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讃岐の麺に武蔵野の肉汁、優しくもきちんと手をかけられたうどん
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肉汁うどん
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店舗基本情報
| 店名 |
掲載保留
日炉勢
|
|---|---|
| ジャンル | うどん、海鮮 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
京成・JR船橋駅から徒歩４～５分 京成船橋駅から167m |
| 営業時間 | |
| 予算 |
～￥999 |
| 予算（口コミ集計） |
～￥999
|
席・設備
| 席数 |
9席 |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 禁煙・喫煙 |
ランチは禁煙 |
| 空間・設備 | カウンター席あり |
メニュー
| ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
|---|---|
| 料理 | 魚料理にこだわる |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 一軒家レストラン |
| 備考 |
カウンターのみ |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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船橋の山口横丁にある鮮魚割烹のお店が、美味しいうどんを提供されていると聞いたのはもう５、６年前のことですが、月火曜のランチタイムのみというなんですかこの営業時間のハードルの高さ。ようやく近くに野暮用で訪れる機会があり、手前にある昭和色の濃い居酒屋に強く心惹かれつつ、開店時間ちょうい過ぎにお店に到着しました。玄関先には白地に黒で肉汁うどんと書かれた暖簾がかかっています。扉をあけると１席だけあいていて、ぎりぎり１回転目の最後の席を確保できました。私の後にもどんどんお客さんが来て待たれています。
店内はＬ字型のカウンター席のみ、壁や床は落ち着いた黒、いかにも夜はアルコールを楽しめそうな雰囲気です。壁には夜の暖簾がかかって、わざわざ昼夜別の暖簾を用意しているようです。メニューは肉汁うどん、きのこ汁うどんのみで、いずれも780円。奥様に肉汁うどんをオーダすると、大盛りにしますか？と尋ねられましたが、大人の事情によりここは普通盛りでお願いしました。
常に満席なので、注文都度というより茹で上がったら次のうどんを茹で始めるという状態のようです。茹で上げられた麺は、しっかり締められていねいに水切りされ、Ｕの字に弧を描くように盛り付けられます。肉汁は奥様のご担当のようで、一人前づつ小さな雪平で火にかけられ、肉が投入されます。
15分ほど待ったでしょうか、おまたせしました、と配膳完了。ではいただきます。うどんはやや太さにばらつきがありますが、基本的にしゅっとスマートに切りそろえられています。箸でうどんを一本引き出してそのまま口に運ぶと、表面は若干ぬめりがあるものの、歯を立てればいったんそれをすっと受け止め、やさしく押し返す弾力があります。軽い伸びもあり、これは多分讃岐うどんの製法でしょうね。こういう優しい讃岐系の麺、好みです。
一方、肉汁/きのこ汁という食べ方は武蔵野うどん的な発想ですし、かて（糧）としてほうれん草が添えられているところからもあきらかに武蔵野うどんを意識されてるかと。汁は甘さはそれほどなく、醤油の味を感じつつ強すぎず出汁が味を整えています。具材は油揚げや筒切りのネギも入っていますが、豚肉がたっぷり、煮込む時間が短いので出汁ガラにならず肉の味を保っています。これも優しい、かつ家庭的な肉じるとは一線を画す肉汁です。ここにじゃぶんとうどんを浸してずずっとすすり噛みしめれば、讃岐と武蔵野のいいとこどり。このお店ならではのうどん、楽しいじゃないですか。
左右のお客さんを見ると、カウンターの上にあったミニすり鉢で胡麻をすって汁に投入しています。私は胡麻は不要派ですが、隣の席まで胡麻が香ってきて、悪い気はしません。
このうどんの完成度からすれば、おそらく夜の料理もおいしいんだろうな。一度夜にもお邪魔してみたくなりました。本当は、夜の料理の締めにうどんをいただけるといちばんいいんですが、どんな料理やお酒を揃えられてるんだろう。ごちそうさまでした。