無料会員登録/ログイン
閉じる
気になるお店はこちらで保存ができます
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
30分かけて七厘で焼くおにぎりと、青森生姜味噌おでん
こちらの口コミはブログからの投稿です。?
記事URL:http://blog.livedoor.jp/kaz823ad/archives/52282008.html
口コミが参考になったらフォローしよう
ぎずも355
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。問題のある口コミを連絡する
ぎずも355さんの他のお店の口コミ
店舗情報の編集
閉じる
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店名 |
横山商店(はるえ食堂)
|
---|---|
ジャンル | 惣菜・デリ、おにぎり |
お問い合わせ |
非公開 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
青森駅から537m |
営業時間 | |
予算 |
~¥999 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
個室 |
無 |
---|---|
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
オープン日 |
1973年 |
備考 |
売切れ次第閉店 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
食べログの会員になるとレストラン情報を編集する事ができます!この機会に是非ご登録ください!
この店舗の関係者の方へ
食べログ店舗会員(無料)になると、自分のお店の情報を編集することができます。
店舗会員(無料)になって、お客様に直接メッセージを伝えてみませんか? 詳しくはこちら
店舗会員になると、無駄な広告費をかけずに効果的なPRができます。詳しくはこちら
紙ではできない予約管理を。いますぐ無料ではじめよう。詳しくはこちら
既に会員登録が完了している方はこちらからログインできます。ログインはこちらから
小雨が降ったりやんだりの6月29日、青森魚菜センター裏の細い路地。雨よけのビニールカーテンを開けて声をかけた。
「こんにちは」
「……おにぎりは、これから焼くンだども」
「時間はあるので、お願いします」
「いくつ、あげましょ?」
「4つ。(出来るのは)30分くらいでしたっけ? 後でまた来ます」
ずっと気になっていたはるえ食堂(横山商店)を、やっと訪ねることが出来た。
ご当地B級グルメブームだった10年前、NHKの夕方ワイドが青森生姜味噌おでんを取り上げた。中継に登場した店は小さな魚屋みたいで、店頭の七厘でおでん鍋を炊いていた。
目が釘付けになった。でもNHKだから店名は出ない。青森生姜味噌おでんの会のMAPにも載ってない。八方ふさがり。
思い出して調べたら、[https://serai.jp/hobby/305186, 雑誌「サライ」のインタビュー]が公開されていた。昭和9年生まれの店主・横山はる江さん(84歳)、元気に店を続けてるそうだ。行くしかない!
青森魚菜センターの裏路地に、長屋風の建物が6軒残ってる。中三デパートの地下でコーヒーを飲みながら、時間をつぶした。
30分して戻ると、おにぎりが焼き上がるところだった。
ガス釜で炊いた飯に、七厘で焼いたサケの身をほぐして混ぜ、黒ごまをたっぷり付けて三角に握る。両面とサイド3面を順繰りにじっくりと焼く。表面はパリっと音がしそうなほど香ばしく、中にはふっくらとしたまんまが詰まってる。
七厘で焼くおにぎりは、青森市の高級店「寿司一」の大将のリクエストで生まれたとサライ・インタビューにある。「お客さんに弁当がわりに持たせたいから」と。それが約20年前で、七厘焼きおにぎりははるえ食堂の看板商品になった。
朝9時半ごろの開店から焼くが、次々買いに来るのでタイミングが悪いと完売してる。私が頼んだのも、新しいご飯が炊きあがった時間だったようだ。
焼きおにぎりは出来立てを1つ食べ、もう1つは包んでもらって夜食にした。6時間以上経っても、表面はパリっとしたまま、中のコメ粒はふっくらしたままだった。飲み込むのが惜しい味で、普通の2倍は時間をかけて丁寧に噛んだ。
おおっと、おでんも忘れちゃいけない。
「青森に来たら、大角天(手前=四角く薄いさつま揚げ)は外せないな。後は…」
「青森のこんにゃくは、やっこくて有名なの」
「じゃ、こんにゃくを。あと玉子も。全部2人ぶん、ください」
本州〜北海道を青函連絡船が結んでいた時代、乗船を待つ客が食べていたおでん。身体が少しでも温まるようにと、生姜をすりおろして入れた味噌ダレをたっぷりかけたら評判になり、青森市一帯に広まったらしい、
はる江婆ちゃん、おでんを皿に取ると、たっぷり生姜味噌をかけてくれた。甘み少なめで、生姜がガツン!ときいている。
「今まで食べた生姜味噌おでんで、一番旨いな」
友人とうなずきあった。
横山商店は、はるえ婆ちゃんが40歳のとき、姑から引き継いだそうだ。以来45年、店で働き続けている。
煮物なども作っているので、丸椅子に座り焼きおにぎりとおかずで、食事をとることも出来る。いつのまにかはるえ食堂と呼ばれるようになったらしい(おにぎりJapanの記事参照)。
魚の切り身も焼いて売ってる。イカも遠火でゆっくりと、何度もひっくり返しながらパンパンに膨らんだ。
「焼きイカも1つ、包んでもらえますか?」
八戸市のホテルで缶ビール片手に食べたけど、イカは全然硬くなっていなかった(驚
おにぎりが焼き上がってから、はる江婆ちゃんと1時間は話した。遠くからの旅行者なので、70%は解読可能な、丁寧な津軽弁でしゃべってくれて、ありがたかった。
どれがいくらか不明だが、御勘定は2人で1440円。遠くから来てくれたからと1400円にまけてくれた。あまりにも安い。
「また来るから、お元気で」と、働き者の手をしっかり握っておいとました。