スティック
・　カルパッチョ4種類盛り合わせ（金目鯛、鯵、イサキ、鯖）
・　賀茂茄子とトマトとチーズのオーブン焼き
・　鴨ロースト
・　魚介のカッペリーニ

飲み物は、塩レブヒート（さっぱりと暑い夏にぴったり！）、
バンブー（厚みを感じるバンブー。美味し）、フィサン
（鴨に合わせて）。

カルパッチョにちょっとばらつきが感じられたものの、
基本、マスター自ら納得して仕入れた食材を丁寧に調理している
印象で、お酒とのマッチングも良かったと思います。
連れも大いに満足そうでした(^-^)

(2016.02)　－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
開店直後に「これから楽しみな船橋の新店」とレビューアップして
半年ちょっと。料理にもお酒にも力を入れて、既に船橋の人気バーの
一つになっていると思います。

この日は付き合いの長い旧友と連れと3人で二次会。
女性方はカクテル、自分はシェリー飲み比べを2セット＋〆の
マティーニをいただきました。

シェリーはアルマセニスタシリーズを含むルスタウ社のものを
計6種類、切り落としの生ハムとともに堪能。
旧友と連れもおしゃべりとカクテルを存分に楽しんでもらえたようで
良い週末になりました。

(2015.06)　「これから楽しみな船橋の新店」－－－－－－－－－－
長らく船橋の老舗バー「ブルーカナリヤ2nd」で働いて
いらっしゃった篠崎さんが満を持して15年6月に開店したお店。

船橋南口のバーが集まっている山口横町とは、駅前の通りを
隔てて反対側の風俗関係のお店が多いエリアの一角です。

一言お祝い申し上げようと、週末に一人で伺いました。

エレベータを降りると、ちょっとした踊り場から直接店内と
いう作りで、奥に進むと左手にカウンタ席、右手に4人がけ
テーブル、カウンタ席の背後に２人がけテーブルがありました。
スペースとしてはそれほど大きくなさそうですが、窮屈な
印象はありません。

若い男性二人組みと年配の男性の間のカウンタ席に収まり
さて、何をいただきましょう。
バックバーは上段中央付近にいろいろな種類のアードベッグが
置いてあるのが目に付きます。でも、折角なのでやはりここは
篠崎さんのカクテルをいただきたい！
目の前で作られていたメロンをたっぷり使ったフルーツカクテルも
美味しそうでしたが、まずはソルクバーノから。

あぁ～。しみじみ美味い。
自分にとってはベストなスタア・バー・ギンザでいただいた
モノを想いださせる絶妙の甘みと酸味と爽快感。
飲んでいる間に古いブードルズが目に入ったので、〆の３杯目は
そのブードルズのマティーニにしたい旨を伝えて、２杯目は
シェリーを使ったカクテルをお任せで選んでいただきました。
出されたのはあえてのバンブー。
勿論、シェリーの代表的なカクテルですが、薄くて物足りなく
感じることもあるので、自分からはあまりお願いしないというか
避けているお酒です。
シェリーにも造詣の深い篠崎さんのこと、過去にもシェリーを
使った美味しいカクテルをいただいていたのでちょっと意外に
感じましたが、最後のマティーニとのつながりを考えられての
チョイスでした。なるほどなぁ。
つなぎだけでなく、キリッとした中にもふくらみを感じる
素敵な一杯でした。

そして最後にマティーニ。
一杯目のソルクバーノもそうですが、良いお酒は、どうやら
過去に飲んだ美味しい記憶を刺激するようです。
しばし想い出にひたりつつ、みたされました(^-^)
また、伺います。