チキン２つと、玉ねぎと。 : STAR HALAL RESTAURANT

いつものようにダル＆ロティをいただいた後、
お持ち帰りのお料理を注文しました。

「チキン・ド・ピアザを、ロティでお願いね。」

いつもと違う注文に、コックさんたちちょっぴり驚いてる(笑)

うふふっ。
チキン・ド・ピアザって、どんなお料理だと思いますか？


チキンはもちろん、鶏肉のこと。

ドは、ヒンディの数字を表す言葉で、
１は、エック
２は、ドゥ
３は、ティン
だから、ドは、２という意味なの。

ピアザは、玉ねぎののこと。

チキン・ド・ピアザは、
チキンが２個入った、玉ねぎカレーになるよね！

うん、とってもわかりやすい名前のお料理♪

スターさんで、チキン・ド・ピアザをいただくのは初めて。
お店によって作り方や味は違うと思う。
このお店のチキン・ド・ピアザは、
骨付きのモモ肉１本を焼き上げて、
半分にカットして（２個になる♪）、
炒めた玉ねぎとトマトベースのカレーで炒め煮したもの。
うん、おいしい。
ロティにとても良く合うし、ごはんでもいけると思う。

たまには、普通のチキンカレーから冒険して、
チキン・ド・ピアザを召し上がってみてください。
また、ちがう美味しさの発見があるかも。

＊＊＊

カレーのお供は、ロティ。

スターさんのコックさんは
パキスタン人です。

何度かお邪魔するうちに好みを覚えてくれたのかな？
今日のロティはタワで焼いてくれました。

タワは、フライパンのこと。
フライパンで焼いたロティを、タワロティと言います。

タンドゥールの窯で焼いた
ナンやロティは、パリッとした仕上がりですが
タワで焼いたものは柔らかくふんわりしています。

一度お試しくださいませ。
こちらのコックさんのタワロティ、本当に美味しいですよ。

インドレストランの人気メニューのひとつ、ナン。
真っ白で、フカフカで、焼き立てアツアツで。
日本人の多くの方は、ナンが好き。
ですよね？

最近のナンは、中にチーズやチョコを入れるのもあって。
これも美味しいですよね！
私も、最近、豊田市駅のお店でくるみナンをいただきました。
甘くて、おいしかったです(*´ω｀*)

でも、私は普段、カレーを楽しみたい時にいただきたいのは、
ロティなの。

ロティって、なに？
ナンと違うの？

ロティは、ナンと同じ小麦粉なんだけど、
全粒粉を使っているの。
だから、色が少しついていて、白くない。

フワフワもしていなくて、しっかりとした噛みごたえ。
そして、小麦の香り全部が楽しめるの。
塩だけで味をつけているので、甘くない。

カレーを食べるときに、甘い味は少し邪魔になる。
甘みがないロティは、デザートではなく食事を楽めると感覚のものかな。

スターハラルレストランでは、
単品でカレーを注文すると、ロティが２枚無料でついてきます！
＊カレー１つに、
　ナンの場合は、１枚。
　パラタの場合、１枚。
　ロティの場合、２枚、ついてくる。


お好きなカレーを選んで、ロティに挑戦してみてください。
ナンとは違う素朴な味が楽しめますよ。

ちなみに、今日、私がいただいたのは、
ダルカレー。
これにロティが２枚ついて、７９０円でした☆

ぜひぜひ。
お好きなカレーと、ロティを♪

ここのロティ、おいしいですよ(*´ω｀*)

「ダル＆ロッティ」
それは、あたしの、いつもの。

いつもの。
それは、あたしのお気に入りで、大好きなお豆のカレーなの。
ロッティにとても良く合う。
very hotが好きなあたしに、サンバルも添えてくれる。
まるでパンにバターを塗るように、
ロッティにサンバルを塗って、ダルをからめていただくのが好き。

今日も、ダルをいただこうと思ったのだけど、
しばらくいただいていない、ニハリが食べたい気分だった。
マトンニハリは、骨付きの羊肉を丸ごと煮込んだ、
パキスタンのお料理なの。

「今日は、ニハリにするね！」

イケメンコックさんはクスッと笑った。
ダルじゃなくていいの？と、顔に書いてある。
コックさんは厨房に戻り、他のコックさんに注文を伝えると、
ニハリではなく、ダルと聞こえた。
今日はダルじゃないのか？ほんとうか？間違いじゃないのか？
と話しているのかな？
言葉がわからないから、真実はわからない。

そういえば、インド人２人のコックさん体制だったのだけど、
最近、もう一人、インド人のコックさんが入店して。
インド人コックさん３人体制でお料理を作っている。
新しいコックさんのお料理は、ワイルドさを感じる気がして美味しい。
今日のロッティは、誰が作ったんだろう。
とても好みのロッティ。
もっちり焼き上げて、チャパティを少し分厚くした感じ。

分厚く、ガッツリ焼き上げたワイルドなロティも好きだけど、
なんか今日のも好きだなぁ。
週に一度も来ていると、いつもと違うが楽しくなる。

久しぶりのニハリ。
以前は、ビーフニハリをいただいたので、マトンニハリはここで初めてだった。
羊の骨髄がとろけだして、スープをまろやかに包んでる。
マトンは、トロトロと柔らかく煮込まれていて、臭味を感じない。
下処理してあるマトンは、コクが楽しめる気がする。

最近は、愛知県内でもニハリをいただけるお店が増えてきて。
パキスタン料理がもっと多くの方に親しまれたらいいのになぁ。

この日の夜。
偶然、東京からきた友人とあって、
「また、豊田のあのお店に行きたいから、近いうちに一緒に行こうね！」
と、誘ってくれた。
好奇心をいっぱい持ったいたり、人見知りしなかったり、
外国人差別がなかったり。
そういう友人たちに囲まれて、あたしは幸せだなぁと思う。

いつもと違うお料理を、楽しみたいから。
だから、ここにくるの。

週に一度。
刈谷市までお野菜を買いに行くときに、立ち寄るレストラン。
いけない時もあるのだけど、そんな時は、
「久しぶりだね。」
なんて言ってもらえるようになって、ちょっぴり嬉しい。
ここでも、あたしは、
【ダルの人】になってしまった(笑)


いつもの壁に、見慣れないポスターを見つけた。
イードって書いてある。
この時期にイードなのかしら？
と、不思議に思って。
インド人のハンサムなコックさんに聞いてみると、
「コンド　スイヨウビ　イード。コレ　オマツリノ　リョウリ。」
えっ！イードなの？

ラマダンは少し前に終わっているし、よくわからない。
イスラム教徒ではないあたしは、このお料理だけがすごく気になった。
「これ、あたしも食べていいの？」
「モチロン　OK！イートイン、テイクアウト　ドッチモ　OK。」

＊

イードの日は少し忙しくて、夕方にお店へ。
あたしはお祭りのお弁当をテイクアウトして、
夜ごはんでいただくことにしたの。


お弁当には、炊き立てのビリヤニと、
フライドチキン。
マトンカレー、メッチャ辛いサンバルソース。
キールというミルクベースのデザート。
三ツ矢サイダーがついて、１０００円でした。


お弁当の、カレーはとてもスパイシーで、
マトンも柔らかく煮込まれてコクがあって美味しい。
ビリヤニは炊き立てだから、炊き込みご飯でふんわりしてるの。

フライドチキンは、カリッと揚げたチキンをマサラに漬けて。
味がしっかりと染みこんだチキン。
タンドリーチキンのフライ版みたいな感じで、良かったです。

キールというミルクベースのスイーツは、
素麺のようなものをミルクで甘く煮詰めてあって、
カシューナッツやピーナツだとでアクセントがつけられていました。
カルダモンの香りもふんわりしていて、南アジアらしさがいっぱいのスイーツ。

次回のお祭り料理はいつかわからないけど、
今度はわかったら、ここでお知らせします。

イートインも、テイクアウトもできます。
宗教にかかわらず、みなさん召し上がれますので、ぜひ。

レジ横に保温器が設置されて、スナックメニューがふえたようです。
イードのお祭りがある時に、
ワダ・ビーフロール・フィッシュカツレット・サモサが並んでいました。
この日は、何も入っていなかったのだけど、
お料理をいただいている間に、フィッシュカツレットを揚げてもらいました。
今夜の、おつまみに(笑)
まん丸のかわいいフィッシュカツレットは、
お魚とポテトのコロッケ。
スパイスたっぷりの、スリランカ料理です。
ビールにとても良く合うので、テイクアウトがおすすめです。
だって、ここはイスラムの方のお店だから、アルコールは置いていないので。
お摘みご希望の方は、テイクアウトを。

ゆりえちゃんとあたしは、「食べることが好き」のお友達。
いつも美味しいものの話ばかりしている。
だから、食べることが好きの友達が、
ゆりえちゃんとあたしの周りに集まってくるの。

ゆりえちゃんは、辛いものが好きで、
ココイチは１０辛いっちゃうらしい、強者みたい。
あたしは３辛のへたれなのだけど、スパイス料理が好きで。
いつもあたしが話す、「今日のランチ」に、
興味がいっぱいのゆりえちゃんは、
「どうしても、スターへ行きたいの。」と、
ハラスレストランへ行こう、と誘ってくれた。
仕事でイスラム系の方や、外国人との接する機会がときどきある彼女には、
ハラルレストランはそれほど遠いものでもない。

待ち合わせの場所へ行くと、ゆりえちゃんの友達が一緒に行きたいらしく、
その方とはハイウェイオアシス刈谷で待ち合わせた。
「えっ？ゆりえちゃん、もしかしてあの人？」
なんでわかるの？と驚いていたけど、
この場所で、一人でいるスリランカ人を見たことないもん(笑)

ゆりえちゃんと、あたしと、
先日、知りあったスリランカ人の青年と。
スターさんへ行くことになった。
お店のある場所を見て、笑い転げるゆりえちゃん。
彼女の明るさは気持ちイイ。
スターさんにいるネパール人ホールスタッフも、
インド人のコックさんも、彼女の明るさに笑顔でいられずにいるようなの。
「カノジョ　タノシイ　ヒトネ。」

あたしたち３人は、お料理を３種類選んで、シェアした。
スリランカの青年はチキンビリヤニが食べたいと言って、
あと２つのカレーはお任せしますと。
日本語が上手なので、コミュニケーションがうまくいく。
ビリヤニでマトンを選ばなかったので、もしかしたら苦手なのかと思い、
カレーは、チキンマサラと、ダルにした。
「パラタと、ロティにする？」
と、スリランカの青年に聞くと、
「オオ、パラタスキデス。ソレニシマショウ。」
と、目を輝かせていた。
青年は、あたしがお料理を知っていることを不思議に思って、
いろいろと質問してきた。
「アナタノ　ダンナサンハ　インドジンデスカ？」
良く聞かれる質問から始まって、話を進めていくと、
スリランカレストランでのパーティで、隣の席だったことがわかった。
あぁ、あのとき。。。
確かに、あたしの斜め前に、スリランカの青年はいた。
そして今日も、あたしの斜め前に座っている。

あたしたちが話をしていたころ、
ゆりえちゃんは、黙々と食べていた。
「もう、やばい。」
ビリヤニの長いお米、バスマティライスに目を丸くして、
パラタのしっとりサクサク感に、うまいと。
ロティの味わいは、ナンより勝と。
カレーのスパイスの切れ味が、たまらんと。

そっか。
ゆりえちゃんの味覚は、
あたしたちの、仲間なんだ。
これからも、きっと、
ゆりえちゃんと、あたしと。

「あーっ！久しぶり。また会ったね！」

笑顔の素敵な名古屋嬢２人が、声をかけてくれた。

「ほんと、また会ったね！」

＊

とても人見知りマンなあたし。
冒険と言いながらも、慣れるまでは、こっそり、ひっそりと食事をしているの。

１か月くらいまえのことでした。

「何たべてるの？」
独りで食べてるあたしに、声をかけてくれた２人の名古屋嬢。
笑顔いっぱいの彼女たちは、
あたしの食べてる謎のごはんを覗きこんでいた。
「おいしそうね、それ！」
「うん、おいしいよ！私も初めてだけど、辛くていい感じ♪」


ここは普通のカフェでも、喫茶店でもなく、
ハラルレストラン。
ときどき、外国人でいっぱいになって
日本人がいないこともあって、
パキスタンやインドネシアの男性でいっぱいになることもあるの。
なのに・・・、
今日のお客さんは、日本人女性だけだった。


彼女たちが今日召し上がっていたのは、
新しくきた、ネパール人のコック兼ホールスタッフが作るインドネシア料理。
ナシゴレンにサンバルを添えてだった。

あたしは、ダルとロティをいただいて。

「また会おうね！」と、お別れした。


ときどきだけど、
ハラルレストランや、ネパールレストランに名古屋嬢を見かける。
カレーマニアではないようで、普通の女の子が、
楽しそうに、おしゃべりしながら、彼らのごちそうを楽しんでいるの。
だって、東京でもマニア以外の子たちが、
ハラルレストランにくることなんて少ないはずだもん。

名古屋嬢って、美味しい物が好きで、フレンドリーなのかもしれないね。
好奇心が強くて、めずらしいものが好きなのかも？
色んな不思議がいっぱいだけど、
今日も、彼女たちの笑顔いっぱいに包まれて、温かい日でした。

近ごろお野菜が高くて泣けてくる。
大根食べたいのに高すぎる。
白菜ちっとも巻いてなくてカスカスで。
近所のおばちゃんたちも、畑で作った野菜が育たないと泣いている。
すぐそこに春は来ているのに、ちっともお野菜は育たなくて、
農協にもお野菜がほとんど並んでいないの。
それでも刈谷まで、少しのお野菜を買いに来ました。

いいの、お野菜なくても。
スターさんが、あるんだもん。

今日は軽くいただこうと、日替わりのワンプレーとのカレーにしました。

「日替りはなに？」

「マトンデモ、チキンデモイイヨ。」

もはや日替わりではないような気がするけど(笑)
チョイスさせてくれるなんて、めっちゃありがたい。

「じゃあ、マトンでお願いします。」

「OK♪マトンネ！サンバルサービス、ツケテアゲル。」

彼は、ネパール人コックさん兼ホールスタッフ。
日本語がとても上手なので、ホールも任されているみたいです。
彼は、インドネシア料理を担当しているの。
彼の作るサンバルは、とても美味しい。
あたしが辛いの好きだから、サンバルをと気を遣ってくれる優しい人。

あたしの家から遠い場所にあるんだけど、
それでも来たくなるのは、
彼らの笑顔のおもてなしがあるから。

ついでではない買い物帰りに、スターさんへGO！

いつも美味しいごちそう、ありがとう。

オートマチックの扉が開くと、
おっ、いつもの日本人女性だ！という笑顔をもらえるようになったころ。
ネパール人の彼におねだりしてみた。
「あたしね、今日は辛い料理が食べたいの。」
「それなら、サンバルをあげる。僕のツクッタ サンバル ネ。」

サンバルはインドネシアの、唐辛子やたまねぎ、ニンニクをすり潰した調味料。
種ごと潰すので、メッチャ辛い。
うれしい。
手作りサンバルは、作った人それぞれの個性があるから、とても楽しみ。

「サンバルにあうお料理はなに？ナシゴレン？」
ネパール人の彼は少し考えて、
「ソウネ。ソレモイイケド。　トリのカレー、ツクッテアゲルヨ。インドネシアにするね。」

期待してお店へ行った訳じゃなかったのだけど、
思いがけずにインドネシア料理をいただけることになった。
ううん。
あたし、ネパール人の彼の作ったインドネシア料理が食べたいと思っていた。
だって。
インドネシア料理WAMOさんのママさんから、
「アジアンのネパール人コックさんのインドネシア料理は美味しいよ」
そう、教えてもらっていたから。
辛さはどれくらいか聞かれて、
「ネパールの人と同じで大丈夫よ」と、いつものように答える。

彼が作ってくれたのは、
揚げた鶏肉を、炒めた野菜とサンバルで煮込んだ、インドネシアの定番料理だった。
名前は、アヤムサンバル。
アヤムはインドネシア語で、鶏の意味です。

骨付きのぶつ切り鶏肉を、カリッと揚げて、
サンバルの辛さと、ほのかなハーブの香りがした。
どこかに東南アジアを感じる。
カリカリに揚げたチキンに、しみ込むサンバルのうまさ。
念願の、彼のインドネシア料理は、
やっぱりおいしい。

この日は、なぜか？日本人女性しかいない日でした。
日本人女性たちは、あたしのお料理が気になったようで、
テーブルの上のお料理を覗き込みながら、「それは、なに？見たことない。」
と、一人でご飯を食べてるあたしに、優しく話しかけてくれた。
話していくうちにわかったことは、
このお店で週に１度お食事される、ご常連の方でした。
ハラルレストランで、マニアでない女性が毎週通っているのには驚いたのだけど、
美味しいお料理と、彼らの笑顔で納得な気もする。
あたしより少し先にお店を出た時に、
彼女たちがなにを召し上がったのか気になって、テーブルの上のお皿を見てしまった。
骨ゴロゴロ！！！ニハリだわ。

美味しいものは、誰が召し上がってもおいしい。
マニアだけのごはんじゃ、もったいない。

あたしは美味しい野菜を求めて、
ときどき、刈谷のJAで買い物をするの。

スターハラルレストランは、刈谷ハイウェイオアシスのすぐ近くにあって。
車で２分くらいの距離なの。
今日も、お野菜を求めてこの辺りまでやってきて、
帰りにサクッとスターさんへ立ち寄ることにしました。

１３時近くなっちゃったから、軽めのランチがいい。
日替りランチ　５９０円をいただくことにしよう♪

日替わりランチは、
ワンプレートに、ライス・カレー・サラダ・パパドが盛られてる。
ごはん少なくして、とお願いしたけど大盛り。
こういうお店のあるあるです(笑)

最近ホールに新しくネパール人の男性が加わって、
確か先週も見たことがあったので、前からいる人と勘違いしちゃったけど、
ニューフェイス♪　　　　　　　　　　　　
サンバルが好きだと話していたら、サービスでサンバルをくださいました。
このお店のサンバル、ズバッと辛くて美味しいです。
カレーと混ぜていただくのが好き。

５９０円で、大満足です。
買い物帰りに立ち寄って、サクッといただけるランチ。
おすすめです。

ランチタイムには、お値打ちなランチセットがあるんだけど。
好きなカレーを食べたい。

好きなカレーを選んだら、
ナンorロティorパラタがついてくる。
だから、好きなカレーを選ぼう。

どれにしようか迷ったけど、
スパイス感をたっぷり味わいたくて。
チキンマサラを、superhotでお願いしました。

焼きたてのロティとチキンマサラを、パキスタンのホール担当の男性が運んでくる。
たどたどしい日本語だけど、笑顔がいい。
ありがとう！
と、お料理を受け取り、
アツアツのロティをちぎって、チキンマサラにつけていただく。

オイリーでガッツリとしたパキスタンスタイルのカレーは、
ズバッとスパイスが効いて、めっちゃ辛くて。

おいしい！

思わず笑顔がこぼれる。

美味しいお料理をいただくと、どんな方が作ったのか気になるのが、あたしの性格で。
キョロキョロと厨房を覗きこんだ。

やっぱり！

今日は火曜日だから、コックさんは一人。
インド人の小柄の男性だった。

以前、「マディナのお料理が美味しい」と、ロタのマスターに話したときに、
腕の良いコックがいると言っていたことを思いだした。
「チイサイ　インドジン　リョウリジョウズ」

今日のコックさんのことだわ。

少年のような笑顔のインド人のコックさんの、
しっかりと焼き上げた、全粒粉の香り豊かなロティ。
バツンとスパイシー＆ＨＯＴテイストなカレー。
おいしい。

退院後、初めての２号ちゃんとのランチ。
いつものように、
「どっか、おもろい店いこっ。」
と、メッセージが届く。

おもろい店か。

いま、あたしのの中で、
おもろい店！って、思えるのが、
南なら、イアーマンレストラン、
西なら、アジアン居酒屋 ムルチュンガ、
東側ならここ、スターハラルレストランでしょう。

メッセージに、スターハラルレストランの住所を書き込んで、
お店で待ち合わせ。
「ここ、セクワコーナーより怪しくないね。」
あの、幻のネパール店セクワコーナーで、
ネパール人たちに囲まれてお食事を楽しんだ２号ちゃんには、
もう、怪しいお店とか、怖いとか感じることはないでしょう。
あたしにとっては嬉しいことで。
最近、２号ちゃんはご主人さんも誘って、怪しいお店へ出没しているらしい。
アングラな世界に引き込んでごめん。
昔からのあたしたちの友人は、あたしたちのことを「怪しい」と噂してるに違いない。


前回、ダルの美味しさを楽しんだあたしは、
今日はほうれん草チーズにしようと思って、チーズはパニールなのか聞いてみる。
パニールじゃなかったので、どうしようと思い、
ひがわりでいいかと、ランチセットをいただきました。

Aセットは、９９０円（税込）で、
タンドリーチキンもロティも、ごはんもついている。
パリパリのおせんべいパパドと、サラダも。
むっちゃ、お値打ち。

２号ちゃんは、ケララチキンを。
ちょっといただいたら、ココナツファインのスパイシーなカレーで。
「美味しいね。」
日替わりは普通な感じがしたから、単品でいただく方がいいと思った。

単品カレーには、サービスでナンが付く。
これは、ロティやごはんにも変更できるから、ありがたい。

オーナーが、２回目にきたあたしのことを覚えていてくれて、
なんだか嬉しかった。
お会計の時。
「今日は、快気祝いね！元気な顔が見れて本当に嬉しかった。」
そういってくれた、２号ちゃんの目に少し涙が。

本当に大切な友達って、
いつもそばいることじゃなくて、心で思ってくれること。
リアルタイムで連絡取り合うことなんて、ちっぽけなことだと思う。
病気になって感じたのは、
興味本位で人の病状を聞いたり、噂したりする人にも出会ったけど、
心から思ってくれている人も確かに存在していて。
それを気が付かせてくれてたような気がする。
生活の中で、色んなことがあるけれど、
雑音を気にしないことも、生きていくうえで必要なことなのかもしれない。

また、おもろい店へ行こうね！
２号ちゃん☆

１通のメッセージが届いた。
マディナのコックさんがお店を移ったらしい。
あの、インド人のおじさんかな？

台風の日。
どうしても刈谷まで行かなくちゃならないのは、
お米が切れてしまったから。
明日でもいい、といえば良いのだけど、
農協の近くには、メッセージのお店があるんだもの。
行かなくちゃ。
雨と風が激しさを増してきた。
大丈夫かな？
と思いながらも、迷いはない。
行くって決めたんだもの。

走り慣れた道ということもあって、
お店はすぐに見つかりました。
店内は、外国の方が多いような感じ。
あまりジロジロみれないけど、そんな感じ。
日本人いたのかな？(笑)
白い衣装で巡礼しているイスラムの方達が、ＴＶに映し出されている。
新安城のマディナさんと同じね。

ランチメニューを見ていると、
少し若そうな子（後で聞いたらネパール人でした）が、
通常メニューも持ってきてくれた。
ここから選んでもいいみたい。
良かった。
食べたいお料理は、ナンとカレーじゃないから。

パキスタン系の、ニハリ・ハリム・パヤがあったり、
スリランカの、コットゥロティもあった。
インドネシアのアヤムなんとかという、鶏料理もある。
主食は、ロティ、パラタもあるね。
もちろん、ビリヤニも♪

厨房からコックさんが出てきて、目が合うと、
彼がお水を運んでくれた。
あっ、インド人のおじさんだ！
「マディナにいたでしょ？」
「ソウ。マディナ」
あぁ、マディナのインド人コックのおじさんだ！
「おぼえてる？」
「オボエテル」
優しい笑顔はちっとも変わっていなくて、温かい気持ちになる。

ハリムとロティを注文すると、今日はないようだったので、
ダル＆ロティをいただくことに。
テイクアウトで、シシカバブとサモサも。
食べたいお料理がたくさんあるんだもん♪

インド人のおじさんのロッティは、
やっぱりおいしい。
噛みしめると、素朴なおいしさをグッと感じる。
カレーにあう主食は、ロティだとあたしは思う。
フカフカの甘いナンよりも、
塩味だけのロッティは、
カレーのスパイスをそのまま感じさせてくれるって思う。

気取らない、飾らない、
スパイスの切れ味と、素材を感じるダル。
マメマメしくて、マサラをしっかりと味わえるダル。
「おいしい。」
小さな、あたしの独り言(笑)

ＨＯＴチャイをサービスでいただいて。
チャイもおいしいね。

彼らのごちそうお料理がいっぱいのレストランで、
お腹いっぱいの満足感。

ごちそうさま、ありがとう！


あんなに激しく雨が降っていたのに、夜には星が輝いていた。


＊メッセージをくださったsinさん、本当にありがとうございました。