感動的に美味い紅玉を使ったアップルパイ。 : ミルグレイ

再訪
紅玉のパイ 864円 (11月９・10日限定販売)
蓼科の指定農場から取り寄せた紅玉を使用したアップルパイ。
一辺が約18センチの正方形で、箱を開けた瞬間からこんがりと焼けたパイ生地と、リンゴの甘酸っぱい香りが立ち昇り、これだけで溜息が出る。
切り分けて食べてみると、香りで膨れ上がった期待を裏切らない、絶妙な食感と甘酸っぱさが味わえた。
パイ生地は一層一層がとても薄く、繊細な噛み心地で、濃厚なバターの風味たっぷり。そしてリンゴは繊維っぽさが全く無く、マッシュポテトかと思ってしまう様なしっとりとした食感で、甘過ぎず酸っぱ過ぎず、生地の香ばしさを邪魔する事も無く、しかしあくまでも主役の存在感を保っている。
非常に質の高い、感動的に美味しいアップルパイを堪能した。

10月7日から11月1日までの予約期間で、各日100台の限定販売。
夕方5時近くの訪問で、既にショーケース内のケーキは残り少なかったが、このアップルパイなのかタルトなのか、店内にもバターが焼ける甘く香ばしい、堪らなく良い香りが立ち込めていた。　(2017年11月9日利用)

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再訪
ベイクドチーズタルト 486円
焼きチーズのしっとりとした舌触りと濃縮された味わいが、ザックリとした食感の香ばしいタルトとの抜群のコンビネーションを生み出している。
焼く事によって余分な水分が飛び、成分や香りが強くなるのは様々な食品で起こる事だが、このチーズの香りの強さは格別。
チーズはフランス産キリ社のクリームチーズ使用との表示あり。

いちごのショートケーキ 388円
チーズタルトと対称的に、こちらはスポンジ、生クリーム共にあっさりとして軽い印象。甘さも控えめで、旬の苺の程よい甘酸っぱさが活かされている。
濃厚さを求める向きには物足りないと思われるかも知れないが、後味が良く、コーヒーにも紅茶、或いは日本茶にも合う。

用事で日進市の香久山に行ったついでに、2度ほどお土産に買って帰ったら妻にとても評判が良かったので、今回は本人と共に訪ねる。
相変わらず客足が途切れる事は無く、常に何組かはケースの前でケーキを選び、レジで順番を待っている状態である。 (2017年2月19日利用)

いちごのタルト 432円 (税込)
苺と生クリーム、タルトという、シンプルにして最もバランスの良い組み合わせ。
生クリームは甘さ控えめで食感が良く、香ばしくて厚みのあるタルトとの相性も抜群。
真っ赤に熟した苺の甘酸っぱさも、秀逸。

キャメル 399円 (税込)
一番上の透明なジュレ状の層が、綺麗で涼しげな印象を与え、本体のキャラメルムースの中には、更に香ばしいヘーゼルナッツのムースが仕込まれている。
ムースの適度な弾力と、ふんわりとした舌触りが心地良く、一番下のカリッとした部分も香ばしくて美味しい。

抹茶 334円 (税込)
キャメルと同じく、トップが綺麗なジュレで覆われていて、抹茶のムースの自然なまだら模様が美しい。
抹茶のムースとスポンジの、ふんわりとした食感と控えめな甘さ、ほろ苦さのバランスが絶妙。 (以上、2016年6月1日訪問)

シュークリーム 160円 (税込)
壺に栓をしている様な、ユニークな形のシュークリームで、注文を受けてからクリームが詰められるとの事。
カスタードクリームは、滑らかで甘さは控えめ。
パイの様な生地かと思ったが、まるでラスクの様な、厚めでカリッとした独特の食感で、フォークなどで食べると結構散らばってしまうが、とても香ばしく、カスタードクリームとの相性も良い。 (以上、2016年6月3日訪問)

日進市香久山の、県道221号・香久山南交差点から北へ200mぐらいの所に、赤い三角屋根とクリーム色の壁の、小さな建物がある。
駐車場は、敷地内に9～10台分。
フランス語で、mille は千、grue は鶴。
おそらく千羽鶴の意だと思うが、由来は不明。
店内は、焼き菓子かタルトを焼く良い匂いが立ち込めている。
正面の背の高いケースには、ホールケーキやロールケーキ、向かって右のケースには、ショートケーキなどがたくさん並び、左奥には、焼き菓子が陳列されている。
この辺りは緑豊かで、新しい住宅や趣味の良い店が多く、この店も、洗練された雰囲気の中に、地元に根ざした店ならではの暖かさや優しい雰囲気が溢れている。