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食べログ 洋食 百名店 2023 選出店
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完成度の高い海老カレー…『BOUSHON 礼』
刺激を求めて久しぶりに『BOUSHON 礼』さんへと寄せていただきました。今回は『BOUCHON 礼』さんで1、2の人気を誇る『海老のフリット』がたっぷり載ってくる『海老カレー』を辛さ×『7倍』にてオーダーです。待つ事、凡そ7~8分程でオーダーのカレーとデフォルトで供される食後の口直し用のフルーツが同時に運ばれてきました。主役である『海老カレー』には『芝海老(シバエビ)』を素揚げにしたものが7尾程ライスの上に無造作に飾り付けられ空いたスペースに茶褐色の香り高きスパイシーなカレールゥという陣容です。辛さ×『7倍』のカレールゥのベースは肉と野菜のうま味を凝縮した『フォン・ド・ヴォー』を使い作られた『帝国ホテル』仕込みの本格的な『欧風カレー』でありコクと旨味と辛さが三位一体となって口中に広がる他所ではなかなか味わうことの出来ないカレーです。ハバロネ等を使い単に辛さだけを極められた薄っぺらい味わいのカレーとは一線を画します。月並みな表現ではありますがスパイシーであり食べはじめには辛さは然程、感じませんが食べ進めて行くにつれジワジワと徐々に辛味が後追いしてきます。辛さの中にもコクと深みがあり美味さもあるカレーとでも称せば、ご理解いただけるやもしれません。『芝海老(シバエビ)』のフリットは軽い口あたりにサクッと揚げられており、このカレールゥとのバランスも上々です。カレールゥを受け止めるライスも炊きたてのものでカレーに適したやや硬めの炊き上げであり米自体に甘みがあって美味しい部類のライスです。昨今のカレー専門店では辛さが増すにつれて料金も課金されて行く方式の店が主流となりつつありますが『BOUSHON 礼』さんでは課金なしで1倍~10倍まで好みの辛さに作っていただけます。参考までに某レトルトカレーの辛さ×20倍が當店の『7倍』相当の辛さであり『10倍』は辛さ×30倍程度の辛さと思っていただくとオーダーのひとつの参考になるのではないでしょうか?口直しのフルーツをいただき店の外に出ると心地良い風が火照った身体をクールダウンしてくれました。
帝国ホテル仕込みの欧風カレーがベース…『BOUCHON礼』
久しぶりに『BOUCHON 礼』さんへ再訪させていただきました。いつもは『海老のフリット』が載せられた『海老カレー』か『牛肉のステーキ』が横たわった『ビーフカレー』をその日の体調に合わせ辛さ×『5倍』~×『7倍』でオーダーしいただくことが多いのですが今回は初めて 『ポークカレー』を辛さ×『7倍』にてオーダーしてみました。程無くして供された『ポークカレー』は『ビーフカレー』のライスの上に横たわる『ビーフステーキ』が『ポークステーキ』へと置き換えられたもの。辛さ×『7倍』のカレールゥのベースは肉と野菜のうま味を凝縮した『フォン・ド・ヴォー』を使い作られた『帝国ホテル』仕込みの本格的な『欧風カレー』でありコクと旨味と辛さが三位一体となって口中に広がる他所ではなかなか味わうことの出来ないカレーです。ハバロネ等を使い単に辛さだけを極められた薄っぺらい味わいのカレーとは一線を画します。ライスの上に横たわった『ポークステーキ』は目測で120㌘程の大きさのものでグリルで焼かれたと思しき肉の表面に網アミの痕がくっきりと付いたステーキです。塩とブラックペッパーで味が調えられており適度にスパイシー感を感じるポークステーキは8等分に切り分けられライスの上に載せられています。切り分けられた肉の断面は薄らピンク色でその食感はとても柔らか。咀嚼する度に肉と脂の旨味が口中に広がり辛さ×『7倍』のカレールゥの辛みを中和してくれますがカレーを食べ進めて行きますと次第に身体の内側からじわじわと熱くなり頭頂部や額に汗がじわじわ滲んできます。辛さは鋭角的なビリビリとした痛みを伴う辛さではなくじわじわと辛みが後追いしてくるカレーであり一度味わうとヤミツキになってしまうのが『BOUCHON 礼』さんのカレーです。口直しのフルーツをいただき店の外に出ると風の心地良さをしみじみと感じること間違いなしかと。いつの日か上限の辛さ×『10倍』にチャレンジしてみたい気がしないでもありませんが先ずは次の辛さ×『8倍』をクリアしませんとオーダーは通していただけないと思いますゆえ次回は1つハードルを上げてみたいと思います。『BOUCHON 礼』さんの看板には『CARRY』&『STEAK』と謳われておりますので一度で二つの看板メニューが味わえるこの『ポークカレー』もお奨め出来る一品です。
身体が無性に欲するヤミツキの味…『BOUCHON 礼』。
時々、身体が無性に求める辛い刺激。舌が痺れる四川麻婆豆腐も良いけれど心地良く発汗させてくれる當店の『辛さ増し』のカレーもヤミツキになる美味しさであり足を延ばすこともしばしば。いつもは『ステーキ』が横たわった『ビーフカレー』か『海老のフリット』が載せられた『海老カレー』を体調に合わせ辛さ×5倍~×7倍でいただくことが多いのですが今回は新しくラインナップに加えられたと思しき『チキンキーマカレー』なるものをいただいてみました。辛さは×5倍でのオーダーです。程無くして供された品は自分の頭の中で思い描いていたものとはかなりの乖離があるもので衝撃を受けました。てっきりキーマカレーに使われる肉が『鶏肉』のミンチなのだろうと思っていたところに『骨付きもも肉』がゴロンと横たわった皿にカレールゥ―はカレーポットに入れられ別出しで供されました。想像していた以上に立派なカレーです。カレーポットの中のキーマカレーは『牛肉』のミンチと野菜で作られたもの。考えてみれば『キーマ』とはミンチ肉や細切りにした肉そのものを表す言葉ですから自分の勝手な思い込みが生んだ誤解でした。カレー皿の隅にはカラフルな生姜と楽京が添えられての登場でカレーポットの中のルゥをローストされた骨付きもも肉の上に掛けいざ実食。『帝国ホテル』仕込みの店主が作られるカレーの味には深みがあります。そして辛さ×5倍のルゥがじわじわと汗腺を刺激しだします。ヒリヒリとした鋭角的な痛い辛さではなく食べ進むにつれ辛味がじわじわと後追いしてくる感じの辛さで身体の内面からじんわりと伝わってきます。気がつくと身体が温かくなり額や頭頂部から汗が滲み出てくる感覚。美味しさの中にも辛さがあるカレーです。決して辛さをウリにされた店ではありませんが一度味わうとヤミツキになるのが『BOUCHON 礼』さんのカレーの味です。口直しのフルーツをいただき勘定を済ませ御馳走様。外の風が心地良く感じることこの上ナシ。今回も気持ち良く汗をかかせていただきました。
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2011/12のレビュー
八戸へ足を延ばした翌朝は友人達と一緒の場合にはホテルの朝食はスルーして『みなと食堂』さんへアテンドするのが常ですが當日は定休日の日曜日、チェックアウトの時間までホテルの部屋でゆっくり寛ぎ開店時間直後の到着を逆算し久しぶりに『BOUCHON 礼』さんへ寄せて戴きました。朝食を抜いて腹ペコ状態での訪問ゆえ今回は昼からがっつりと『トンテキ』と『ビーフカレー』をオーダー。『トンテキ』とは所謂、豚肉のステーキのことですが厚み4㌢超のぶ厚くカットされた豚のロース肉にグローブのような切れ目を入れラードを使い焼き上げる料理であり上品なポークソテーとは一線を画すワイルドなもの。供された『トンテキ』は正にその言葉がドンピシャで当てはまるものであり肉の旨味をギュッと閉じ込めた旨味たっぷりのものでした。つけ合せのクレソンの緑と面取りされた人参の色どりが皿を更に華やかにしていましたがアーチ型に立てられた南京の素揚げも技アリの視覚効果。これに『ビーツと紫芋』のカップスープ、フレッシュな野菜サラダに食後のフルーツと珈琲がついてきます。通常はライスとともに味わうのですが今回も前回同様に『カレー』とともに味わいました。今回オーダーしたカレーは『ビーフカレー』ですがこれまた驚きの一品、何とカレー皿のライスの上には『ステーキ』が横たわっているではありませんか?カレールゥの辛さは今回も『×5倍』で作って戴きましたがコクと深みと辛さが皿の中で共存する味わいは他の店では味わうことの出来ぬ美味しさです。ライスの上に鎮座した『ステーキ』は100㌘程度のものですがブラックペッパーを利かせスパイシーに焼き上げられており火の通し加減も理想的なミディアムレア、噛み締める度に肉の旨みが口中に広がる赤身肉は食べ応えもあります。『BOUCHON 礼』さんの看板には『CARRY』&『STEAK』と謳われておりますので一度で二つの看板メニューが味わえるこの『ビーフカレー』はお奨め出来る一品です。『帝国ホテル』仕込みの味を手頃な値段と雰囲気の中で味わうことが出来る真の佳店です。
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2009/06のレビュー
Tabelog青森版の八戸エリアにて信頼の出来る地元レビュアーさんが高評価されており、かねてよりブックマークに置いていた『Carry&Steak』を看板に掲げられてた欧州食堂『BOUCHON 礼』さんに初めて訪問させて戴きました。戴いた料理は昼のサービスメニューであり看板メニューのステーキの中から『ランプステーキ』をライス無しの単品で、そしてもうひとつの看板メニューのカレーの中から『海老カレー』を辛さ5倍でお願いし戴いてきました。
本来は『ランプステーキ』にはライスやスープ、サラダなどがついて980yenという破格の値段設定のランチなのですが別に『海老カレー』もオーダーしましたのでステーキは単品で供して戴きました。通常ランチでは120㌘程にカットしたものを供されておられるようですがライス不要と申し出た為でしょうか若干多めの140㌘~150㌘位にカットされたものを焼いてくださったようです。値段が値段ですから供される牛肉の質に関しては全く期待はしておりませんでしたが実際に供されたステーキは最初に一気に強火で焼かれ赤身の濃厚な風味を肉の中に閉じ込められており想像していたよりも真っ当なものでありこれは嬉しい誤算でした。焼加減はミディアムレアでオーダーしておりましたが肉にナイフを入れてみますと當方が所望した通りの火の入れ加減で中からは肉汁が溢れでてプレートからはジューという音とともに食欲をそそる湯気が立ち上りました。當然のことながら使われている牛肉は国産の銘柄牛とは言えませんが柔らかい赤身の肉で深みがありました。ステーキソースはやや甘みのあるオニオン&醤油ベースのもので牛肉の味とのマッチングは、なかなかのもの。つけ合せのポテトやニンジンなども出来合いの冷凍食品の流用ではなく店で手をかけ作られたものであったことにも好感が持てました。往々にして地方のこの手の店ではプレートの上に冷凍のミックスベジタブルなどを添えて供する店などもあって興ざめしてしまうこともしばしばあります。そして、もう一方の看板メニューであるカレーは『海老カレー』を戴いてみました。カレーの辛さは×1倍~×10倍超まで好みの辛さに調合して供して戴けるようで自分もカレーの辛さにはある程度の自信がありましたので辛さを×7倍でオーダーしたところオーナーシェフが心配されてなのか當方の顔を覗き、いきなり×7倍は止した方が良いと子供を諭すように辛さについて説明してくれました(笑)固有名詞を出して良いものかどうか判断がつかぬため伏字にしますがL○○というレトルトカレーで辛さ×10倍、×20倍、限定品の×30倍などと辛さを強調したものがありますが自分は20倍では物足りず更に辛味を追加して食べることもあるのである程度の辛さには自信があったのですが店主の説明ではそのカレーの20倍が自分の店の×3倍相応の辛さであると説明してくださった。その例えの通りだとすると確かに×7倍は流石に自分でもちょっと無理かな?と弱気になり予定を変更して『×5倍』と申し出たのですが店主は3倍を一度食べてみてから次に5倍を食べられた方が良いのではと親切にアドバイスをしてくれたのですが當方ジモティではなく次の訪問も今のところ予定もなくこれが最初で最後の訪問になるかもしれない旨を告げると、では辛過ぎて食べられない。なんてことになっても自己責任で…と言うことで5倍の辛さのカレーを作ってくださいました(笑) 程無くして供された『海老カレー』には『芝海老』を素揚げにしたものが10尾程ライスの上に無造作に飾り付けられ対岸の空いたスペースに茶褐色の香り高きスパイシーなカレールゥという構成の一品でした。いよいよ噂のカレーの実食。スプーンを口に運んでみると月並みな表現だがスパイシーであり確かに辛みはあるのだけれど店主が言われる程の激辛さは感じないので勢いに任せ、どんどん食べ進めていくと徐々にジワジワと辛味が後追いしだしたちまち額にも汗が滲んできた。痛みを伴うような辛さではないが確かに例えに引用されたレトルトカレーの×20倍よりは間違いなく辛味があり30倍に限りなく近い爽快な辛みのあるカレーでした。カレーは単に辛さをウリにしただけのものではなく丁寧に作り込まれたものであることは食べてみれば判ることだが『辛さの中にもコクと深みがあり美味さもあるカレー』とでも称せば、ご理解戴けるのではないでしょうか?どれだけの玉ねぎとフォンドボーを煮込めばこれ程に奥深い味が出来上がるのでしょうか?しっかりとしたベースの上に香辛料のスパイシーさが加味されることによって素晴しいカレールゥが出来上がっているものと感じられました。開店直後だったこともありライスも炊きたてのものでカレーに適した硬めの炊き上げのものであり米も美味しかった。表情を変えずに食べ終えると店主の奥様らしき方が辛くなかったですか?と心配してくださったので辛いには辛いけど美味しいですね。と答えたところ再び店主が顔をだされ次回来られたら『×7倍』を作りますよ。と笑顔で言葉をかけてくださったことは嬉しいが次回って言ってもいつまた来られることやら…(笑)食後に店主と奥様としばし雑談をさせて戴きましたが辛さ×1倍のカレーでも辛過ぎると言ってルゥを残しライスだけ食べて帰る客や食べてる最中に怒り出したり泣いたりする方も時どき居られるのだとか?そんなことからカレーの辛さが他所のものとは違うと一応説明してくださったのだとか。余程、辛さに自信がある方以外は辛さ×1倍~×3倍間で取り敢えずオーダーした方が賢明かもしれません。カレー専門店では辛さが増すにつれて料金も課金されていく店もありますが當店では課金なしで好みの辛さに作って戴けるようなので顔馴染になればスペシャリテのカレーも味わえそうな気がします。ランチメニューのCPの高さとカレーの辛さは噂どおりでとっても刺激的な店でありました。流石に帝国ホテルの厨房で腕を揮われていた方だけのことはあり素材を活かし見栄えのする立派な料理に昇華させる腕は御見事でした。一関~奥州~三陸海岸~八戸の食べ歩きの旅も無事に終え盛岡の寝城に戻り荷物をまとめ津軽海峡をひとっ飛び、いよいよ友人の待つ北の大地へと向かいます。さて今回は一体どんな山海の幸に出逢えることかとっても愉しみです。
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店舗情報の編集
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店名 |
BOUCHON礼(ブッションレイ)
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受賞・選出歴 |
洋食 百名店 2023 選出店
食べログ 洋食 百名店 2023 選出店 |
ジャンル | 洋食、ステーキ、カレー |
予約・ お問い合わせ |
0178-47-1713 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
小中野駅から1,399m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
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支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
18席 (カウンター4席、4人テーブル2つ、6人テーブル1つ) |
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個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
有 |
空間・設備 | 落ち着いた空間 |
ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
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利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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前夜は北日本を代表する口福リストランテ『Casa del Cibo』さんで魂を込め作られた料理とペアリングのワインで愉しませていただきました。翌日ホテルをチェックアウトして向かったのが先月も寄せていただいた『BOUCHON 礼』さんです。前回は『海老のフリット』が載せられた『海老カレー』の辛さ×『7倍』をいただきましたので今回は久しぶりに『牛肉のステーキ』が横たわった『ビーフカレー』を辛さ×『8倍』にてオーダーしてみました。辛さ×『8倍』は初チャレンジの辛さです。程無くして供された『ビーフカレー』。ライスの上に横たわる『ビーフステーキ』はインパクトがあります。辛さ×『8倍』のカレールゥのベースは肉と野菜のうま味を凝縮した『フォン・ド・ヴォー』を使い作られた『帝国ホテル』仕込みの本格的な『欧風カレー』でありコクと旨味と辛さが三位一体となって口中に広がる他所ではなかなか味わうことの出来ない本格的な味わいのカレーです。単に辛さだけをウリにした薄っぺらい味わいのカレーとは一線を画します。ライスの上に横たわった『ビーフステーキ』は目測で120㌘程の大きさのものでグリルで焼かれたと思しき肉の表面に網アミの痕がくっきりと付いたステーキです。塩とブラックペッパーで味が調えられており適度にスパイシー感を感じるビーフステーキは9等分に切り分けられライスの上に載せられています。切り分けられた肉の断面は薄らピンク色でその食感はとても柔らかです。咀嚼する度に赤身肉特有の味わいが口中に広がり辛さ×『8倍』のカレールゥの辛みを中和してくれますがカレーを食べ進めて行きますと次第に身体の内側からじわじわと熱くなり頭頂部や額に汗がじわじわ滲んできます。辛さは鋭角的なビリビリとした痛みを伴う辛さではなくじわじわと辛みが後追いしてくるカレーであり一度味わうとヤミツキになってしまうのが『BOUCHON 礼』さんのカレーです。口直しのフルーツをいただき店の外に出ると風の心地良さをしみじみと感じること間違いなしかと。いつの日か上限の辛さ×『10倍』にチャレンジしてみたい気がしないでもありませんが先ずは次の辛さ×『9倍』をクリアしませんとオーダーは通していただけないと思いますゆえ次回は1つハードルを上げてみたいと思います。『BOUCHON 礼』さんの看板には『CARRY』&『STEAK』と謳われておりますので一度で二つの看板メニューが味わえるこの『ビーフカレー』はテッパンの一品です。