夏の睦月 : すし処 睦月

本日はこちらへ。
食べログ100名店にも選出されている愛知県は武豊町にあるお寿司屋さん。
ダンディな店主の独創性あふれるお寿司を堪能することができます。
なんで食べログアワードに入っていないのか不思議なくらい。
昨年訪問時に予約させていただいた席になります。
とりあえずビール、あとは冷酒をガブ飲みです。
いただいたものは以下の通りです。

まずはおつまみから。
●イカ飯
●穴子の炙り
醤油の焼けたいい香り。
●熊本の銀杏
●花わさびとホンミルガイ
身とワタ。
●三河湾の豆鯛
干して焼いてあります。
●気仙沼の鰹
辛味大根と。
●鰆
燻しと焼き。
焼きはジューシー、燻しは香りがたまりません。
●鱧
皮目を炙ったものとフライ。
茗荷のキンピラを添えて。
●三河湾の鰯
タレで焼いて大葉と混ぜたシャリで丼に。
実山椒がいい感じ。

ここから握り。
シャリは2種類使い分けているので赤酢のシャリは赤、米酢のシャリは白と表記してます。
●ケンサキイカ　赤
●三河湾　鱚の昆布締め　赤
●初物のスジコ　白
軍艦で。
●コハダ　白
●三河湾　ワタリガニ　白
●三河湾　シンイカ　白
●シンイカのゲソ
わさび醤油和え。
●シンイカのゲソ
生姜を和えて炙りで。
●鮪　赤
●三河湾　豆鯛　赤
炙り。
●三河湾　マコガレイ　赤
●甘海老の昆布締め　白
●蒸穴子　白
●干瓢巻き　白
●赤出汁


いや〜、相変わらず美味しかった。
お隣のご夫婦とも仲良くなっちゃって楽しいひとときを過ごすことができました。
ごちそうさまでした。

今夜はこちらへ。
愛知県は知多郡武豊町にあるお寿司屋さんになります。

数年前から何度か予約の電話を試みましたがその度満席、昨年のリニューアルを経て今回ようやく伺う事ができました。
とはいえ今回の予約は半年ほど前に入れたものですので知多郡武豊町という立地ながら相当予約困難なお店になります。

18時からの一斉スタート、16500円のコース。
リニューアルした真新しい店内、白木の一枚板のカウンターにてスタートです。
隣との仕切りがあり窮屈ですが、お一人様なのに大将の目の前の特等席。
とりあえずビール、後は冷酒をお任せでお願いしました。
いただいたものは以下の通りです。

●とうもろこしと湯葉のすり流し
夏にぴったりの先付け。
甘さと食感も素晴らしく、一品目から「ここは美味い」と確信。
●地物の蛸
歯応えも残しつつ絶妙な柔らかさで炊いてあります。
●メヒカリの炙り
干したものを炙ってあります。
旨味成分でビールが進みます。
●茗荷のきんぴらと平貝の明太子焼き
枝豆も付いてます。
●鰆
醤油漬けした鰆を藁で燻したもの。
藁焼きではなく、煙で燻してあります。
悶絶級の美味しさ。
ここで冷酒に切り替えます。
●地物のしらす
山椒の実と木の芽をちらしてあり下にはシャリ。
正にちりめん山椒丼です。
●太刀魚の幽庵焼き
美味い。

次の甘海老はつまみか握りか選べるとの事。
味噌を多く使用するのはつまみとのことでつまみで。
●甘海老の昆布締め
海老味噌と山葵で。
●地物の鯵
芽ねぎか浅葱と生姜醤油で和えたもの。
美味いに決まってるヤツです。

ここから握り。
●鱚の昆布締め
シャリの温度は高めから。
赤酢を使用してますがマイルドで美味しい。
●豆鯛
サッと漬けにした後に皮目を軽く炙って。
皮目を下にして握ってあります。
最高です。
●鯵
先程のおつまみの握りバージョン。
最強。
●大間の紫雲丹
細巻き。
●地物のマコガレイ
最高。
●大トロ
鳥取県境港。
●三河湾の穴子
熱々ふわふわの穴子。
ここからシャリがガラッと変わります。
先程までの赤酢主体ではなく、米酢の白いシャリ。
●コハダ
●小柱の軍艦巻き
●ネギトロの細巻き
鮪の頭の脂の乗った部位。
●かんびょう巻
●玉子焼き
●赤出汁

いや〜、美味しかった！
江戸前の匠の技と豊かな独創性。
おそらく大将は「美味しいからそうしてる」だけかと思いますが、おつまみや握りに加えられる一手間にとにかく悶絶させられました。

まずはおつまみ。
私はお寿司屋さんや日本料理店ですとまずビールを2杯、そこから冷酒に切り替えるスタイルなのですが、それをわかっているかの如くなおつまみの構成でした。
序盤の4種はビールとの相性抜群なおつまみ、冷酒に切り替えるタイミングで鰆の藁燻しが登場。
そこから数品〜握りですので否が応でも冷酒が進みます。

そして握り。
マイルドな赤酢のシャリとキレのある米酢のシャリを使い分け、温度や握り加減もネタによって絶妙にコントロールされています。

実はまだまだ食べられたのですが。。。
こちらは現金払いのみで、おろすのを忘れてお財布には25000円しか無い事に中盤で気づく（汗）。
高級寿司店だと飲み物代だけでも軽く10000円を超してくるお店もあるので、追加せずに恐る恐るお会計。
するとびっくり、お会計は21000円程度。
安堵と共に「もう少し追加すれば良かった」と後悔。
しかしながらビールを2杯、冷酒を3合以上いただいてこのお値段は驚愕のコストパフォーマンス。

その上居心地も抜群。
白髪のダンディな大将ですが、お一人様の私にも分け隔てない接客で色々なお話をさせていただきました。
都心部のお寿司屋さんにはあまり無い何とも言い表せない雰囲気。
大好きな福島県「小判寿司」の居心地の良さに近いかもしれません。

次の予約を土曜日指定で伺うと年内満席、まさかの1年以上先の来年の夏になりました（笑&涙）。
次回は腹一杯食べまくりたいと思います。
ごちそうさまでした！