旅行の最後に絶品ケーキを堪能しました！ : Konditorei & Restaurant OBERLAA Stadthaus

オーストリア、チェコ、スロバキア、ハンガリーの4か国周遊ツアーもいよいよ最終日を迎えました。
今回のツアーは、成田⇔ウィーンのオーストリア航空直行便を往復利用し、ウィーン観光から始まり、最後はまたウィーンに戻ってくる行程。
この日は、朝ハンガリーのブダペストを出て昼前にウィーンに入り、夕方のフライトまで暫くの間は自由時間となりました。
4か国周遊ツアーのうち、食べログの対象国は、オーストリアだけですので、今回の食べログ紀行は、2日目のウィーン観光の時に4店、そして今回の最終日のウィーンでのフリータイムに1店の計5店に留まりました。これでラストになります。

ウィーンでのフリータイム、ガイドさんからは食べる、買う、観るのどれか一つに絞ったらとアドバイスがあったのですが、食べロガーの私率いる我が家族は、当然第1順位は「食べる」をチョイスします。

そこで、第2順位のショッピングは、まずランチを食べてからということになり、ある方から強いおススメのあった当店を試してみることにしました。
その方は、実はスイーツのおススメの店として当店を推薦してくれたのですが、今回は3時間弱の自由時間なので、ショッピングに時間を割くにはランチとスイーツは同じ店でということになり、ランチも当店を利用することになりました。

ウィーンのスイーツスポットとしては、「ホテルザッハー」や「デメル」が著名ですが、当店は比較的歴史が新しくて1974年創業。
それでも老舗優位のこちらの文化の中でしっかりした地位を築きつつあるのは大したものだと思います。

当店の場所はウィーン中心街のケルントナー通りから少し入ったところにあります。
OBERLAAは、リング大通り沿いなど他にもお店があるようですが、ＨＰで確認すると、どうやら当店が本店的存在のようですね。
ただ、住所については、食べログ登録情報では、「1010 Wien, Neuer Markt 16」になっていますが、実際には「Neuer Markt 10-11」が正しいです。
移転した可能性が高そうですが、変更申請をしておきました。

この日は12時をちょっと回った時間帯での訪店になりました。
店内は白を基調として、清潔な感じがにじみ出ています。
1階は、入って左手にケーキがたくさん並んでいるショーケースがあり、テイクアウトも出来ます。
奥にはカフェコーナーがありますが、カフェスペースのメインは2階。
我々は、入って右手にある階段を上がって2階席に向かいました。

2階にも1階よりも小さめながらケーキが並べられているショーケースがあり、そこを過ぎると大きく2空間に分かれた客席があります。
窓に面した席が多く、陽光が降り注いで暖かい雰囲気を醸して出しています。

思った以上に広いスペースが確保されていますが、席は目見当で三分の二くらいは埋まっている感じでした。
我々は空いていた窓際4人用テーブルに着席します。

卓上には、メニューが置かれていますが、メインメニュー（ケーキ、ドリンクなど）には英語表記が付されているものの、ランチメニューはドイツ語表記のみなので、読解には苦労しました。
翻訳アプリを使いつつ、海外渡航歴の豊富な長女が店員さんとコミュニケーションを取ってくれ、メニューの概略は分かりましたが、それでも細かいニュアンスまでは分かりません。
結局、周りの人の多くが食べていたFaschierte Fleishhörnchen mit Eisbergsalat＠€10.20がとても美味しそうに見えたので、ランチについては全員これを注文しました。
翻訳アプリでは、「アイスバーグレタスとミンチ肉クロワッサン」となりましたが、クロワッサンというのは、三日月型をしたショートパスタのことを指すものと思われます。

ランチの後のケーキも同時に注文し、食後に提供してもらえるように伝えます。
そのケーキは、あらかじめ1階のショーケースでチェック済で、私がHimbeer-Schaum Schnitte＠€4.10、家内はMaroni-Obers Torte@€4.40、長女がOberlaa Kurbad Torte＠€4.30、次女がTrüffel Torte＠€4.30とそれぞれが思い思いのものを注文しました。

ドリンクは、私がメランジェ（カプチーノ）＠€4.10、他の3人はアールグレイティー＠€5.10を注文しました。合計€77.3になります。円換算で9,000円少々ですね。

待つこと12～13分ほどで、ランチのFaschierte Fleishhörnchen mit Eisbergsalatが提供されました。
小さめの三日月型マカロニにはたっぷりのミンチ肉が和えられ、小葱、パルメザンチーズ、焼きミニトマトがトッピングされています。
パスタの本場イタリアではありませんが、これがなかなか美味しいんですね。
そしてかなりボリュームもあります。
添えられていたサラダはアイスバーグレタス中心のサラダでしたが、たっぷりのドレッシングがかかっており、これも悪くなかったです。
街中のレストランにしては良心的な価格ではないでしょうか。

ランチの提供から20分ほど。全員が食べ終わったのを見計らうようにケーキとドリンクが運ばれてきました。

私のHimbeer-Schaum Schnitteは、ラズベリーケーキです。
上1/3くらいはメレンゲ風のソフトな生クリームの層で占められており、中央にたっぷりのラズベリーがサンドされ、下層はカスタードクリームの乗ったスポンジケーキです。
生クリームは固形度が低いあっさりしたタイプでこれとラズベリーの組合せは素晴らしいですね。
大きめのケーキですが、ソフトなのでサクッと食べられてしまい、とても美味しかったです。
ミランジェは、いわゆるカプチーノで、私は日本ではあまり好んで飲まないのですが、だからこそ新鮮味があってよかったです。

家内も娘二人もかなり気に入ったようで、当店のチョイスが間違いではなかったことが確信出来ました。

なんだかんだでかなり予定を超過する1時間近くを当店で過ごすことになりましたが、ウィーンの実力派ケーキを堪能できたのは良かったです。

この後、いよいよ帰国の途につくことになります。楽しかった旅行の〆として当店は相応しかったと思います。