パッと見二郎系だけど、全然別モノ。本店は盛岡 : 豪ーめん 秋田高陽店

2015．2　再訪

「らーめん（中）」600円

スープ
・・・この店としては意外に脂浮きも少なく、スルスルと入ってきます。
蕎麦のかえしをもうちょい甘くして、醤油のキリッとした感じを減らしたような醤油ダレ。
ベースは肉ガラで、適度なコク。
そこにデフォで軽くペッパーが効いた風味です。

麺
・・・今日気付いたけど、麺箱が熊○○のものでした。
個人的に熊○○の麺にはあんまり良いイメージが無いんだけど、今日のはその中では結構良かった。
珍しい性質ではないけど、中細弱ウエーブでツルっとプリッと。コシは普通ですけど。

チャーシュー
・・・2枚だったけど、15mm以上ありそうなものとその1/3くらいの厚さのもの。
端っこ切って帳尻合わせしたのかな？^_^;
バラで、適度な弾力と柔らかさ。
比較的キリッとしみた調味液と、効いたペッパー。

メンマ
・・・オーソドックスなテイストで柔らかめ。

その他
・・・白ネギ、青ネギ、みじん切り玉ねぎなんかが。
玉葱が効いてますなぁ。舌触りと甘みに大貢献。

初訪の時は二郎っぽく見えて、全然二郎じゃないラーメンに肩透かしくらった感じでした。
でも今回のは、これはこれでなかなかのラーメンじゃないでしょうか。

ってことで評価を全体に上方修正。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

「豪ーめん　秋田高陽店」に行ってきた。

豪ーめんは盛岡に本店を置く店で、北海道や青森、なぜか沖縄にも展開するチェーン店である。

店舗外観が目立つため、盛岡に遊びに行った時車の中からでも気になってはいたのだが、まさか秋田にできるとは・・・

場所は新国道・洋服の青山の隣の花屋の、その隣にある、昔はほっかほっか亭だったところ。

車で行ったが、駐車場は除雪された雪が歩道にドッサリ盛られているため、車の出し入れが非常にしづらい。
混雑時は誰かぶつけちゃう人が出るんじゃないかリアルに心配。

さて入店。
オーダーは入ってすぐ左にある券売機で。
横に写真付きのメニュー垂れ幕があるため選びやすいが、逆に迷ってしまうため混雑時は気まずい。

カウンターが3列、それに2人掛けテーブル2つという構成
金かけた内装ではないが、新しいので悪くない。
しかしこの日は天井から雨漏りしていて、カウンター席が1つ使用不可になってましたね・・・

食券を渡したいのだが、店員は全く慣れておらずオペレーションは正直グダグダだった・・・
でも真面目そうな方々だったので、改善は時間の問題でしょう。

オーダーしたのは基本メニューと思われる「醤油豪ーめん（中）」700円
食券を渡す時、「ニンニク入りますけど大丈夫ですか？」と聞かれるので嫌な方はこのタイミングで断りましょう。

供されたそれは、パッと見二郎系っぽい、野菜がもっこり盛られた状態。

細めの背脂と炒め用の植物油でオイリーなスープは半透明の肉出汁。
かなり甘みが強い。スープベース自体が甘いのだが、炒めた野菜から来るものも相当ある。
んで、コクはartificialな雰囲気が漂う程充実しているが、まろやかさは低い。
荒挽きブラックペッパーがデフォルトで投入されているが、スープ自体のまろやかさが低いためその風味が解離してしまっている。これが結構気になる。
それは一般的なスプーン1杯程度入るニンニクみじんの風味にも同じことが言える。

黄色味の強い麺は4mm程度の角断面ウエーブ。
二郎系と言えばオーションで作った極太麺が特徴で、秋田ではマシンガンやラハメン三郎がそれを踏襲（模倣？インスパイア？）しているが、ここの麺はそのタイプとは全くの別物。
太さや食感は最近の一般的な店で使うつけ麺用麺に近い。
んで、この麺自体もかなり甘い。

チャーシューは豚増し（＋150円）してないので2枚。
豚のバラとかツラミとか、そんな感じの部位だと思う。
脂はねっとりとし、赤身は繊維に解れる煮加減。
食感は好きなんだが、これが結構しょっぱい。
んで、ちょっと豚臭いな・・・これ自体もペッパーが効いてるので、豚臭さとペッパーが合わさって結構クドイ。
この風味って好きな人は好きなんだろうけど、自分は・・・

野菜はさっと油炒めしたもやし。残念ながら野菜増しは有料で＋50円。
シャキシャキした歯ごたえ。

他炒め玉ねぎみじんも結構入っているため、その甘みがスープにかなり移っている。

総じて「二郎っぽいが、全然二郎ではない、かなり甘めのジャンクラーメン」って感じ。
好きな人は結構好きだと思いますよ。
頑張ってください。