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行き届いた調理と接遇で地の食材を堪能
初日の夜は筋の通った店で地の食材を味わいたいと色々と探索した結果、こちらに行き当たった。看板にわざわざ「調製」と書き加えている辺りに矜持を感じて伺ったが、その意気に違わぬ良い店だった。店に入ると靴を脱いで座敷に上がるようになっていて、座卓席が4卓ほどと厨房前にカウンター席が3席ほどあり、カウンターだけは掘りごたつ式になっていて楽にすごす事が出来た。
品書きは経木にかかれていて、地元陸奥湾を始め近海の魚がずらっと並んでいて迷う楽しみがあった。じっと睨んでいても決まりそうにもなかったので、〆鯖を入れて刺身4点盛りをお願いし、それに青森名物の帆立貝焼きと真いか一夜干しをお願いする。
注文したビールも早々に突き出しの盛り合わせが来たが、これが見目麗しく充実していて「これは間違いないな」と当たりを引いた充足感に満たされる。悪酔いを防ごうと鉄火巻(鮪が美味!)があったり、塩辛にはいかワタのくどさを中和しようと南蛮を混ぜ込んで仕上げてあったりと色々と配慮がされていて嬉しくなる。
刺し盛は〆鯖・あおりいか・そい・メバチマグロ。津軽塗の皿に盛られてきたが、ピカピカの刺身の煌きと器の輝き、それにとりどりの野菜のツマが反響しあってとても美しかったし、鯖の艶かしさとあおりいかのとろりとした味わいは際立っていた。またあしらいのほおずきも季節を感じさせ、上品な甘酸っぱさが後口をさっぱりとさせてきっちりと役目を果たしていた。
帆立の貝焼きは初めてだったが、福々しいおかみさんが煮え具合を何度も確認してくれたおかげで卵が半熟の状態からきちんと固まった状態まで楽しむことが出来たし、わずかに入れたバターの風味が味わいをコク深いものにしていてとても美味しかった。
地元の方の信頼は厚いようでテーブル席は予約でほぼ埋まっていたので、ご主人とおかみさんとひとしきり歓談したのち、店を後にした。繁華街からはやや離れているかもしれないが、料理の質は高く地の酒も揃っているので賑わっているのも頷ける。近くのリッチモンドホテルやラ・プラス青い森に宿泊した際にはまず覗いてみるべき店だと思う。
こちらの口コミはブログからの投稿です。?
記事URL:http://aamnos.cocolog-nifty.com/all_about_mrnoone_special/2013/11/post-2982.html
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店名 |
酒菜 調製 嘉一(嘉一)
|
---|---|
ジャンル | 日本料理、海鮮、居酒屋 |
予約・ お問い合わせ |
017-777-2555 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
青森駅から1,342m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥5,000~¥5,999
~¥999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 |
個室 |
無 |
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禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
ドリンク | 日本酒あり、日本酒にこだわる |
---|---|
料理 | 魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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初投稿者 | |
最近の編集者 |
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5年ほど前に青森へ行った時に立ち寄った際に好印象を持ったので、今回も陸奥湾の幸を楽しもうと出かけた。その望みを存分に果たしてくれたのは刺身の盛り合わせ。七点盛でお願いしたところ本鮪脳天、頬肉、アブラメ、マコガレイ、ウマズラハギ、水蛸、ほやの面々が津軽塗の盆に載って登場。カレイには縁側、アブラメには皮の湯引き、ウマズラには肝に真子が添えられているのも心憎い。ぬる燗でお願いした田酒とともに味わうと、本州最果ての地にいることをしみじみと感じる。
小ぶりだが、その分身質が滑らかで良かった甘鯛の塩焼、風味抜群の帆立真丈フライ、菊芋の食感が心地よかったお新香盛り合わせ、ぶつ切りにしてとろっと柔和な身を楽しむ鯛ぶつ、赤だしがかけまわされた焼きおにぎり、それに青森の地酒も四種聞し召して1万1千円ほど。やや値は張ったが、それに見合う味わいに出会えたので良しとしたい。相変わらずの「調製」ぶりを堪能でき、いい気分で店を後にした。