山き
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桜庭ピエロ
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店舗基本情報
| 店名 |
山き（やまき）
|
|---|---|
| ジャンル | 居酒屋 |
|
予約・ お問い合わせ |
0178-44-0711 |
| 予約可否 | |
| 住所 | |
| 交通手段 |
本八戸駅から904m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
￥4,000～￥4,999
|
| 支払い方法 |
カード可 （JCB、AMEX、Diners） 電子マネー不可 |
席・設備
| 個室 |
無 |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
|
|---|---|
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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海の幸 美味のある「みろく横丁」を後にして次に向かう飲み屋横丁は「れんさ街」。
れんさ街と聞くとサザンの原坊の「連鎖の街にあの人と手に手をつなぎ・・・」という歌を思い出す。
私は一人旅なので手をつなぐ相手がいないのが実に残念だ。
八戸の中心街にはこういう飲み屋横丁が8つもあって市民や観光客で賑わっているそうだ。
さて、れんさ街には2軒程行きたい店があるのだが
先ずは美人女将が一人で切り盛りする「山き」にお邪魔した。
店内はL字カウンター9席と小上がりに4人卓が1つ。
先客はカウンターの奥に常連と思われる客が4名。
私は女将さんに一人と告げて空いていた入口近くの席に座る。
さて酒だがメニューは壁に日本酒の短冊メニューがあるだけだ。
私は焼酎が飲みたかったので店内に置かれている一升瓶の中から熟柿をお湯割で頂く。
まさに熟した柿のように甘くて美味しい。
お通しにはひじき、豆腐、人参、いんげん、椎茸、油揚げの煮物。
こういう素朴で滋味深いお通しが嬉しい。
さて料理だがカウンターの上に美味しそうな大皿料理が並んでいる。
私は大皿料理が並んでいる店が大好きで見ているだけでテンションが上がる。
その中から野菜の煮物をお願いした。
姫竹、ふき、ゴボウ、ニンジン、厚揚げ、コンニャクが上品な味付けで煮込まれている。
酒を日本酒に替えようと壁のメニューを見ると
昼間に蔵元見学をした陸奥八仙が4種類も書かれている。
ではその中から特別純米生原酒赤ラベルをお燗でお願いした。
う〜ん、やっぱり八仙は美味いねぇ。
八仙を堪能していると男女4人のグループがご来店。
だが、ちょっと様子がおかしい。
女将さんに挨拶をした後、彼等は席に着こうとはしない。
何かと思っていたらその中の一人がこう切り出した。
「皆さん、お騒がせしてすみません。
JR東日本の大人の休日倶楽部というのをご存知でしょうか？
今日はその会員誌に載せる記事の取材で山きさんにお邪魔しました」
へぇ〜 なんだか面白そうだな。
後で聞いた話しでは10年程前にも大人の休日倶楽部のCM撮影で
吉永小百合さんがこちらの店にいらっしゃったそうだ。
だから店内にサイン色紙が飾られていたんだな。
「山き様 いつでも夢を」
なんて素敵な色紙なんだろう。
次の酒は八仙の純吟ピンクラベルを冷やで頂く。
冷やも美味いねぇ。
取材陣の前に鍋が用意された。
具材は豆腐と三角形にカットされた餃子の皮のようなもの。
長ネギと味噌の入った器も置かれたのでこれをつけて食べるようだ。
女将さんにこれは何ですか？と伺うと
背後の壁を指差して「かっけ」というものだと教えてくれた。
壁のメニューは日本酒だけかと思っていたら
隅の方にちょっとだけ料理メニューが貼られていた。
かっけは蕎麦粉や小麦粉から作られた生地を鍋の具材にする郷土料理だった。
カメラマンさんが鍋の写真を撮ったり、店内の写真を撮ったり
普段酒場では見られない光景がとても新鮮で面白かった。
取材も終わりスタッフの方と少々話しをしたのだが
その中のお一人が私と同じ横浜市民と分かり嬉しくなった。
明日は全国最大規模の館鼻岸壁朝市へ取材に行くとのことで
私も行く予定なので又お会いするかも知れませんねと言ってお別れした。
その後も日本酒を飲みながら常連さん達と大盛り上がり。
八戸の街のことや祭りの話など色々と教えて頂いた。
途中で女将さんの息子さんの奥様もご来店。
この方も女将さんに負けず劣らず綺麗な方だった。
気が付いたら3時間半も長居してしまった。
明日は早朝から朝市へ行く予定なのだが起きられるかな？
初めてお邪魔した店だったが女将さんと常連さんのお陰でとても楽しい時間を過ごせた。
外は極寒だったが店内はとても温かかったな。
また今夜も梯子酒には失敗したが大満足。
ご馳走様。