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エステルライヒ大作戦 第七回 －着いたなら、何が無くとも、まずケーキ－【再訪】
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カプチーナー（2015年7月8日）
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皿のラム酒をガンガン吸い上げる（2015年7月8日）
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こちら特有のサクサク硬め生クリ（2015年7月8日）
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ちょっとヨッパかも（2015年7月8日）
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カルディナールシュニッテ（2015年7月8日）
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デカケーキ2個とコーヒーで夏目さん1枚はやっぱり安い（2015年7月8日）
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カルディナールシュニッテ（2015年1月29日）
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カトリック枢機卿の法衣からインスパイアされた伝統菓子（2015年1月29日）
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実は結構デカイ（2015年1月29日）
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やはり作りは鷹揚（2015年1月29日）
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これで600円ちょい（2015年1月29日）
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ショーケース①（2015年1月29日）
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ショーケース②（2015年1月29日）
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珈琲系メニューが豊富（2015年1月29日）
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この辺では珍しいオサレな店内（2015年1月29日）
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この街では最メジャーパティスリー（2015年1月29日）
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ミニミニ大作戦
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
JINDRAK Head office Herrenstraße
|
|---|---|
| ジャンル | カフェ、ケーキ |
|
予約・ お問い合わせ |
(+43) 0732779258 |
| 予約可否 | |
| 住所 |
オーストリアHerrenstraße 22-24, A-4020 Linz |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
|
席・設備
| 禁煙・喫煙 |
分煙 |
|---|---|
| 空間・設備 | 落ち着いた空間、席が広い、ソファー席あり |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
家族・子供と ｜ デート ｜ 一人で入りやすい ｜ 知人・友人と こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ホームページ | |
| 初投稿者 |
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既に今年3度目のオーストリア出張。何時もの2泊4日の仕事オンリーなので目新しい事は何も無いのだが。朝10時、目的地のオーストリア第三の都市リンツに付いたなら、取り敢えず何時ものカフェで時間潰してからホテルへ向かうワンパターン。もう飽きたと言えば、周囲からは贅沢って言われるのだが･･･
2015年7月8日
【Kapuziner】€2.75
お初ケーキなのでレシピが知りたい。けれども生憎今日は英語が通じる店員がいない。優しい店員殿は、ドイツ語でなんたらかたら説明してくれるのだけれど、残念ながら私にはちんぷんかんぷん。きっとそれなりの由緒があるのだろうが、仕方ない喰って分析するのみ。とは言っても、ザクザクで鷹揚なシフォン生地に、欧州特有のとても硬いサクサクした加糖ホイップが盛られただけの超シンプルレシピ。これなら訊くほどの事はないのだ。恐らくカプチーナーと言う名前の肝は、皿に薄く注がれたラム酒なんだろう。こいつが徐々にシフォンに吸い上げられて、ズクズクのラム浸しケーキになって行く。この変化がかなりイケる。ゲコゲコ蛙オヤジの私には毒のようなラム酒だが、これなら許容ギリギリレベルで大層美味しく頂ける。このシンプルな味わいは流石に欧州ならでは。素朴極み無しの旨さ。
【Kardinal schnitte】€2.65
オーストリアに来たらとにかく必ず喰うケーキ。何時も喰うのは好きだから。好きな理由は下記1月29日報で書いた通り。今日のはメレンゲがかなり緩め。ズクズクと溶けかけの食感だが、何時もと違ってウエットなカルディナールも中々良い。ここら辺りのバラツキ加減が人肌臭くて憎めない所。
2015年1月29日
今日のオーストリア通信は、昼メシに喰ったケーキのリポート。ちなみに、ケーキが昼メシってのは私にとって極々日常なんです。そもそもケーキと言っても、こちらのは容積で言えば日本の2倍くらいは優にあるので、ケーキ一個と珈琲で結構エネルギー源になるんです。もちろん、否が応でも夕食はガッツリって事になっちゃうので、昼メシはこれで十分って事情もあるんですが･･･
【Kardinalschnitte】€2.65
「またコレですか!!たまにゃ違うの喰ってよ!!」と言われても仕方あるまい。それほどカルディナールばっかり喰ってしまう自分が、ちょっとカワイイかも。でも好きなんだよっ!!これが。何度も書いてるので誠に恐縮だが、カトリック枢機卿の法衣（カルディナール）の配色にインスパイアされた、オーストリア伝統ケーキの一つ。メレンゲの純白、玉子をガッツリ効かせたスポンジの淡い黄色、ひたすら甘いカカオクリームの薄茶。このカルディナール･トリコロールがとにかく好きなのだ。味以前のところで、この配色が好きなのだから仕方ないのである。大都市ウィーンのハイエンド店のそれに比べると、その見栄えは明らかに格下なのだが、それでも日本で食うソレよりはずっと旨い。これで300円なら文句ある訳がなかろう。安くて甘くて旨い。
【まとめ】
世界最古ケーキの一つとされ、その後歴史の表舞台から消え去ったリンツァートルテを、1970年代に復刻させた功績を持つ、リンツでは最もメジャーなパティスリー。今や120人余の社員を抱える企業パティスリーなので、その味わいは何処か不二家っぽいマスプロさが隠せない。それでも、この街で喰えるケーキの中じゃ最高クラスなのが現実。オーストリア第三の都市リンツにしてこの程度なのだ。日本ケーキレベルの高さは世界有数なのかも知れん。ここに来るといつもそう思う。