ワイルド ワイルド 鰻 : 田代

うなぎ100名店、食べログアワード2020Bronze、2019Silver、そしてミシュランビブグルマン。評価され続ける、瀬戸の鰻の名店、田代。

今回は約１年ぶりに訪問しました。

【お店について】
平日、９時少し過ぎに行ったら、ちょうど大将が来て受付をしてくれました。前には先客１組が受け付けしていて、２番目にエントリー完了。

大将が時間ごとに区切った予約シートのようなものを持っていて、それを見ながら受け付けしてくれました。最初だったので好きな時間を選べました。
遅めの13時にしたので、それまでに用事を済ませることができました。

しかし、結構早く行ったつもりでしたが、先客がいたとは…。やはり平日でも気合いの入ったお客さんがいます。

指定された時間5分前にお店に行って、店の前で写真を撮っていてたら、大将から⚫⚫さーん、と呼ばれて入店。

店内はいつもながら、鰻を焼く煙がモクモク充満していますが、思い切り窓は開いているので、ある意味、感染症対策は万全です。

【うなぎについて】

⚫鰻丼(上)　4200円
一匹の鰻を半分に切った大きな切り身が3つ、つまり1匹半分の鰻がのったもの。丼からはみ出すサイズです。この値段は驚異的にリーズナブル。

大将が生きているウナギを手掴みで桶から出して、サッと捌いて串を打ち、直ぐに炭火の上へ。
鮮度は抜群。

半分に切って焼き上げ、そのまま丼にワイルドにのせてあるので、かぶりついて、噛みきるしかありません。どうやってもお上品には食べられないです。

今回の焼き具合は、皮はややパリでちょいコンガリ。
かつてベストだった焼き具合はパリとコンガリが2割増だった気がしますが、まぁ誤差の範囲内。

いつもながら変わらないのは、その肉厚さでしょうか。脂がほとばしる程のジューシーさ、シャツに脂が飛んで染みになったほど。

【まとめ】
においが身体に染み付くのもワイルド、
鰻の肉厚さと焼き方もワイルド、
その鰻のサイズもワイルド。
そして食べ方もワイルドに行くのが田代の鰻なのです。

とにかくワイルドな鰻丼なので、においが付くと困る方は厳しいかも知れません。

愛知県で最も有名かも知れない鰻屋さんに、2年ぶりに訪問してみました。平日にも関わらず12時前には受付終了となってました。相変わらずの人気ぶりです。

【お店について】
女将さん？の話では、平日は9時頃から受付開始みたいです。9時ジャストにお店に行ったときには既に前に受付を済ませたお客さんがいたので驚きました。
ウェイティングリストとかはなく、大将に名前と人数と訪問する時間を告げて受付完了です。大将はホワイトボードに書き込んでいました。早い時間だと、自分の好きな時間を指定できるようです。

指定した時間にお店に行って、黙って静かに外で待っていると名前を呼んでもらえます。
このシステムなら、待ち時間を別のとこで使えるので悪くないです。

店内は鰻を焼く煙が充満しており、モクモクです。食欲をそそられますが、体全体にニオイが付くので鰻を食べてきた事が他の人にバレます。このワイルドな感じもここの売りなのかも知れません。


【うなぎについて】

◎鰻丼(上)　4100円
ハーフカットの大きな鰻が3つ、つまり1匹半分の鰻がのった、コチラのお店のフラッグシップ。

大将が手掴みで桶から出して、サッと捌いて串を打ち、直ぐに炭火の上に運ばれるので鮮度は間違いないです。

鰻の身は相変わらずの肉厚な鰻。
焼く時点でハーフカットされて焼かれますが、そのサイズのまま提供されるのでカブリつく必要があります。ダイナミック。

今回の焼き具合としては、皮はパリっとまではしていないものの、グニャリともしておらず、まぁ適度な具合。身の方はコンガリしていて端っこは香ばしい程。焼き方を拝見したところ、皮の方よりも身の方をしっかり焼かれるように見受けられました。

タレは自分的には少しから目ですが、この肉厚鰻にはちょうど良いかも知れません。

ご飯は軟らかすぎず硬すぎず、ちょうどよい固さでした。

【まとめ】
大将の焼き方もダイナミックそのもので、途中、素手で鰻を握っておられました。かなり熱いと思いますが、さすが匠の技だなぁ、とみてました。

焼き方も鰻も、一言で言えばダイナミックといったところかも知れません。

焼き方には人それぞれ好みがあると思いますが、自分的にはあと少しだけ皮の側をコンガリさせてくれたらなぁ～、と思います。
コレまで来た4回の中で1度だけ自分的ベストなことがあったのは間違いないのですが･･･。

食べログではブロンズ2回、そして直近ではシルバー。ミシュランでもビブグルマン。とても高評価な鰻屋さんであることは確かです。

前回、オープン時間の11時半に行ったら2時間ほど待ったので、今回はかなり早く行ってみました。ただ、あまりに早く行ってもオープンまで結局2時間以上待つだけ、と言う事実に行ってから気付きました。

他の方の動向を見ていると、行ったんお店に来てリストに名前を連ねた後、何処かで時間を潰して戻ってくるようです。
ただ、12時半にお店に行った時、「品切れ」になっており、何組かのお客さんは涙を飲んでました。

【お店について】
宮前地下街(でも地下ではない)というレトロな商店街の中ほどにあります。駐車場は結構シビアです。店内はいつも変わらず年季の入った良い感じです。

【鰻について】
◎うな丼(上)　半身×3　3800円
ここの豪快な肉厚鰻を楽しむなら、思い切って鰻一匹半がのっかった「上」を食べることにしています。
ここのお店も値段は1年前と変わってなかったので、そろそろ値段上昇も落ち着いたっぽいです。

今回の鰻は1年前に比べてコンガリ感が少なめでした。ジブンの場合、肉厚の鰻でコンガリ感少な目だと、ぐにゃりと弾力ばかり感じてしまいまして･･･。いえ、これは好みの問題だと思います。

さばいたばかりの肉厚鰻、それを蒸さずにそのまま炭火直火で焼く関西スタイルなので、もう少しコンガリさせてくれたいいなぁ、と思ってしまいました。

【まとめ】
気のせいなのかもせしれませんが、前回をベストな焼き具合と考えると、焼き具合に若干ムラがあるような気がします。ただ、焼き加減は好みの問題なので、食べる人の好みに合えばいいと思います。肉厚の鰻をたっぷりとリーズナブルに食べられる、これは間違いありません。


　

瀬戸方面に出張があったので、実に10年ぶりくらいに田代の鰻を食べてみることにしました。

開店は11時半のはずですが、11時頃お店に到着し、ウェイティングリストを見ると既に前に10組以上。お店に入れる目安の時間が書いてあり13時頃でした。平日なのに恐ろしいことです。

【お店について】
瀬戸の駅から少し行った場末の商店街の一角にあります。
店舗はかなり小さめ、大将がひとりでせっせと鰻を焼き続けています。

【鰻について】
◎鰻丼　上　3800円　（鰻一匹半）

すごく待ったので迷わず上をオーダー。
実はここ10年ほど来てなかったのは、前に食べたときに鰻の弾力ばかりが強調されていて、焼きが自分の好みではなかったからなのです。
しかし、今回は違いました。昔のことは記憶違いかと思ってしまうほど満足でした。

鰻丼（上）は大きめの鰻がほんとに一匹半のってます。目の前で焼かれていた鰻なので間違いなく大きな鰻です。丼の蓋が閉められないほどの鰻、なぜ蓋をするのかというと、おそらくは蓋の上に鰻を一時退避させたりして使うためなのだと思います。

鰻は確かに肉厚ですが、今回はぐにゃりというのは皆無。香ばしく炭火で焼かれた鰻は肉厚なのにふわっとしていました。脂はじわっと広がります。いや、実に美味しいです。

そして、特筆為べきは値段の安さです。一般的な鰻丼の２杯分くらいの鰻の量ですが、値段は鰻丼１杯分。安いです。

【まとめ】
安くてそして美味い、そりゃ混で当たり前です。待つことが苦にならないならアリです。