千葉駅から歩いて行けるエンプティなゾーンにある刺身が美味しい和食系居酒屋 : おばんざい倶楽部 Dashi（だし）

【アクセス】

ＪＲ総武本線「千葉」駅もしくは京成電鉄千葉線「京成千葉」駅から徒歩10～12分。
ＪＲ千葉駅からだったら、西口からでもあまり距離は変わらない。

よって、千葉駅のホームの端で下車したとしても無理して東口まで歩くのだったら、お近くの出口から出たって変わらないことをお伝えしておこう。

クルマだったら、近隣にはコインパは少ないので、前もって狙いをつけておく必要あり。


【利用の経緯】

コチラを利用したのは、自分にとって居心地のいい居酒屋を千葉駅周辺でも新規開拓中であるため。
各種クチコミや情報サイトで収集した結果を踏まえて、充分吟味してネット予約のうえ利用することとなったのだ。


【外観など】

コチラのお店は、あの「串カツ田中」などを展開する会社が手掛けるグループ店で、このブランドは単独店のよう。
その割には、外観は個人店の様相で知らなかったら入りにくい雰囲気がムンムンだ。

でも、近づくと店内もチラッと見えるし、快活な笑い声も聞こえてきたので、一般的な居酒屋さんなのかなってところ。


【内観／雰囲気】

入ってみると奥行きのある縦長の店内で、右手に厨房、左手に座敷席、中央がカウンター席と一部の座敷席があるといったところ。

しかし、導線がお店のど真ん中にある通路しかなく、その通路はカウンター席の背中側にしかないため、提供時、特に繁忙時のカウンター席は世話しなく感じることになると思う。

そういったところを除けば、至って一般的な個人経営系の居酒屋さんと変わりない。
なお、メンバー構成はご主人＋バイト１～2名、グループ店らしくお決まりのワードもあるようだけれど、特には気にならなかった。

ちなみに店内のBGMは、ヒーリングミュージックではないのだろうけれど、落ち着いたボーカルレスの音楽が流れていた。


【発注について】

まず驚いたのが、個人店風のお店なのにオーダーはアプリ経由でモバイル発注スタイルだったこと。
面白いのが、Wi-Fi.もなければアンテナも1本という微弱電波の中で、オーダーを行わなくてはならないことだろうか。

正直、この時点で面食らったというか、いっぱい食べて飲んでやろうというメンタルは結構削がれた気がした。

ファーストオーダーから、こちらのモバイルシステムで実施しなくてはならないようで、居酒屋において重要なファクターであるはずの距離感も遠く、空気感が薄い気がした。

まあこのシステムであることは、お互いにミスなく対応できるし、お値段も可視化されるというメリットがあるのは百も承知なんだけどね。（それでいて提供ミスもあったけどｗｗ）


【料理／味】

着席してしばらくして結構凝ったお通しが出てきたほか、こちらからは、ハイボール以外に「鮮魚」盛り合わせ2人前上、おばんざい7点盛りをWEB発注した。

その後、刺身の盛り合わせは1人前から用意があることを、御主人から丁寧にご案内があったものの、あえて2人前をお願いした。（まあ、どこのお店でもたっぷりモリモリの一人前なんかないからねぇ）

なお、別卓からの質問として、刺身の「上」と「特」の違いと刺身の盛り合わせのネタを教えてくれないのかというものがあったが、前者はネタ数の違い、後者は教えられないが、リクエストには出来る限り対応するとのことらしい。

つまり、刺身の単品オーダーはできないし、刺し盛りのネタを教示することは無いということみたい。
オレ的には、何が出てくるかわからない方が面白いということがある反面、もしそれが美味しくてその一品だけリクエストしたいという要望には応えないということでもあることを悟った次第。

なかなか強気な設定だけど、このシステムは「シンマチ」でも体験してきたことなので驚かなかったものの、お店ファーストが見えてきてちょっと寂しい気持ちにはなったかな。

ちなみに、自分が頼んだ「2人前上」は、タコ（茹で）・アジ・真鯛・マグロ・ヒラメの5点盛りでマグロ以外は2切、マグロが4切という構成だった。

オレがあまり好きではないヒラメについては、ちょうどいい寝かせとシメ具合が程いいタイミングのものでとても美味しかった。

マグロも絶品で、おそらく本マグロだと思われる赤身だった。
なお、刺身提供時には、おちょこ一杯分の出汁スープ（金目鯛）が提供された。

お店の方いわく「うちの看板に“だし”とありますので、そのまま飲んでください」とのことだったが…
また、おばんざいはお値段が示す通りのボリュームであり、お値段以上の美味しさだったと評価はしましょう。

ですが、お酒のアテにはそれらが最高だったものの、刺身とほぼ同時に提供されたため、手順的にはどちらかを先に提供したのちに時間差でどちらかを提供して欲しかった気がする。


【コスパ／気になったこと】

おばんざいとダシにこだわるお店ということだけれど、まずは刺身の5点中2品の状態が良かったのでそれは高評価としたい。
また刺身は、ワサビの量もケチって無くたっぷり盛り付けてくれたし、醤油も既製品ながら2系列の用意があったことなど併せて評価したい。

ただし、個人的には刺身のツマ問題が生じていたことはマイナス評価とさせていただく。
ネタと共にぶら下がってくるというツマの状態や使い方には評価を減じさせていただくほかない（あくまで個人的評価基準なのであしからず）。

あと、おばんざいの盛り合わせに関しては、あまり値段的なものに引っかかりはなかったけれど、その他の一品料理やお酒各種に関しては、若干割高に感じたかな。

また、食べ物とお酒のセットと称する組み合わせも様々あるようで、お得そうなものも見えたのだけどお店のルールがちょっと複雑で理解できなかった。

おそらくそのセットが使える曜日や時間帯、もしくは組み合わせパターンなどが判明して、自分でもきっと割安になる場合もあるのだろうと考えるほかなかった。


【さいごに】

入店時に予想していた通り、カウンター席の背中側は、客もスタッフもバンバン通るので気になったことに加え、付近の床がベコベコ沈むし、スタッフがなんなら自分にぶつかりながら通っていくものだから、本当に落ち着かなかった。

あと、今どきグループ店では珍しくボトルキープもがあるみたい。
そのほかとして、さすがの大手グループ店、支払い方法（決済方法）が充実しているのは良かった。

最後の最後として、知人らと飲む分には外野が気にならずに楽しめるかもだけど、こちらでひとりで飲むには経験と時間がだいぶ必要かな･･･って感じましたとさ。

この日も飲んだ量に比べると、いい飲み方じゃなかった気がするので。
いつか誰かと行くことでそれはリベンジさせてもらおうかな。


【おまけ／ＰＳ】

刺身のツマの話：なかなかコレを徹底できるお店って実は少ないのだ→以下から詳細はご覧ください。

＜nobizou的・評価基準になる料理＞
https://blog.goo.ne.jp/naked-soul/e/ecf79c6e9007a13f96a5e0392a95ad95

＜シンマチ＞
https://tabelog.com/chiba/A1201/A120101/12058493/dtlrvwlst/B478148602/?lid=unpickup_review

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